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一般コラム

不労所得とは何?|資産を築く人に多く見られる特徴を分析

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不労所得

収入を増やしたくて不労所得を作りたい人の中には、「不労所得=ラクに稼げる」と思う人もいるでしょう。

しかし最初に言ってしまうと、不労所得はラクして作れる所得ではありません

不労所得を安定的に発生させるには、それなりの労力を割く必要があります。

どうやって稼ぐかで、不労所得ができるまでの時間は変わります

とはいっても、どんな方法で不労所得を作ればいいか、やり方が分からない人もいるでしょう。

そこで今回は、不労所得の種類を中心に紹介します。

各種類の特徴だけではなく、不労所得を作れる人の特徴も載っていますので、参考にしてみてください。

この記事を読むと分かること

  • 不労所得を作れる人の特徴
  • 不労所得の作り方

1.不労所得とは人間が労働をしなくても得られる所得のこと

不労所得

不労所得とは、人間が労働をしなくても得られる所得のことを指します。極端に言えば、人間が動かなくても生まれる所得ということです。

不労所得が生まれる一般的な流れは、このような形です。

  1. 不労所得を生み出すための仕組みを作る(出資する)
  2. 利益が出たら、手元に不労所得が入ってくる
  3. 不労所得の額が大きくなるように、時間やお金をつぎ込む
  4. 不労所得が安定し出す
  5. 新たな仕組みを作り、さらに不労所得が生まれる箇所や金額を増やしていく

「不労所得=ラクして稼げる」イメージを持つ人もいますが、それは誤解です。確かに不労所得が自動で生まれる仕組みができればラクですが、それまでは時間を割く必要があります

不労所得を生み出すまで大変な想いをする場合もあるため、そこは覚悟をした方がいいでしょう。ただ、その一方で安定的に不労所得が発生すれば、仕組みづくりに割く時間が減るため、開始当初と比べるとラクに感じるのも事実です。

ただ、場合によっては一定額を稼げても、不労所得が突然発生しなくなるケースもあるため、安定的に不労所得を生み続けるには、高確率で行動し続けなければならないといえるでしょう。

注意

不労所得が発生したからといって気を抜くと、所得が0になることもあるよ!

2.不労所得を生み出しやすい人って、どんな人?

不労所得

不労所得が生まれる人もいれば、生まれない人もいます。ここでは、不労所得を生み出しやすい人の特徴を見てみましょう。

2-1.ある程度の資金を持っている

不労所得を生み出すには、ある程度の資金が必要です。不労所得を生み出す物や出資先にお金をかけてレバレッジが効けば、不労所得を生み出しやすくなったり、所得額が大きくなったりします

逆に資金が少ないと、レバレッジの効果が期待できないため、多額の不労所得を生み出すのは難しいです。お金をかけずに不労所得を生み出すのも可能ですが、資金を持っている人と比べると、所得が生まれるまでの時間がかかりやすいため、覚えておきましょう。

2-2.仕組みを作ることが好き

仕組みを一から作ることが好きな人も向いています。収支計画を立てて、不労所得を生み出すために何をすべきか深く考える人は、不労所得を生み出すまでのプロセスを見つけやすいため、不労所得を作りやすいでしょう。

2-3.継続的に行動することが好き

不労所得は一日で生まれるものではありません。数カ月~数年間かけて、稼ぐための分析・研究をし続けるからこそ不労所得が発生することが多いです

逆に言えば、継続することが苦手だったり、長期間にわたって不労所得を生み出すための計画を立てたりすることが苦手な人は、不労所得を生み続けるのは難しいでしょう。

不労所得は短期間で生み出す所得ではありません。一発逆転型の所得ではないので、覚えておきましょう。

3.不労所得を手に入れるには準備が大事!

