最近さかんに耳にする「仮想通貨」。やってみたいと興味を抱く人が急増しています。
「仮想通貨のおすすめ銘柄を知りたい」
「どれが・どこが伸びるのか?」
「儲かるの?実はオワコンなのでは?」
こんな世界レベルの不景気のさなかに、山のようにある取引所や銘柄が、それぞれ覇を競っています。いったいどんなものなのか気になりますね?
今回は「仮想通貨 おすすめ」というテーマで解説します。仮想通貨は投資情報戦と技術情報戦が絡みあって、興味深い世界ですよ。
目次
1.仮想通貨取引所の選び方
現時点で 1ビットコイン=541万円と最近、仮想通貨が再び盛り上がってきています。
ハッキングの影響などが尾を引き一時は、「オワコン」などと言われていましたが、MasterCardが仮想通貨の購入対応するなど、 これから将来性は充分にあるといえるでしょう。
仮想通貨初心者の悩みは「沢山あり過ぎて選べない!」に尽きると思われます。
どの取引所に開設し、どの通貨を選んで取引するのが自分に合っているのか、まずは選ぶ基準が必要ですね。
1-1.信頼性
信頼性については、仮想通貨事業者として金融庁が許可している機関かどうかが、ひとつの目安となります。これまでに何度か、ハッカーによって仮想通貨が盗まれる事件も起きており、セキュリティや運営の信頼度について、一定の指針となります。
セキュリティに関しては、 2段階認証、マルチシグ、コールドウォレット、SSLの4つへの対応が目安となっています。
1-2.手数料
取引所によって 手数料・スプレッド(売買差額)が違っており、取引のたびに支払うお金に差があります。それぞれの取引所でどれぐらい手数料がかかるか事前に比較し、どこで口座開設をするのか検討する材料にしましょう。
1-3.利便性
その他に、取引所によって
- コインの取り扱い種類(数)
- アプリの使いやすさ(チャートの見やすさ・注文機能)
- 特典サービス(割引・他サービス連動)
- レバレッジ(口座に入れた証拠金の何倍の金額で取り引きできるか)
などの違いが出てきます。
1-4.仮想通貨の「取引所」と「販売所」の違い
取引所は「証券会社」で、販売所は「通販サイト」に例えられます。「取引所」では買い手と売り手が取引所を介してを取引し、「販売所」では、業者が直接ユーザーに販売するかたちになります。
初心者にやさしいのは、暗号資産の種類や数量を指定すれば簡単に購入できる販売所の方です。
2.おすすめの仮想通貨取引所
主要取引所のご紹介です。
※銘柄=通貨単位凡例: ビットコイン=BTC イーサリアム=ETH テザー=USDT ポルカドット=DOT カルダノ=ADA リップル=XRP バイナンスコイン=BNB ライトコイン=LTC ビットコインキャッシュ=BCH チェーンリンク=LINK
2-1.CoinCheck(コインチェック)
取扱暗号資産 |
| ||
---|---|---|---|
取引手数料 (BTC) | 取引所:0% | 最低取引単位 (BTC) | 取引所:0.005BTC (円建てで500円相当額) 販売所:円建てで500円相当額 |
形式 | 販売所・取引所 | レバレッジ取引 | なし |
アプリ(国内最大級の274万DL)から簡単に購入でき、 土日含めた24時間サポート体制。初心者にオススメ。
2-2.bitFlyer(ビットフライヤー)
取扱暗号資産 |
| ||
---|---|---|---|
取引手数料 (BTC) | 販売所:無料 取引所:0.01%~0.15% | 最低取引単位 (BTC) | 販売所:0.00000001 BTC 取引所:0.001 BTC |
形式 | 販売所・取引所 | レバレッジ取引 | 最大4倍 |
国内で最も長く仮想通貨取引所を運営する。人気の仮想通貨をわずか100円から購入可能。操作画面がシンプルで分かりやすく、初心者でもかんたん。
2-3.GMOコイン
取扱暗号資産 |
| ||
---|---|---|---|
取引手数料 (BTC) | 販売所:無料 取引所:0.01%~0.15% | 最低取引単位 (BTC) | 販売所:0.00000001 BTC 取引所:0.001 BTC |
形式 | 販売所・取引所 | レバレッジ取引 | 最大4倍 |
オーエムジー(OMG)の取り扱いがあるのは国内でGMOコインだけ。 新規口座開設の方でも「暗号資産FX」等のデリバティブ取引が利用可能。
2-4.DMM Bitcoin
取扱暗号資産 |
| ||
---|---|---|---|
取引手数料 (BTC) | スプレッド | 最低取引単位 (BTC) | 0.001 BTC |
形式 | 販売所 | レバレッジ取引 | 4倍 |
様々な手数料が無料で取引ツールも初心者にも使いやすい。スプレッドを気にせず、ミッド(仲値)価格で取引可能。
2-5.ディーカレット
取扱暗号資産 |
| ||
---|---|---|---|
取引手数料 (BTC) | 0% | 最低取引単位 (BTC) | 0.0001 BTC |
形式 | 販売所 | レバレッジ取引 | - |
