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一般コラム

投資にはどんな種類があるの?初心者におすすめの投資とは?

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投資に興味をお持ちですか?

副収入が欲しい、お金の動きや経済について勉強してみたい、将来に不安がある、人から勧められたなど、様々な理由で投資にご興味を持たれる方がいると思います。投資で成功した方のお話を聞くと羨ましく感じてしまいますよね。

ただ、投資に対しては「何だか難しそう」といった印象や、「失敗したときのリスクが凄そう」」といった印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。このような印象を持っているがゆえに、「自分で始めるのはちょっと…」とためらってしまっている方も多いと思います。

ただ、投資も全部が全部難しくて危険というわけではありません。初心者でも、きちんとポイントやノウハウをおさえておけば、一気に大儲けというのは難しくても、着実に利益をあげていくことは可能なのです。

そこでこの記事では、投資初心者にもわかりやすいように投資の全体像を解説し、投資をする上で気をつけるべきポイントや初心者にオススメの投資をご紹介していきます。この記事を読めば、初心者のあなたも怖がることなく投資に挑戦することができるようになるでしょう。

さらに、より深く投資を勉強してみたい方のために、投資に役立つ本などもご紹介しています。どの本も初心者向けに優しく書かれ、内容は中級者や上級者でも役に立つというもの良書ばかりですので、あなたのこれからの投資をばっちりサポートしてくれるはずです。本格的に始めようという方はそちらもぜひ参考にしてみてください。

1.投資商品にはどのようなものがある?

一口に「投資」といっても、様々な種類があります。それぞれの投資商品をリスクとリターンでまとめると以下のようになります。

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1-1.ローリスク・ローリターン

ローリスク・ローリターン型は、初期費用が少なくても始められる上にリスクも限定的ですが、その分得られる利益も小さいタイプの投資です。最も初心者でも始めやすいといえるでしょう。

ローリスク・ローリターン型の投資には、以下のようなものがあります。

・預金
・個人向け国債
・外貨預金

1-2.ミドルリスク・ミドルリターン

ミドルリスク・ミドルリターン型は、リスクが小さいとはいえませんがある程度自分でコントロールすることが可能で、成功すればそれ相応の利益が得られるタイプの投資になります。ある程度資産運用に慣れてきた方や、資産運用について実践しながら学びたいという方にはおすすめです。

ミドルリスク・ミドルリターン型の投資としては、以下のようなものがあります。

・投資信託
・株式投資
・外貨MMF
・不動産投資
・REIT

1-3.ハイリスク・ハイリターン

ハイリスク・ハイリターン型は、失敗すればかなりの損失を負う可能性がありますが、成功すれば大きな利益を得られる可能性もあるというタイプの資産運用です。少しギャンブル性があるといえるでしょう。資産運用の上級者や、一気に巨額を手にしたい方におすすめです。

ハイリスク・ハイリターン型の資産運用としては、以下のようなものがあります。

・FX取引
・先物取引

2.投資初心者が備えておくべき知識

ここまでざっと投資の全体像について書いてきました。
ここからは、初心者がこれから投資をはじめようという時に必要な知識についてご紹介し
ていきます。

2-1.初心者が手を出してはいけない投資

まず、初心者が手を出してはいけない投資というのがありますので、そちらをご紹介します。

2-1-1.FX取引(外国為替証拠金取引)

FX取引とは、米ドルやユーロなどの外国通貨を売買し、為替の変動による利益を得ようとする取引のことです。

例えば、為替レートが「1ドル=100円」の時に100万円で1万ドルを買ったとします。

その後、円安によって為替レートが「1ドル=120円」になった時に持っている1万ドルを売って円に換えると、120万円になります。すると、100万円で買ったものが120万円になって返ってくるので、20万円得をしたことになります。

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逆に、100万円で買った1万ドルを、円高によって為替レートが「1ドル=90円」になった時に売ってしまうと、90万円にしかなりません。100万円で買ったものが90万円になって返ってくるので、10万円損をしたことになります。

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FX取引のように、少ない資本金でも大きな金額の取引が可能になる投資の仕組みをレバレッジといいます。

