「オープンハウス」の評判や口コミをお探しでしょうか?相続・資産売却を検討中の人だけでなく、投資や、居宅の購入ご希望の方も多いかと思います。
「どんな会社なのか知りたい」「建売の施工に欠陥やトラブルは多い?」「他と比べて安い理由は?」「社員の待遇・就職・転職は?」
コロナ禍などで都市部の不動産に、特有な動きの見られるいま、ますます注目される要素の多い会社がオープンハウスです。
「都心の一軒家」と聞くと多くの人は「高そう」「買えない」「金持ちが住む家」などと思うのが普通でした。ところがオープンハウスの功績で、好立地で手の届く価格帯の戸建て住宅を年収500万~1000万円の平均的な会社員が相次いで購入している状況が生まれたのです。
ここではオープンハウスの特徴・取引のメリット・デメリットについて述べていきます。利用者や営業の現場の極力公平な口コミなどを通じて、取引への総合的な判断材料としてください。
目次
1.オープンハウスはどんな会社?
余談ですが、オープンハウスというワードは業界で広く「現地販売中・内覧可」の意味でも使いますので、この会社のことを調べる際、施工例の検索時などで注意が必要です。
1-1.会社概要
会社名 | 株式会社 オープンハウス |
---|---|
設立 | 1997年9月 |
資本金 | 42億4,284万円 |
代表取締役社長 | 荒井正昭 |
従業員数 | 2,642名(2019年9月末時点)/グループ連結 |
売上高 | 5,403億円(2019年9月期)/グループ連結 |
本社 | 千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング12F |
事業内容 (グループ) | 1.不動産売買の代理・仲介事業 2.新築戸建分譲事業 3.マンション・ディベロップメント事業 4.不動産投資事業 5.不動産金融事業 6.前各号に付帯関連する事業 |
扱う住宅 の構造 | 木造住宅 |
販売エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、静岡、愛知、福岡(グループにより異なる) |
住宅販売戸数 | オープンハウス・ディベロップメント:4,683棟(2018年9月期) オープンハウス・アーキテクト:3,339棟(2019年3月期) |
理念 | 夢は、都心に一戸建て。 |
東証1部上場です。知られるようになった歴史の割に、かなり規模の大きい会社であることに驚きます。
2020年9月期 5,759億円
2019年9月期 5,403億円
2018年9月期 3,907億円
2017年9月期 3,046億円
2016年9月期 2,472億円
2015年9月期 1,793億円
「座敷童子 登場」篇(30秒)- オープンハウスTVCM
1-2.沿革
1997年 | 城南・都心エリアを中心に不動産流通事業を開始 |
---|---|
2001年 | 株式会社オープンハウス・ディベロップメント(旧社名創建ビルド)において、 新築戸建物件の販売を開始 |
2003年 | 東京都渋谷区渋谷(宮益坂)に本社を移転し、「渋谷営業センター」を開設 |
2006年 | 宅地建物取引業免許取得[国土交通大臣(1)第7349号] |
2007年 | 株式会社アイビーネットを伊藤忠商事株式会社より買収し、不動産金融事業に進出 |
2008年 | 株式会社オープンハウス・ディベロップメントにおいて、マンションの 販売を開始 |
2010年 | 米国カリフォルニア州に「Open House Realty & Investments,Inc.」を設立 |
2011年 | 株式会社OHリアルエステート・マネジメントを設立し、不動産投資事業に進出 |
2013年 | 東京都千代田区丸の内に本社を移転 東京証券取引所市場一部に上場 |
2016年 | 愛知県名古屋市中区栄に「栄営業センター」を開設 |
2018年 | 米国ハワイ州にOpen House Hawaii Realty & Investments LLCを設立 福岡県福岡市に「オープンハウスグループ福岡オフィス」を開設 |
2021年 | 株式会社OHリアルエステート・マネジメントが株式会社オープンハウス・リアルエステートに商号変更 |
