日本生まれで、国内の用途の汎用性も高い「モナコイン」。根強いファンの支える仮想通貨です。
「モナコインでマイニングはできる?」
「マイニングの方法は?わかりやすく知りたい」
「マイニングで儲かる?」
マイニングも可能で、その他多くのメリットを持つモナコインは、今後も国内外で力を発揮していく可能性があります。目を離せない存在と言えますね。
今回は「モナコイン」についてのお話をします。モナコインの可能性とマイニングの世界。ぜひ参考にしてください。
目次
1.モナコインはマイニングで取得できる?
1-1. モナコインとは?
出典:副業ガイド
Monacoin(モナコイン)とは、ひろゆき氏の立ち上げた日本の有名掲示板サイト「2ちゃんねる」のソフトウェアで、わたなべ氏によって開発された日本発の暗号通貨です。
通貨の表記=単位は「MONA(モナ)」で、語源である2ちゃんねるのアスキーアートにちなんで、モナーコインとも呼ばれます。日本国内ではビットコイン級に使い道が多く「決済通貨」や「投げ銭」などにおいても使用が可能になっています。
ビットコインに比べ送金がとても早く、P2Pによって世界中のどこの人にもスピーディにモナを送ることができることに加え、送金手数料も安くなっているのが特徴です。
また、モナコインには発行元が存在せず、さらにオープンソースで不正な行為を行うことができない仕組みになっているのも特徴です。
日本で暗号通貨を普及させるための一つの手段として3年前にオルトコインの一つであるモナコインに注目していました。やっとメジャーになって来たね。
自腹切っても「楽しいから」……アキバで“流通”する仮想通貨「モナコイン」の謎 (IT... https://t.co/CHEOyBmbqX— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2017年11月13日
モナコインはビットコイン同様、マイニングによって獲得可能で、発行上限数量は1億512万MONAで、2020年12月7日現在でのブロック高は「239万6,144」ブロックです。発行上限数量に関しては、ビットコインの上限と比べ5倍近く多いです。
1-2.マイニングとは?
マイニングとは、投資家が取引記録の管理の補助作業を行い、報酬としてコインを受ける行為です。プロセスは以下です。
1.ブロックチェーン ↓ | ブロックチェーンとは取引記録の台帳 |
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2.取引記録の更新 ↓ | 新規の取引記録が繋ぎ合わされ、記載更新される |
3.採掘者の認証 ↓ | 採掘者(マイナー)が認証し、認証のフラグを鎖の末尾に付与する |
4.採掘の報酬 ↓ | 報酬としてコイン新規発行 |
この認証は誰でもすぐできるわけではなく、採掘者=採掘する投資家が取引記録を認証するためには、コンピューターの演算機能を使って難解な数学のパズルを解く必要があります。
最初にこのパズルを解いた採掘者・マイナーのみに「承認権」が与えられ、実際にその権利を行使して承認作業を完了させることで仮想通貨を得ることができる仕組みとなっているのです。
1件の取引に対し、1人の採掘者・マイナーしか報酬を得ることはできないため、「誰よりも早くこのパズルを解く」という競争が生じます。
効率の良い作業のために、PCも高性能を要求されるようになり、現在では個人のパソコンではこの「競争」に勝つことはほぼ不可能な状況になってきました。
マイニングには、「ソロマイニング」「マイニングプール」「クラウドマイニング」の3種類があります。
ソロマイニング | すべてを1人で行うマイニング |
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マイニングプール | 協力関係にある複数のマイナーと行うマイニング |
クラウドマイニング | 遠隔でマイニングを行うためにハードウェアを利用する方法 |
個人投資家にとってソロマイニングは、全てのインフラを準備する点で非現実的であり、クラウドマイニングはモナコインにほぼ非対応となっているため、マイニングプールのみが可能性があることになります。
「採掘工場」「マイニング工場」という言葉があり、採掘・マイニングをする工場のことを指します。「工場」と呼ばれるほどに広い敷地を使って採掘を行っている企業が世界には存在するという証です。
2. モナコインの採掘方法
特定の仮想通貨をマイニングするには、その通貨に対応した「マイニングソフト」と「ウォレット」を用意すれば始めることができます。
2-1.ユーザーグループ「マイニングプール」に入る