国内金融機関と同レベルのセキュリティ対策をおこない、デジタル通貨特有の課題へ対応することで安心を提供。
2-6.ビットバンク
取扱暗号資産 |
| ||
---|---|---|---|
取引手数料 (BTC) | Maker -0.05%・Taker 0.15% | 最低取引単位 (BTC) | 0.0001 BTC |
形式 | 取引所 | レバレッジ取引 | - |
仮想通貨交換業登録済(第00004号) 安心安全・セキュリティで選ばれている。スマホ・PC両対応で初心者にも上級者にも使いやすいデザイン。
2-7.Zaif(ザイフ)
取扱暗号資産 |
| ||
---|---|---|---|
取引手数料 (BTC) | 0%(本人確認済みの場合) | 最低取引単位 (BTC) | 0.0001 BTC |
形式 | 取引所 | レバレッジ取引 | - |
初心者には【Zaifコイン積み立て】サービスが手軽に始められる。
本格的トレーダーも、高機能チャート TradingViewがおすすめ。
2-8.EUNEX
取扱暗号資産 |
| ||
---|---|---|---|
取引手数料 (BTC) | 収益分配 | 最低取引単位 (BTC) | |
形式 | 取引所 | レバレッジ取引 | - |
取り扱っている 仮想通貨の種類は豊富。日本語非対応。迅速な入出金を可能なプラットフォームが生み出す高い流動性が魅力。
2-9.BINANCE(バイナンス)【海外】
取扱暗号資産 |
| ||
---|---|---|---|
取引手数料 (BTC) | 変動 | 最低取引単位 (BTC) | |
形式 | 取引所 | レバレッジ取引 | - |
圧倒的な取り扱い通貨数。 口座開設が容易で手数料も0.05%まで下がる。日本居住者は利用を認められていない。日本円の入金も不可。
2-10.その他
FXcoin、ビットポイント、LiquidbyQuoine、Huobi、TAOTAO、BTCBOXなどがサービス内容で注目・おススメできる取引所として支持されています。
3.仮想通貨の銘柄の選び方【おすすめ】
3-1.時価総額
現時点での時価総額は信用指標のひとつです。(従前のチャート経緯もチェック要素)以降多少下がっても時価総額が大きいもので選ぶのは、大事な基準です。時価総額は、市場価格×通貨発行量で算出します。
3-2.信頼性
金融庁に認可された取引所が扱っている通貨は 「ホワイトリスト」に追加されており、取引所の基準同様、他の通貨よりも信頼性が高い証拠となります。
ホワイトリストの通貨は、金融庁の 「暗号資産交換業者登録一覧」で確認できます。
流通量が少ない「草コイン」と呼ばれる通貨は、値上がり・値下がり幅・ボラリティが大きくリスクが高いです。将来性を見越して買うベテランもいますが、知識がなければギャンブルに類するものです。
4.仮想通貨のおすすめ銘柄
続いて、仮想通貨のおすすめ銘柄です。信頼性、流動性、ボラティリティ(株価の値動き幅)の高さから、信頼できると考えられるものをご紹介します。
4-2.ビットコイン(BTC)
時価総額他あらゆる点でもっともメジャーな仮想通貨です。公的な発行主体や管理者が存在しない非中央集権型の電子決済システムを実現した点が画期的でした。
数多くの仮想通貨の中で、 事実上の基軸通貨としての役割を果たしており、初心者がまず最初に投資対象として検討すべき銘柄と言えるでしょう。
4-3.イーサリアム(ETH)
ビットコイン(BTC)に次ぐメジャーな仮想通貨であると言われており、時価総額もビットコインに次ぐ第二位です。条件を満たせば自動的に契約執行プログラムが走る 「スマートコントラクト機能」で、取引コストダウン・スピードアップを実現しました。
値動きも 2020年3月から3倍を超える上昇を見せました。
4-4.リップル(XRP)
リップル(Ripple)は、決済システムに特化したプラットフォーム=リップルネットワーク内で用いられるXRPが仮想通貨として流通します。
処理速度が速く、ビットコインの場合最短でも10分かかるのに対して、リップルの場合、最短4秒で決済が完了できます。一刻を争うような場合のストレスがありません。この優位はしばらく揺らぎそうにないようです。
4-5.ビットコインキャッシュ(BCH)
基本的な仕様はビットコインのそれと類似していますが、スケーラビリティの改善=処理速度の低下による送金遅延の問題に対応しています。
今後の期待感については好材料・不安材料入り乱れ、目が離せません。
4-6.ライトコイン(LTC)
2020年5月7日時点で、時価総額は第7位です。ライトコイン(LTC)のブロック生成時間は約2.5分であり、ビットコイン伽種ほどでないですが、決済スピードに優位性があります。
また、ビットコイン(BTC)の発行上限枚数が2,100万枚であるのに対して、ライトコイン(LTC)の発行上限枚数は8,400万枚です。
4-7.セラム(SRM)
仮想通貨SerumはProject Serumから提供されたクロスチェーンの分散型取引所です。リリース後大手取引所に軒並み上場し、一気に10倍の値上がりを記録し、それを維持しています。