関東・東海・九州の3地域の都市部で着実に営業網を伸ばして、今日に至ります。
2.オープンハウスの特徴
2-1.大手デベロッパー企業中売上第8位
1 | 三井不動産 | 17,511 |
2 | 飯田グループホールディングス | 13,353 |
3 | 三菱地所 | 11,940 |
4 | 住友不動産 | 9,484 |
5 | 東急不動産ホールディングス | 8,661 |
6 | 野村不動産ホールディングス | 6,237 |
7 | レオパレス21 | 5,308 |
8 | オープンハウス | 3,907 |
9 | 大京 | 3,351 |
12 | 東京建物 | 2,800 |
関東・東海・九州の都市部のみで、これだけの売上を上げています。従業員数も2500人超に達しています。
今後も 高齢化やコロナの影響等で都市部の売却ニーズ増=仕入れがやりやすくなる関係で、持続的な成長が予測されます。
2-2.都市部の建売を中心に急伸
「低予算で好立地に戸建が買える」というメッセージがユーザーの心に響いて、今日の隆盛があります。狭小・三角地など、今までの常識では「売れない」と忌避されがちな土地も積極的に買い付け、新しい宅地に替える手法は、今後真似されあと追いを受ける立場となるでしょう。
すでに建築条件無し土地やマンション分譲も手掛けており、これだけ手広く顧客を捕まえていれば、ニーズに応えるべくジャンルを拡げるのは当然のことと思います。
2-3.都市部中心に展開している
都市部中心地に戸建を持つ夢をかなえるのが社是なので、都市部が中心の展開となっています。通勤時間が長く資産のない普通のサラリーマン層に 「都心で買える」とアピールしたのも効果的でした。
2-4.建物施工
系列会社に「オープンハウス・ディベロップメント」「オープンハウス・アーキテクト」の2社があり、やや特色に違いがあります。
施工の基本はほぼ同じでありながら、オープンハウス・ディベロップメントがセミオーダー形式で、オープンハウス・アーキテクトがフルオーダー形式です。
また、オープンハウス・アーキテクトの家は、ディベロップメントと比べると、オプションの選択などで耐震性や品質に安心感がある建築が出来るようになっています。
2-5.その他の事業
建売が中心ではありますが、それだけでなく現在では建築条件無し土地売買・代理・仲介も行うほか、マンション開発や不動産投資事業・不動産金融事業も行っています。
3.オープンハウスの会社の評判・口コミ
3-1.良い評判・口コミ
買う人のニーズに「都心部」や「駅近」なのに「割安」というメリットにうまくフィットすれば、顧客の満足度は高いことが伺われます。良い営業マンに当たれば、接客対応は好印象が多いです。建物の評判も悪くなく、欠陥などの表現も少ないです。
施主/ 男性
”現在、ここの物件で建築中です。親会社のオープンハウスでは、担当の方がとても良かったので、大きな買い物をするにあたっての不安・疑問など細かいことでも丁寧に回答・対応してくださいました。ただ、担当者によるので…。”
出典:e戸建
施主/女性
”ここの物件に住んでます。ここの物件は、いい意味でリーズナブルなつくりだと感じました。全窓ペアガラス、良質の床材など、必要なところにはコストをかけていて、内部の仕様は、建て売りにしてはグレードが高いと思います。でも、外観はとてもシンプル。オプションで一部タイル張りにするなどもできますが、標準プランではシンプルすぎて味気ないかもしれません。
建つ前に契約すると、内部・外壁の色などを自分で決められますし、オプションで多少の間取り変更や設備追加が可能なので、セミオーダー的に建てられる点は良いと思います。完成物件を見るまでは不安もありましたが、結果的には満足な家となりました。”
出典:e戸建
社員の荒井正昭社長評が会社の特色をよくあらわしています。 「自分はこういう商売がしたい」という論旨明快の人です。
20代新卒/男性/営業
”判断力に非常に優れた人だと思います。未来を読み取る力がスゴイです。カリスマ性があり、毎週ある全社朝礼の際のあの宗教的なノリは好きな人は好きだと思います。話し方も上手で、面白く、聞いていて飽きません。”
出典:「荒井正昭」オープンハウス社長ってどんな人?
