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坪単価とは?相場の正しい見方や注意点などを解説!

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坪単価とは?相場の正しい見方や注意点などを解説!

家を作ろうとしている人には耳馴染みの「 坪単価」という言葉。大事な指針でありながら、かなりアバウトな性格の金額でもあります。どう利用したらよいのでしょうか?

「坪単価の意味は?」「坪単価の計算方法は?」「ハウスメーカーごとの平均坪単価は?」「安くする方法はある?」

この坪単価をどんなふうに解釈して利用するかで家づくりがうまく行くかが、かなり左右されるといって良いでしょう。

今回は「坪単価」についてのお話をします。坪単価に強くなって、メーカー比較や予算の見通しに明るくなりましょう!

1.坪単価とは?

1.坪単価とは?

家を建てるとき1坪(約3.3㎡)当たりの建築費がいくらになるかを計算したものが坪単価です。内訳の出ない部分もありますが。材料費、人件費、諸費用、中間マージン、広告宣伝費、利益などで構成されるものですね。

家の見積もりは項目も多く規模が大きいので、そんなに金額は変わらないように思えて、現在のように木材価格が高騰している場合や、人材確保が難しい時期など、短期間で坪単価が左右され、施工の見積もり額が変わってしまうケースもあります。

土地の坪単価

建物だけでなく土地も、坪単価が取引の基礎となります。土地の坪単価はまず地の利に負うところが大きいですが、道路付きやその他細かい要素でも、土地ごとの坪単価は左右されて上下します。

もっとも、土地の場合坪単価を左右する最大の要素は「売主の意向」です。「早く売ってしまいたいから安く」「急いでないから高めの価格から始める」など、如実に反映されます。

以下は首都圏都道府県の今年の公示価格(坪単価)です。

2021年[令和3年] 首都圏の都道府県の公示地価
順位都道府県坪単価平均変動率
1位東京都374万5567円/坪-1.00%
2位神奈川県85万0646円/坪-0.38%
3位埼玉県53万2214円/坪-0.58%
4位千葉県42万6626円/坪+0.29%
5位群馬県14万9788円/坪-1.00%
6位山梨県14万0527円/坪-0.83%
7位栃木県13万9844円/坪-1.11%
8位茨城県11万5376円/坪-0.59%

2.坪単価の計算方法

2.坪単価の計算方法

家の坪単価は本体価格(基本は本体のみ)を坪数(延床面積)で割って計算をします。ちなみに1坪は基本、タタミ2枚分※と解釈してください。たとえば 以下のようになります。

「3,000万円 ÷ 50坪 = 60万円」

注文住宅においては価格の表示義務がありません(というか定価のものではありませんね)ので、坪単価が安いからと安心していると、あとで大きな費用が別請求になる場合もあるので注意が必要です。

※182×91cm計算。畳の大きさは地方によって違いがあります。

以下に関しては、本体工事に含まれる内容と考えてよいでしょう。

仮設工事外部足場や仮設電気・トイレ、養生費用など
基礎工事家の土台部分、基礎費用
木工事木造住宅における柱、梁など家の主要構造部分工事費用
外装工事外壁、屋根など外部工事費用
内装工事壁・天井クロスや床の仕上げ工事費用
住宅設備工事キッチン、浴室など住宅設備工事費用
電気工事スイッチ・コンセントや電気配線などの工事費用

坪単価は、建物の延床面積が小さくなるほど割高になる傾向があります。坪数が減っても水回りなどの必要面積は変化できないからと言われています。

また、概算の際に建物の各階の床面積を合計したものである延床面積と、外壁の中心線で囲まれた部分を指す“建築面積”は混同しないよう注意しましょう。

2-1.坪単価と平米単価

平米単価とは、1平方メートル当たりの単価をさし、平米単価を坪単価に直す方法は、平米単価に3.3(正確には3.30578)を掛け算すれば、坪単価の金額となります。

「平米単価=坪単価×3.3」

2-2.どこまでが坪単価?

そもそも坪単価=本体価格と施工費用の総額は別のものです。

たとえばハウスメーカーの担当営業マンから最初に「うちは坪単価60万円です」と言われ、予算2500万円を念頭に40坪程度の家を計画していたら、概算見積りで総合計3000万円!?というのもありえるのです。

なるべく全部コミコミ」を売りにするところもあれば、坪単価を「 安く見せるために、何も含まない」プランを出すところもありますので、事前に確認が必要ですね。

坪単価に含まれないか、ケースバイケースな項目地盤調査費用
残土処分費
屋内外給排水工事
電気幹線引込工事
仮設工事
産廃処分費用
役所への申請等の費用
ガスの配管
外構(エクステリア)工事
照明器具
カーテン
冷暖房空調設備
ローンの手数料
税金
地鎮祭や上棟式の費用

3.主要ハウスメーカーの坪単価

3.主要ハウスメーカーの坪単価

ここで、価格帯別の主要ハウスメーカーの坪単価を見てみましょう。

坪単価というのは広義な性格を持ち、あるメーカーについてここに挙げる価格帯、あるいはカテゴリー分けについては、違った見方も出るくらいですが、そこを踏まえてごらんください。

ハウスメーカーの評判については、こちらもご参照ください。
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3-1.ローコスト住宅メーカー(坪単価30万円~)

ローコスト帯は総工費の安さが魅力のハウスメーカー群です。坪単価がかなり安く設定されているため、予算が1000万円台ということもあります。

ただし、坪単価を安く表示するためにかなりシンプルなプランとしている例も多く、標準仕様に満足できずにオプションを色々と付けると、あっという間に総工費が上がってしまうというのはよくある話です。

