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一般コラム

コンテナハウスの価格は安い?おしゃれ?用途や実際に住んだ感想なども解説。

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コンテナハウスの価格は安い?おしゃれ?用途や実際に住んだ感想なども解説。

最近急速に耳にする機会が増えた「 コンテナハウス」。海外のおしゃれな施工事例など、画像で目にした方も多いのではないでしょうか?

「コンテナハウスとは?用途は?」
「価格は?中古で買える?税金は?」
「メリット・デメリットは?」
「実際に住んでみてどう?」

不景気や価値観による経済観念の変化、ミニマリズムの台頭、自然に近い暮らしへの志向などを背景にして、 コンテナハウスの存在感が増してきています。

今回は「コンテナハウス 価格」についてのお話をします。読めば住まいや建物に対する新しい価値観建開けるかもしれません!

1.コンテナハウスとは?

1.コンテナハウスとは?

コンテナハウスはひと口に言えば、荷物運搬用の鉄製コンテナを建築物に流用したものです。

近年では居住用を含めて用途が拡がり、おしゃれな外観・内装が目を惹くものが出てきていますね。やはりアウトドアブームやミニマリズムの台頭も、普及の追い風となっていると考えられます。

1-1.コンテナハウスの用途

居住用の他、倉庫、勉強や趣味(防音等)、作業の個室、トイレ、ガレージ、事務所などさまざまに利用できます。

一つ難点は、日本国内で住宅等の用途で建築確認を取るためにJIS規格の新品のコンテナを準備する必要があるため、海外のように中古コンテナを流用して格安コストで建築するということは困難です。

海外製コンテナのISO規格のものは素材として使えず、中古のJIS商品は規格適合のための作業にコストがかかるため、新品と変わらない価格となってしまうためです。

2.コンテナハウスの価格は安い?

2.コンテナハウスの価格は安い?

また建築も、安く上げることもできるのですが、こだわり方や用途によっては高コストにもなり得ます。(もちろんただの収納や資材置き場として利用するのであれば、中古製品を買って設置すればOKです。)

中古マーケットでは中古コンテナ、旧来のプレハブ個室(勉強部屋)なども同カテゴリーで扱われており、居住用のコンテナハウスの情報流通は、現状まだ多くはありません。

2-1.価格相場

新品・中古・レンタルで、導入コストが大体幾らくらいかをご覧ください。イベント会場等に欠かせないトイレユニットは中古の扱いもあり、5万円台の格安から入手できます。

新品パネルハウス3連棟木目パネルハウス約11坪¥2,604,800
(税込・運送費別途)
中古店舗2連棟高級サイデイング8坪¥1,958,000
(税込)
レンタルユニットハウス3.8坪を4ヶ月間レンタルした場合178,200円
(税込)
中古トイレ軽水洗 和式トイレ(汲取式)¥82,500
(税込・運送費別途)

新品コンテナを居住用に仕立てるための費用目安は以下です。それぞれの価格項目にはかなり幅はありますが、それでも普通に家を建てることを考えれば「激安」の部類であることが分かります。

新品コンテナ構築のめやす費用一覧
コンテナ本体価格10〜50万円/本コンテナ本体にかかる料金。
オプション料金0〜100万円塗装やドアの取付などコンテナの加工や部品にかかる費用。
送料・運搬費用5〜15万円設置現場までの運送代金や現場での設置費用。
建築許可手続き費用20〜50万円建築許可の諸手続きが必要な際の費用。

2-2.固定資産税

コンテナハウスでもある程度以上の規模と構造の物件は固定資産税が課税されます。

屋根と壁があり風雨をしのげること、基礎が土地に固定されていること、使用目的に適した用途が明らかであることが、固定資産税課税対象の条件です。

たとえばカーポート、ビニールハウスなどは対象外となりますが、コンテナハウスも基礎の構造によっては課税対象外となり得るようです。

※住居の固資税を無料にする方法です。

3. コンテナハウスのメリット・デメリット

3. コンテナハウスのメリット・デメリット

3-1.コンテナハウスのメリット

じつはコンテナは高級プレハブメーカーのユニット同様 「重量鉄骨造」に相当し、気密・断熱・耐火性能は高いのが強みです。

したがって例えば「へーベルハウス」などと同様に工期は短めで考えることができます。構造上、追加施工や移転除却も比較的やりやすいのも特徴と言えるでしょう。

加工によってユニットの組み合わせができ、 広い空間を作ったり、2階建てにしたりといった様々な空間作りが可能となっています。店舗、事務所、ガレージ、災害時の避難住宅ほか、幅広い用途で活用されています。