3-2.悪い評判・口コミ
とにかく「営業がしつこい」就職活動者は「会社が宗教みたい」という声があります。信念に従ってグイグイ行くのはいいですが、関係性の薄い人は引いてしまっても仕方がない部分はあります。
三軒茶屋駅から10mに1人の間隔でいるオープンハウスの営業。ノイローゼになりそうなくらいしつこい。子供連れてドキドキしながらベビーカー押してんのに前に立ちはだかり「家、欲しくないっすか?」は、本当やめてほしい。外出が恐怖になりつつある。クリア後のザコ敵のように離れてくれる方法ないかな
— といだあずさ (@azs123abc) 2018年3月25日
取引検討経験者/ 男性
”オープンハウスやめて良かったです。高額な買い物にもかかわらずきちんとした説明なく即決(契約)させようとする。契約時に払う手付金がリーズナブルなのがミソです。”
出典:e戸建
社員待遇などですが、規模の大きな会社で20代のうちに平均年収700万くらい行くわりに採用のハードルは高くなく、採用校も幅広いという社風です。経験・知識・年功より若さ・やる気という営業体制が、マメさ・しつこい、知識は乏しいという接客に反映されている部分があるかも知れません。
営業/在籍3年未満/新卒入社/女性
”仕事はハードでしたが、その分成長できたと思う。また忍耐力はかなり身についた気がする。毎日数字に追われる環境なので、精神がかなり追い込まれます。ストレスで体調崩し、ハードの環境で続けられそうになかったので、転職しました。”
出典:openwork
4.オープンハウスをオススメする人
4-1.都市中心部に戸建・持ち家がほしい人
比較的低予算で都市中心部に戸建・持ち家がほしい人には、好物件が多数見つかるはずです。社長のコメントにもありますが、土地のみは少し高めに価格設定し、建売の建物は利ザヤを薄く販売しているので、予算に限りがある場合は建売が良いでしょう。
社長のインタビューを読んで共感できれば、この会社で建てるのはありでしょう。
社長インタビュー:なぜオープンハウスの都心戸建て住宅は飛ぶように売れるのか?
4-2.都市部で不利な条件の土地を売りたい人
都市部にあって、今まで他の不動産会社のリアクションがあまり良くなかった不利な条件の土地・中古住宅を、スピーディに高く売りたい人にはオープンハウスがおススメできます。
5. オープンハウスについてのまとめ
オープンハウスは、困難と思われた「都心の一戸建て」という 新しいマーケットを作ることに成功しました。沢山の客さまが夢をかなえる一方で、新しいことを進めるうえで、確かに行き届かない部分や、ひずみの個所もないとは言えないのでしょう。
しかし、顧客として注意すべき点は、個人登録不要の掲示板のような口コミの評判には「トイレの落書き」レベルの無責任なものが混ざっていること、ライバル業者が足を引っ張るための投稿なども混在することです。
猜疑心と不勉強から営業マンのヘソを曲げてしまったお客さんが、「訴えてやる」的な書き込みをするケースもあります。「全くのウソを書かれて、消すこともできない」と嘆く業者の声は数知れずあります。
営業マンも人間ですから、どんなに 「お客様に喜んでもらおう!」と思っていても、パワハラまがいのクレームを言い続けられればイヤになります。逆に、味方につけることができれば、無理な依頼も会社に対して交渉する立場に回ってくれることさえあります。
一生に一度の買い物なのですから、まず住宅建築・欠陥などに関する基礎的な知識も少し勉強し、 「ここと組もう!」という業者をよく検討して決めたら、あとは営業と仲良くなって躍らせるくらいのつもりで臨んだ方が、 絶対に得だと思うのです。
営業と腹を割ってよく話して、納得のいく新居を目指しましょう!
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