投資初心者は、レバレッジを大きく効かせた投資に手を出してはいけません。レバレッジを効かせた投資というのは、大きな利益を出せる可能性がありますが、一方で大きな損失を被ってしまう可能性も大きいからです。ノウハウがない状態でレバレッジを効かせた投資に手を出すと、大きな損失を被る危険があるのです。

また、FX投資に関しては為替相場の動きを見極めることが重要になりますが、これはプロでも困難です。そういった場で初心者が利益を出し続けるのはかなり困難です。投資判断をするための情報収集や分析も大きな負担になります。

2-1-2.先物取引

先物取引とは、金(きん)や農産物などの商品(原資産)を、将来のあらかじめ定められた期日に、現時点で取り決めた価格で売買する取引のことです。

例えば、現在の価格が100万円の商品Aがあるとします。

この価格が1年後に上がると予想した場合、「1年後に商品Aを現在の価格で買う権利」に投資します。実際、商品Aが1年後に120万円になったとすれば、120万円の商品Aを100万円で買えます。それをすぐに売れば、100万円で買ったものが120万円で売れますから、20万円得をすることになります。
一方、商品Aが1年後に80万円になってしまうと、80万円の商品Aを100万円で買わなければなりません。それを売っても、100万円で買ったものが80万円で売れますので、20万円損をすることになります。

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先物取引もレバレッジを効かせた投資になりますので、投資初心者にはオススメできません

また、先物取引はプレイヤーが少ないため、値動きが大きいうえに情報が少ないので意思決定が難しいです。

2-2.勧誘に騙されないように気をつけるべきポイント

「○○投資をしてみませんか?」といった勧誘を受けたのをきっかけに投資を始めようとしている方もいらっしゃるかもしれません。
こういった勧誘の中には、甘い言葉で投資初心者をだまして設けることを企む悪い業者もあります。ここからは、そうした勧誘に騙されないようにするために気をつけておくポイントを書いていきます。

2-2-1.リターンとリスクは比例する

まず投資に関して、リターンとリスクは比例するということを覚えておきましょう。大きなリターンが得られる投資はその分リスクも大きく、リスクの少ない投資はリターンも少ないのです。

つまり、楽をして確実に大きな利益を得られる投資というのはないと考えた方が良いです。「○○投資で楽をしてたくさん稼げます」といったような甘い勧誘に乗ってはいけません。

2-2-2.セールストークは疑ってかかる

都合の良いセールストークは、鵜呑みにせず疑ってかかりましょう。

①データを疑う
例えば、セールストークの中で扱う投資商品の運用成績を示してくることもあるでしょう。それがいつの期間の運用成績かは気をつける必要があります。たまたま運用成績の良かった期間のデータを示しているだけで、長期的に見れば運用成績は低調ということもありえます。

②利回りを疑う
また、投資においては「利回り」という考え方がありますが、これがきちんと計算されているものかも見極める必要があります。

利回りとは、投資した金額(投資額)に対して収益額(リターン)がどれくらいあるかを測る指標のことです。以下の計算式で算出されます。

利回り(%)=[年間収益額÷投資額]×100

上記計算の「投資額」、実際に投資に回したお金だけでなく、販売手数料や投資継続のランニングコストなども含めて考える必要があります。投資額を実際に投資に回したお金だけで計算している場合、利回りが実際よりも大きくなりますので気をつけましょう。
業者が示してくる利回りがどのように計算されたものか、しっかり見極める必要があります。

③宣伝文句を疑う
「有名投資家○○もおすすめ」などといった宣伝文句にも気をつけましょう。こういった文句が投資の成功を保証するものではないということを頭においておくべきです。有名投資家がどうしてその投資をすすめるのかという点をしっかり見極めましょう。

過去の人の成功体験も鵜呑みにしてはいけません。過去に成功した人と同じやり方で今その投資をして同じように成功する保証はどこにもないのです。成功体験を読むときは、その投資が今の時代にも通用するか、再現性があるものなのか、しっかり見極めましょう。

2-2-3.自分はその投資をしているのか聞いてみる

投資の勧誘をしてくる人に対しては、自分はその投資をしているのかと聞いてみましょう。本当に自信を持ってすすめているのであれば、自分もその投資を行っているはずです。自分もやっていないような投資をすすめてくる人は、仮にあなたがその投資を始めた後も親身になってくれるとは思えません。