不労所得 準備

不労所得を獲得するには、準備にも力を入れる必要があります。ここでは、どのような準備をすべきか説明します。

3-1.不労所得を生み出すために必要な資金を集める

不労所得を生み出すために必要な資金を集めましょう。資金の集め方には、いろいろな方法があります。

3-1-1.貯金をする

自身の収入を貯金しながら、資金を集める方法です。自身の給料や報酬の中から毎月決まった金額を貯めて、ある程度の金額が貯まったところで、不労所得を生み出すための費用に回す人もいます。

本業の他に、副業を行いながら一気にお金を貯める人もいるようです。

3-1-2.金融機関からの融資

金融機関などから、融資を受けて資金を集める人もいます。この場合は、審査に通過しなければ融資を受けられません。自身の収入面だけではなく、事業計画書や収支計画書などの内容を審査書類として、提示する場合もあります。

さらに、融資希望者の資産や収入額の状況も加味されるため、いくら借りられるかは不透明です。消費者金融によって融資の審査条件や利子も異なるため、慎重に金融機関先を選んだ方がいいでしょう。

3-1-3.クラウドファンディングを使う

クラウドファンディングとは、オンライン上で募金のお願いをして、出資を募る方法です。

一般的な流れは、ご覧の通りです。

  1. クラウドファンディングを実施しているサイトに登録
  2. 告知文や目標金額・プロジェクト名、出資者に対するお礼の品(事)などを記入し、募集開始
  3. 興味を持ってくれた人が出資してくれることで、お金が集まる
  4. 集まった金額の一部が、サイトの手数料として引かれる
  5. 出資してくれた人にお礼をする

クラウドファンディングの画像

オンライン上で宣伝できるため、いろいろな人に注目してもらえる可能性があります。

ただし、興味を持ってくれる人がいなければ、資金は集まりません。出資者がお金を出したいと思う告知文が書けるか、出資者が参加して楽しいと思えるプロジェクトを提案できるかが重要です。

メモ

いろいろな資金の集め方があるから、自分に合った方法を選ぶといいよ!

3-2.不労所得の目標金額を決める

不労所得の目標金額を決めましょう。たとえば、「毎月〇万円」。「年間〇百万円」などです。目標金額によって、不労所得を生み出すためにつぎ込む時間や資産が変わるからです。

たとえば、毎月の不労所得が5万円で良い人と、100万円欲しい人では、やるべきことは違います。目的の所得に応じて、不労所得を生み出すステップは異なるため注意しましょう。

メモ

目標を達成するのが難しそうな金額かつ、無茶ではない金額を設定するといいかも!

3-3.不労所得を作るための勉強をする

不労所得を作るための勉強をするのも大事。勉強をすれば不労所得を生み出すまでの時間が短くなったり、さまざまなビジネスで活かせたりする場合があるからです。本を読んだり、セミナーに参加したりして学んでみてはいかがでしょう。

ただし、勉強内容は慎重に選んでください。学習内容によっては、再現性がなく役に立たないことがあるからです。そのため、長期的に活用できそうな知識を習得しましょう。

注意

時代によって、不労所得を稼ぐ時に活用できるスキルは変わるので気を付けよう!

4.不労所得を生み出す方法は、いろいろとある

不労所得 方法

不労所得を生み出す方法は、複数の種類があり、人によって合う合わないがあります。ここでは、不労所得を生み出す代表的な方法を紹介します。

4-1.ブロガー(アフィリエイター)

ブロガーとは、自身でブログを運営しながら稼ぐ人のことです。ブロガーに収益が生まれる時の、一般的な流れは下記の通り。

  1. 自身のブログに記事を投稿(その際、記事内にバナー広告を貼っておく)
  2. 読者がバナー広告をクリックし、クリック先で商品(サービス)を購入すると、ブロガーに収入が入る(読者が広告をクリックしただけで、収入が入る場合もあります)

記事を1回投稿すれば、あとはバナー広告をクリックしてくれる読者を待つだけになるため、不労所得を作るシステムといえます。

しかしブロガーの場合は、記事を1本作ったからといって、収入が発生するとは限りません。不労所得が入る確率を上げるには、記事を何百本・何千本と投稿して、バナー広告のクリック者数を増やす必要があるため、不労所得が安定的に入るまでは大変な作業です。

また、バナー広告ごとで報酬額が違うことも覚えておきましょう。安ければ1回のクリックにつき数円程度、高ければ1万円を超えます。人気ブロガーの中には毎月100万円以上稼ぐ人もいますが、大抵の人は0~20万円程度と思った方がいいです。