国内の取引のみの人は、セラムと同様のシステムで作られ、値動きも似ているイーサリアムが推奨されます。
4-8.バイナンスコイン(BNB)
時価総額7位のバイナンスコイン(BNB)は、総発行枚数は2億枚。最近の取引で前日比+35%と高騰。100ドルの大台を突破し110ドルを超えています。
4-9.コスモス(ATOM)
独自のブロックチェーン技術を活かした開発が注目を集めています。異なる暗号資産(仮想通貨)同士を、取引所を介さずにつなぐクロスチェーンの役割を持っています。取引所BINANCE(バイナンス)でも利用されています。
今後このプラットフォームの優位性が高まれば、注目度は高まり、ATOMの価格上昇も期待できます。
5.仮想通貨で儲けるためのポイント
5-1.基本知識を学ぶ
「安く買って高く売る」ためには、価格の変化を予測することが必要です。価格がいつ上がるか、いつ下がるかを判断する方法にはファンダメンタル分析とテクニカル分析の2種類があります。
ファンダメンタル分析は社会事象をもとに価格の変化を予測する方法です。仮想通貨のアップデート、半減期、経済や法的な動きをもとに予測を立てます。
テクニカル分析は過去のチャートの形やパターンをもとに価格の推移を予測します。数学的データを基とする テクニカル指標を身につける必要があります。
ファンダメンタル分析とテクニカル分析の併用が基本セオリーとなっています。
5-2.レバレッジをかける
レバレッジをかければ儲けも大きくなります。レバレッジは預入した証拠金よりも多い金額で取り引きするサービスで、取引所が実施しています。ただしリスクも大きくなることをお忘れなく。
5-3.チャートツールを使う
TradingViewなど、ブラウザ上で使える 高機能チャートツールを使って、テクニカル分析上の視野を広げることができ、取引の参考となります。
TradingViewでは、ユーザー同士のコミュニケーションが可能で、自分のチャート分析やトレードの案を公開したり、他の人が公開したものを見ることが可能です。
6.仮想通貨投資で失敗しないための注意点
6-1.複数に分散する
複数の銘柄に分散投資して暴落等に備える必要があります。取引所も複数契約し、サービス停止や速度低下などの被害を軽減しましょう。
また、あまり短期で売買せず長期で保有しておく習慣も、手数料の支出を減らす基本として重要です。
6-2.購入後はウォレット保管を徹底
ハッキングによる盗難防止のため、取引所とは別に自身のウォレットを用意して取引所から送金し、保管しましょう。
6-3.周りの意見を鵜呑みにしない
投資による資産形成は事業です。事業が他人任せで立ち行かないのは言うまでもないですが、ゲームでも事業でも、自分で勉強し、体験し、反省し、試して自分なりのものを積み重ねることに意味がありますね。
もちろん基礎的なことにアドバイスを受けるのは、勉強として大事なのですが。
投資事業は仮想通貨以外に株式・不動産など多様な商材があり、他の投資手段も比較して学んでおくのは大切な勉強でしょう。
これまで、数々の不動産投資会社の評判記事を書いてきた イエベスト編集部が、全国の不動産投資会社を徹底調査した結果です!ぜひ参考にしてみてください!
不動産投資おすすめ会社ランキング【2021年最新版】
6-4.撤退ラインを決めておく
古来、相場の世界での重要テクニックとされるのが 「損切り」です。
いくら損したら撤退するのか、あらかじめ決めておくと損が出た場合でも被害を最小限に留めることができ、精神的にも楽になり、立ち直って次に向かうことができます。
6-5.確定申告をする
年間20万円以上の収益が出た場合は所得税がかかるので、 確定申告について学んでおく必要があります。投資関連単独の申告なら項目も多くはなく、そんなに難しいものではありません。
分からない点は税務署の相談窓口や国税庁の相談電話で、懇切丁寧に教えてくれます。
7.仮想通貨について学べるオススメ本
7-1.暗号資産(仮想通貨)を基礎から学べる本-いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン
基本の仕組みの解説から最新トピックまでを体系的に解説。数あるビットコインやブロックチェーンの解説書の中でも、一番わかりやすい入門書。
7-2.仮想通貨のすべてがわかる本
仮想通貨やブロックチェーンのしくみや成り立ち、機能などから、仮想通貨を取り巻く法律や税金について、さらにセキュリティ問題や最新動向まで、幅広く解説。
8.「仮想通貨 おすすめ」のまとめ
以上、「仮想通貨 おすすめ」というテーマで解説をしました。仮想通貨市場の概要、初心者のすることなど、理解をいただけたでしょうか?
仮想通貨は既存の投資・金融市場に欠いていた仕組みを埋めるべく構築されてきたという点が、今後も強みとして伸びていく要素として期待されることでしょう。
- 「仮想通貨」は取引所・銘柄の違いや特色を学ぶところから始めよう
- 取引所は手数料・付帯サービス・アプリの機能等を確認する
- ビットコインをはじめ時価総額や安定性の高い銘柄が初心者向き
- チャート分析・リスク回避・税申告はしっかりと!