アイダ設計30~50万円
アイフルホーム30~50万円
アエラホーム30~50万円
アキュラホーム30~50万円
穴吹工務店30~50万円
オープンハウス30~50万円
クレバリーホーム30~50万円
サイエンスホーム30~50万円
秀光ビルド30~50万円
ゼロホーム30~50万円
タマホーム30~50万円
ポラス30~50万円
三浦工務店30~50万円
レオハウス30~50万円
ロビンスジャパン30~50万円
イシンホーム35~55万円
セナリオハウス35~55万円
ブルースホーム35~55万円
ユニバーサルホーム35~55万円
ロイヤルハウス35~55万円

 

3-2.一般的なハウスメーカー(坪単価50万円~)

この価格帯は中堅ハウスメーカー、輸入住宅メーカーが目につき、リーズナブルな価格帯で、高級ハウスメーカー並みの装備のいくつかを売りにするなど、特徴の打ち出しが盛んに行われます。

全項目そこそこの80点主義というよりも、施主の指向性によって、坪単価含む予算にメリハリをつけてプランを立てると満足度が上がります。

アーデンホーム40~60万円
エースホーム40~60万円
木下工務店40~60万円
GLホーム40~60万円
桧家住宅40~60万円
富士住建40~60万円
ヤマト住建40~60万円
アイ工務店45~65万円
ウィザースホーム45~65万円
サラサホーム45~65万円
ナイス45~65万円
古河林業45~65万円
レジェンダリーホーム45~65万円
アルネットホーム50~70万円
イザットハウス50~70万円
オスカーホーム50~70万円
クラフトメイドハウス50~70万円
住友不動産50~70万円
東急リデザイン50~70万円
フィアスホーム50~70万円
細田工務店50~70万円
一条工務店55~75万円
サンヨーホームズ55~75万円
日本ハウスホールディングス55~75万円
ヤマダホームズ55~75万円
近鉄不動産60~80万円
無印良品の家60~80万円
メープルホームズ60~80万円
土屋ホーム65~85万円
ミサワホーム65~85万円

 

3-3.高級住宅メーカー(坪単価80万円~)

業界大手で歴史もあり信頼感が高い、技術が最先端、使用する素材が最上級など、「選ぶ理由」はシンプルで通る価格帯です。

坪単価を見るとちょっと尻込みしたくなりますが、建てた後のアフターフォローの充実度や、設計の自由度が極めて高く細かい希望もかなえやすいなど、「むしろコスパがいい」という見方をする人もいます。

大和ハウス80~100万円
住友林業80~100万円
セキスイハイム80~100万円
積水ハウス80~100万円
パナソニックホームズ80~100万円
三井ホーム80~100万円
ヘーベルハウス80~100万円
JPホーム80~100万円
スウェーデンハウス80~100万円
大成建設ハウジング80~100万円
三菱地所ホーム80~100万円

坪単価に関しての傾向として、高めのメーカーは建物単体、安めのメーカーは価格にこだわる客層のため、コミコミに近い値段であることが多いです。

どの価格帯の場合も相見積もりの際には、坪単価がどこまでの範囲をさしているのかの確認は必要です。

4.坪単価をを安くする方法はある?

4.坪単価をを安くする方法はある?

「安くする」ということは「何かを省く」ことになります。必要なものを省かないように、ご自分のニーズに合わせて合理的な節約を検討しましょう。

4-1. 家を小さく・間取りをオープンに

縦角の縮小や部屋数・仕切り壁を減らしてオープンな作りにすると、坪単価は下がります。

ただし前述のように狭くすると意外に割高になるケースもあり、オープンな作りは耐震耐火性能・空調・使い勝手など様々に影響することは考慮が必要です。

4-2. 設備や機能を簡素にする

水回り設備のダウングレードは価格を安くするのに効果があります。機能やメンテナンス性も図りながら検討しましょう。

4-3.総額を下げるなら

外構費用や土地価格を下げれば、坪単価は同じでも総費用は下がり、目標達成できます。外構などはあとからの施工やDIYなども考えられますので、考える余地ありですね。

5.坪単価についてのまとめ

坪単価とは?相場の正しい見方や注意点などを解説!

以上、「坪単価」というテーマでのお話をしました。割とあいまいな言葉であること、それでも意識して考える必要がある点、理解をいただけたでしょうか?

買い物や暮らしの満足度というのは 家族やその暮らしで大きく異なるものと思います。

まず自分たちの暮らしを振り返り、「本体部分」「付帯部分」をはっきりと切り分けたら、それぞれについて譲れない部分と切り捨ててよい部分を決めていく作業が不可欠ということになると思います。ご健闘を祈ります!

「坪単価」 のポイント
  • 建物の坪単価は本体価格を坪数で割ったもの。
  • 本体価格は本体工事の料金をさし、総工費は本体以外に多数の項目がある。
  • ハウスメーカーごとの坪単価の価格帯・何が別料金かに注意!
  • 坪単価を安くあげるには設備の見直し、総工費の節約は外構の簡略化が大きく影響する。
  • 自分と家族の暮らしに必要なものを考え、譲れない箇所と省く箇所のメリハリを!
  • この記事を書いた人
松崎サブロー

松崎サブロー

イエベストの編集長です。宅地建物取引士。不動産会社では不動産投資、不動産売却、不動産賃貸、不動産管理など幅広く担当。 不動産に関わる難しい知識を初心者にもわかりやすい正しい情報として提供することを心がけています。

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