多くの仮想通貨はマシンパワーがあればあるほど有利というタイプのものが多く、一人でマイニングを行うと効率が悪かったり、そもそも仮想通貨が掘れないといった状況もあります。
したがって、同じ地域や利害が近いユーザー同士でグループを組んで、同じ種類のコインのマイニングを行うことが主流となっているため、その際利用するのが「 マイニングプール」です。
マイニングプールに自分のPCを登録することで、他のユーザーと協力してマイニングを行うことができます。マイニングソフトを設定する際にマイニングプールの情報を入れる仕様にもなっています。
モナコインを扱う国内プールとしては最大級の規模で、情報が集めやすい「VIP Pool」の参加がおすすめです。
※PCメーカーもマイニング専用のマザーボードを発売しています。
世界最高水準の性能を誇るアルトコイン向けマイニングボード「VMINE」を販売開始
3.モナコインをマイニングした場合の収益(報酬)
現時点でのブロック報酬(マイニング報酬)は、12.5MONAです。ビットコインなどと同様、発表される半減期に半額に減ります。
以下はモナコインマイニングの基本情報です(2021年7月29日現在の情報)
ブロック高 (ブロックの番号。×10分でおおよその経過時間) | 2396144ブロック |
ネットワークハッシュレート (採掘の演算速度) | 41098.72GH/秒 |
難易度 (値が低いほど採掘が困難) | 892562.3116619758 |
総発行予定モナ | 1億512万MONA |
採掘アルゴリズム (採掘の計算式) | Lyra2REv2 |
現在のブロック報酬 | 12.5MONA |
平均ブロック生成時間 | 90秒 |
一日に採掘されるMONA | 約12000MONA |
一日に採掘されるMONA (現在のレート換算) | 約1825200円 |
ただし半減期には、通貨のレートは上がります。
半減期が近づくと、利用者によるマイニングの量は激減しますね。報酬が半減するかもしれないタイミングであるため、マイニングをする人間が減ることになるからです。
新規発行量が減るということは、市場に流通するモナコインの量が減ると=経済の基本として流通量が減れば当然単価は高くなり、半減期の直前に価格が高騰する理屈です。
モナコインの半減期は前回2020年の9月に実施され、 1MONA=220円程に高騰しています。
※その時のブロック報酬のレートで、収益計算ができるサイトです。
モナコインマイニング収益計算
4.「モナコイン マイニング」についてのまとめ
以上、「モナコイン マイニング」というテーマでのお話をしました。最新の消費者保護の実態、実際にどんな事例があるかなどは、理解を頂けたでしょうか。
最後にモナコインのこれから・将来性についてです。日本初ということで、応援したい心情と、反面ガラパゴス化しないかという不安が両方ですね?
まず、仮想通貨は新しく取引所に上場すると、取引者数が増えて価格が上昇する傾向があります。例えば2018年7月19日に大手LINEがシンガポールで運営する「BITBOX」にモナコインが上場した際は、3日間で 1MONA=220円→280円と、25%ほど高騰しました。
モナコインは信頼度が高いCoincheck(コインチェック)やbitbank(ビットバンク)など国内大手取引所が取り扱っているため、今後も海外取引所へ上場する可能性が十分あります。
国内だけではなく海外へ上場すれば、モナコインのさらなる価格上昇を期待できると言っていいでしょう。
また、2018年の4月には動画配信サービス「ツイキャス」を運営するモイ株式会社が、自社サービスのビットコイン&モナコイン払いに対応したと発表。「ツイキャス」は世界で2000万以上のユーザーがいる人気サービスです。
また、それとほぼ同じタイミングで、モナコインのマイニングプール「VIPPOOL」が上場企業によって買収されました。モナコインのマイニングプール買収のニュースをうけ 1MONA=480円→560円と15%ほど高騰しました。
このようにモナコインが使えるサービスが増えた際などにも、その分高騰する可能性があるわけです。
マイニングはハードルが上がってきて、相応に本腰の入った取り組みが必要そうですが、モナコイン自体は今後も期待ができるようですね。
- モナコインは日本発の仮想通貨で、オープンソースによる安全性や送金速度、用途の広さから支持を集めている。
- モナコインはマイニング=採掘可能で、それなりのインフラが必要な関係から、個人で行う場合はマイニングプールに加わるのが一般的。
- モナコインに将来性はあり、取引所への新規上場や、取り扱い対応の拡大などを機に、価格が高騰する可能性を持っている。