「狭そう」というイメージと裏腹に天井高は、木造などとほぼ遜色がありません。天井高の高い(2.6~2.7mの)ハイキューブタイプにしっかり断熱を施した状態で、木造建築と同じくらいの天井高となります。

シンプルでハードな外観にも人気が集まっており、逆にシンプルな分アレンジのしかたで色々なテイストを出すこともできます。

3-2.コンテナハウスのデメリット

ちゃんと作れば、そう安くはないということは言えますが、これはコスパ観の問題なので、評価基準が難しいです。

ユニット単位ではそのまま運んで設置することが必要なため、ユニックなどで搬入が可能な場所に施工が限られます。

断熱処理の具合にもよりますが、未使用状態では熱がこもりがちになります。(処理を施さないただのコンテナの場合はサウナです)

防錆をちゃんとして寿命は40年くらいですが、思えば一般的な木造住宅の使用年数も、そのくらいと思われます。

作りこまなければ、見た目はコンテナのままなのですが、それがよい=メリットという人にも人気があるのがコンテナハウスです。

4.コンテナハウス 実際に住んでみた感想

4.コンテナハウス 実際に住んでみた感想

実際に住んだ感想を集めました。

沖縄県・居住用に建築したご夫婦
「広い空間が欲しかったんです。費用を抑えながら、できるだけ広い家がよかった」
「いい風が吹いてきますし、海や空との一体感も味わえます。夏でも夜は肌寒いくらい涼しいです」

「鉄板の品質に問題があったようで、あちこちがさびています。」
「雨風や土ぼこり、バッタやカマキリまでが」室内に入り込んできますね」

アメリカ・移動ハウス・ご夫婦
「窓に近いので自然を身近に感じられる。冬暖かい。」
「住宅ローンなしで家が持てる。家ごと移動できる。」
「安く住めるので将来住む家の資金を貯められる。」

「仕事をするスペースがない。個室がない。収納が少ない。」
「トレーラーハウスの特性上、大きな庇が付けられないため夏暑い。」

4-1.おシャレなコンテナハウス

注目が集まったことでコンテナハウスの開発が進み、おしゃれで機能的なコンテナハウスが増えてきています。

キャンピングカーのたたずまい

オーストラリア・「小さいだけでなく質の高い暮らし」

こんなに様々な意匠が可能。

自作したくなるおしゃれコンテナハウスBest10

5.コンテナハウス 価格についてのまとめ

コンテナハウスの価格は安い?おしゃれ?用途や実際に住んだ感想なども解説。

以上、「コンテナハウス 価格」というテーマでのお話をしました。まずはやはり、この 価格の絶対的な安さに驚かされてしまうのですね。

しかしただ安いというだけでなく、この価格ですから 「早く、気軽に、色々な場所に自分の家を持てる」というメリットに着目するという視点もあるわけです。

将来普通の家を買うにせよ、そうでないにせよ、色々な経験を積む中で人生の肥やしが形成されることが期待できますね。

あるいは逆に、 齢を重ねて普通の家から自由な場所のコンテナハウスに移り住むというパターンも考えられます。狭ければ掃除も楽で、持ち物も減り、老後の理想にもフィットします。

何か新しいものの普及には必ず、参入障壁があるものではないでしょうか。

しかし今後の経済動向や住宅事情、住まいに対する価値観の変化を考えると、「普通の住宅」と「コンテナハウス」は共存を経て、境目がなくなっていくように思えます。

「コンテナハウス 価格」 のポイント
  • コンテナハウスはひと口に言えば、荷物運搬用の鉄製コンテナを建築物に流用したもの。200万円以下で住宅建築も可能。
  • アウトドアブームやミニマリズムの台頭も、追い風となっている。
  • 近年では居住用を含めて用途が拡がり、おしゃれな外観・内装が目を惹くものが出てきている。
  • 安さ・設計の自由度が魅力な反面、居住性・設置場所などに工夫が必要。
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松崎サブロー

松崎サブロー

イエベストの編集長です。宅地建物取引士。不動産会社では不動産投資、不動産売却、不動産賃貸、不動産管理など幅広く担当。 不動産に関わる難しい知識を初心者にもわかりやすい正しい情報として提供することを心がけています。

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