2-3.投資商品を決める時のポイント

ここからは、投資初心者が最初の投資商品を決める時のポイントをご紹介していきます。

2-3-1.少ない金額ではじめられるものを選ぶ

投資初心者は、少ない金額ではじめられるものを選ぶようにしましょう。

投資初心者のうちから生活に支障がでるくらいの多額を投資に回してしまうのは危険です。自分がいま持っている財産から「生活費」と「将来のための貯金」を差し引いて、いくら投資に回せるのかをきちんと計算してから投資額を決めるようにしましょう。

2-3-2.リスクの少ないものを選ぶ

投資初心者は、リスクの少ないものを選ぶようにしましょう。

先ほども書いた通り、投資においてはリスクとリターンが比例します。なので、リターンの大きさに惹かれて投資商品を選んでしまうと、それだけ大きなリスクを背負うことになってしまいます。
投資初心者のうちは、リターンの大きさではなくリスクの小ささで投資商品をえらび、確実に利益を上げることを目指しましょう。

2-3-3.売却しやすいものを選ぶ

投資初心者は、売却しやすいものを選ぶようにしましょう。

万が一損失が発生した場合速やかに手放せる投資商品を選んでおけば、損失は最小限に抑えることができます。
また、早期に解約すると元本を大きく割り込んでしまうような投資商品や解約時に違約金や手数料がかかるものも避けましょう。

2-4.おすすめの本

ここまで読んで、投資について少し勉強しようかなと思われた方がいらっしゃれば、入門書として以下にあげるような本を読むことをおすすめします。

2-4-1.『知らないと損する 池上彰のお金の学校』池上彰(朝日新書)


⇒本の詳細はこちら:知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)

TVでもおなじみの池上彰さんが、お金・経済・投資についてわかりやすく解説してくれます。

2-4-2.『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』ロバートキヨサキ


⇒本の詳細はこちら:改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

世界的ベストセラーになった本ですので、ご存知の方も多いかもしれません。資産運用のノウハウについて体系的にわかりやすくまとめられています。

2-4-3.『60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める』内藤忍(幻冬舎新書)


⇒本の詳細はこちら:60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書)

資産運用の大切さが書かれた本です。とてもシンプルにまとめられていますので、入門書として非常に読みやすいと思います。

3.まずは株か投資信託?または不動産投資?

投資初心者が最初に始める投資商品としては、投資信託、もしくは安定収入の得られる不動産投資が良いと言われています。
ここからは、投資初心者がおさえておきたい株、投資信託、不動産投資の基礎知識についてそれぞれ書いていきます。

なお、それぞれ始めるのにかかる金額の目安は、以下の表のとおりです。

利益を出そうと思うと10万円前後から
投資信託1万円程度から購入できるものが多い
不動産投資100万円前後(ワンルームマンションの場合)

3-1.株について

まず、株(株式投資)についてご紹介していきます。

3-1-1.株式投資とは?

株式投資とは、企業が発行する株を売買して利益を出そうとする投資のことです。

3-1-2.株式投資の仕組み

株で利益を上げる仕組みには、キャピタルゲインインカムゲインの2種類があります。

①キャピタルゲイン
キャピタルゲインは、株(株式)の売買の差額で利益を得ることです。

会社が現在よりも大きな利益をあげるようになると、その会社の株価は上がります。株価が上がると、その株を買った投資家は買った時よりも高い金額で株をうることができます。すると、投資家は買った時の株価と売った時の株価の差額分の利益を得ることができるのです。

逆に会社の業績が悪くなると、株価は下がります。株価が買った時より下がってしまうと、下がった分だけ投資家は損をすることになります。

②インカムゲイン
インカムゲインは、株(株式)を保有していることで「配当金」や「株主優待」を得ていくことです。

配当金は、企業が業務実績を上げることで得た利益の一部を株主に還元するものです。株(株式)を持っている限り配当金を受け取ることができます。
株主優待は、企業が株主に対して商品券や割引券、商品(食品、化粧品など)を送るものです。株(株券)を持っていると、企業から株主優待を受け取ることができます。