4-2.ユーチューバー(YouTuber)

ユーチューバー(YouTuber)は、YOUTUBEと呼ばれるプラットフォームに動画を投稿して稼ぐ人のことを指します。動画をアップしておけば、再生されるたびに収入が発生するシステムです。

投稿するジャンルや投稿者によって、1再生あたりの収入額は変わります(一般的には1再生当たり0.1円と言われています)。仮に1再生あたりの収入が0.1円の場合は、10万回再生で1万円。100万回再生で10万円の収入といったイメージ。

ただし、動画の収録~公開までの時間がかかる場合もあるため、割に合う作業ではありません。なぜなら、動画や音声の編集作業が発生するからです。動画によっては、動画の収録~公開まで1日以上かかる場合もあります。編集に力を入れているユーチューバーも多いため、収録した動画をそのままアップして、莫大な収入を得るのは難しいでしょう。

人気ユーチューバーの中には、動画の再生のみで毎月1,000万円以上を稼ぐ人もいますが、大半の人は毎月0~20万円の間に入ってしまいます。アップした動画が再生されても、既定の条件を満たしておかないと収入は入らないため、ご注意ください。

メモ

有名人がシェアをして、再生回数が伸びるケースもあるよ!

4-3.投資

投資も不労所得の一種です。出資先にお金をつぎ込んで利益が生まれれば儲かります。投資は出資金が増えるほど、生まれる利益も大きくなりますが、損失が発生する時も同様です。そのため、損失時のリスクを小さくできるかがカギです。

稼げる額は0~数億円と幅広いです。資金額によって、稼げる額は左右します。

ポイント

不労所得を生み出す方法の中でも、出資額が大きく影響するのが投資だよ!

5.不労所得を生み出す時間を割けない場合は、投資が手っ取り早い

不労所得

不労所得を作る時間がない人は、投資をおすすめします。なぜなら、出資金を増やせば短時間で大きな額の不労所得が生まれるからです。

とはいっても投資にも種類があります。ここでは、代表的な投資を5種類見てみましょう。

5-1.株式投資

株式投資とは、企業の株を売買して収益を挙げる投資です。株式を購入してから収益が生まれるまでの流れは、こちらです。

  1. 証券会社で口座登録をして、株を購入する
  2. 保有している株の価格が購入時よりも高くなったら売る
  3. 売却時の価格>購入時の価格になれば利益が発生(売買手数料は加味していません)

株によっては、一定期間保有すると配当金が振り込まれる場合もあります。国内株式の他に、海外株式を売買して稼ぐ人もいます。

5-2.投資信託

投資信託とは、出資者が証券会社に預けて、投資のプロに運用してもらう方法です。資産額や時期に合わせて、プロが適切な金融商品を活用して投資を行ってくれます。自身で値動きを見ながら、投資をしたくない人に向いているでしょう。

ただし、投資信託では運用手数料が発生します。つまり、株式投資をする時と比べて手数料が高いということです。しかも、プロが運用しても損失が発生する場合もあるため、慎重に投資信託を選ぶことが重要です。

注意

実践を積みながら投資のことを学びたい人には向いていない方法だよ!

5-3.FX投資

FX投資とは、2種類の通貨間で起こる為替差益を利用して、稼ぐ投資を指します。稼ぐ原理は、このような感じです。

1.1ドルが100円の時に、100円玉を1ドル紙幣に両替
2.1ドル105円になった時に、1ドル紙幣を日本円に両替
3.105円-100円=5円の利益

FX投資は、証券会社に口座を開いてから行います。証券会社によっては、平日24時間取引を行えるため、両替所を利用するよりも便利です。

なお、FX投資の最大の特徴は「レバレッジ」です。レバレッジとは、保有資金以上の額の運用ができる制度です。

国内の証券会社の場合は、最大で25倍の設定になっています。

数字を当てはめて見てみましょう。

~例.1ドル100円の時に手持ちの資金が10万円あった場合~

1.レバレッジ1倍の時・・・10万円÷100円で、1000ドル分の運用が可能

→1ドル変動するたびに、1000円の損益が発生

2.レバレッジ10倍の時・・・10万円÷100円×10倍で、1万ドル分の運用が可能

→1ドル変動するたびに、1万円の損益が発生

3.レバレッジ25倍の時・・・10万円÷100円×25倍で、2万5,000ドル分の運用が可能

→1ドル変動するたびに、2万5,000円の損益が発生

このような状態になります。

レバレッジの倍率が大きいほど、レートが変動した時に発生する利益額も大きいですが、損失が発生する時も被害を被りやすいです。そのため、一攫千金型の投資と呼ぶ人もいます。

5-4.仮想通貨投資

現金で仮想通貨を購入して、利益を挙げる人もいます。稼ぐ原理は、株式投資やFX投資とほぼ同じです。購入時よりも仮想通貨の価格が上がった時に売却すれば、利益が生まれます。

一時は、仮想通貨投資で1億円以上を稼ぐ投資家がいて、話題になりました。しかし、ハッカー被害により保有している仮想通貨を失い、大損失を被った人もいます。登場して歴史も浅いため、いまだに様子見の人もいるようです。

5-5.不動産投資

不動産を活用する投資もあります。代表的な方法は物件を買って、他の人へ貸し出して家賃収入を得る方法です。不動産投資をしている人の中には、物件を数十件持ち、年間数千万円の不労所得を作り出す人もいます

また、複数人で出資し合う物件もあるため、自己資金が少ない人も投資可能です。

ポイント

自己資金に合わせて、投資の方法を変えられるのも不動産投資の特徴だよ!

なお、説明した5つの投資を比較した表もあるため、合わせてご覧ください。

株式投資投資信託FX投資仮想通貨投資不動産投資
一般的な資金額数万円~数万円~数万円~数万円~数百万円~
知識が必要か?必要不要必要必要必要
売買ができる時間証券市場が稼働している時間(平日9時~15時)証券会社サイドで運用をするため、出資者は売買できない平日であれば、ほぼ24時間売買できる(証券会社によって取引できる時間が変わる)24時間365日可能(証券会社によって取引できる時間が変わる)不動産会社が開いている時間
1日あたりの値動き急激に動くことがある急激に動くことがある急激に動くことがある急激に動くことがある急激に動くことは少ない
実物があるかないないないないある

6.【ただし…】不労所得を謳った詐欺には引っかからないように!

不労所得 詐欺

世の中には、不労所得を謳った詐欺があることをご存じでしょうか?最後にどんな詐欺があるか紹介します。

6-1.ポンジスキーム

ポンジスキームの仕組みの画像

ポンジスキームとは実在しない出資を謳い、他人から集めたお金を分配金として、そのまま出資者に渡して信用させる詐欺のことです。

この罠にハマると「分配がもっと欲しいから、出資金額を増やす」という状況に陥ります。その後、出資者のお金を持ち逃げされるため、騙し取られてしまいます。

6-2.ピラミッドスキーム

ねずみ講 ピラミッドスキーム

ピラミッドスキームとは「ねずみ講」に似た、詐欺手法のことです。存在しないサービスや商品をいろいろな人に広めて、お金を払わせる詐欺を指し、ピラミッドのようにいろいろな人に伝わる様子から、この名前が付けられました。

なかには知人から聞いたという理由で、お金を払う人もいます

なお、これらの詐欺に合わずに不労所得で得たい人には、不動産投資がおすすめです。不動産投資であれば不動産会社から物件を直接購入するケースが多いですし、物件を購入した場合は登記簿情報に自身の名前が載るため、騙される可能性は低いでしょう

7.まとめ

不動産投資であれば、代金を支払った後に物件が現物支給されるケースが多いため、騙されることは低いです。

世の中には、お金を持っている人を狙って悪いことをする人もいます。

自身の資産を守るためにも、不動産投資など騙されにくい投資を行うことを心がけましょう!

  • この記事を書いた人
松崎サブロー

松崎サブロー

イエベストの編集長です。宅地建物取引士。不動産会社では不動産投資、不動産売却、不動産賃貸、不動産管理など幅広く担当。 不動産に関わる難しい知識を初心者にもわかりやすい正しい情報として提供することを心がけています。

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