3-1-3.メリットとデメリット

株式投資のメリットとデメリットをまとめると以下のようになります。

メリットデメリット
・配当金、株主優待、売却益と、様々な形で利益が受けられる
・情報やノウハウがある程度確立している
・株式の銘柄によっては急激な株価下落がありうる
・投資先の企業が倒産してしまうリスクがある(この場合、株式が売れなくなることも)

3-1-4.おすすめの本

株式投資についてより詳しく知りたいという方は、以下にあげる本を読まれることをおすすめします。

①『いちばんカンタン!株の超入門書』安垣理(高橋書店)

⇒本の詳細はこちら:いちばんカンタン!株の超入門書 改訂版

株について、カラーの図解で解説してくれる入門書の定番です。

②『いちばんカンタン!株の超入門書 銘柄選びと売買の見極め方』安垣理(高橋書店)

⇒本の詳細はこちら:いちばんカンタン!株の超入門書 銘柄選びと売買の見極め方

①でご紹介した本の姉妹本です。より実践的な内容について詳しく解説しています。

3-2.投資信託について

続いて、投資信託についてご紹介していきます。

3-2-1.投資信託とは?

投資信託とは、資産運用の専門家が投資家から集めた資金を運用する投資です。つまり、資産運用の専門家に自分のお金の運用をお願いするという投資なのです。投資家が自分で何かしなければいけないということがありませんので、投資のノウハウや知識のない初心者も安心というわけです。

3-2-2.投資信託の仕組み

投資信託の仕組みを簡単な図にすると以下のようになります。

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流れは以下のようになります。

① 投資家が販売会社(投資信託を販売する会社)から投資信託を購入します。販売会社とは例えばネット証券、大手証券、銀行などです。販売会社によって扱う投資信託の種類や購入時の手数料が異なりますので、あらかじめ調べておきましょう。

② 投資家が払ったお金は販売会社から受託会社(信託銀行)に渡り、受託会社が株式市場・債券市場での管理・運用を行います。
万が一受託会社(信託銀行)が倒産するようなことがあっても、投資家から集めたお金と信託銀行の運転資金は区別されて管理されているので、投資家の金は守られます。この意味でも、投資信託は安心なのです。

③ 受託会社(信託銀行)が管理・運用するにあたって、その運用方針について運用会社の指示を受けます。運用会社は、ファンドマネージャーとよばれる専門家による会社です。

3-2-3.メリットとデメリット

投資信託のメリットとデメリットをまとめると、以下のようになります。

メリットデメリット
・少額でも投資を始めることができる
・市場が確立されているので、換金しやすい
・売買手数料のほかに資産の運用コストである信託報酬が必要な投資信託もある

3-2-4.おすすめの本

投資信託についてより詳しく知りたいという方は、以下にあげる本を読まれることをおすすめします。

①『一番やさしい!一番くわしい!はじめての「投資信託」入門』竹川美奈子

⇒本の詳細はこちら:一番やさしい! 一番くわしい! はじめての「投資信託」入門

初心者にもわかりやすく書かれた、投資信託入門書の定番です。投資信託の仕組みが、例えなどを交えてわかりやすく書かれています。

②『投資信託選びでいちばん知りたいこと』朝倉智也

⇒本の詳細はこちら:〈新版〉投資信託選びでいちばん知りたいこと

株式・投資信託・ETFの総合金融情報サイト「MORNINGSTAR」の使い方を解説しています。かなり実践的なことが書かれていますので、実際に投資信託を始めようと思ったときに役に立ちます。

3-3.当サイトのオススメは不動産投資

当サイトとしては、投資初心者の方には不動産投資もおすすめです。
初心者にもわかりやすく不動産投資について書いた記事(【保存版】不動産投資の仕組みを初心者向けに1から徹底解説)がありますので、ご関心のある方はぜひ参考にしてみてください。

4.まとめ

投資初心者が知っておきたい知識について書きましたがいかがでしたか。
この記事が、これから何か投資を始めようと考えるすべての方の参考になれば幸いです。

  • この記事を書いた人
松崎サブロー

松崎サブロー

イエベストの編集長です。宅地建物取引士。不動産会社では不動産投資、不動産売却、不動産賃貸、不動産管理など幅広く担当。 不動産に関わる難しい知識を初心者にもわかりやすい正しい情報として提供することを心がけています。

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