ドコモユーザーになると毎月貯まっていくポイントとして「dポイント」があります。
貯まったポイントはコンビニやネットショッピングで使用できるなど様々な使い道がありますが、実はdポイントを元手にして本格的な投資ができることをご存知でしょうか?
今回はdポイントを利用した投資の攻略方法について詳しく解説をしていきます。
今まで以上にdポイントを有効活用したい方はぜひ、最後までご覧ください。
目次
1.dポイント投資の攻略方法【基本知識】
dポイントはNTTドコモが提供するポイントサービスですが、そのポイントを運用ポイントとして投資体験ができるサービスが提供されています。
現金は不要、証券口座開設も不要なうえ100ポイントから始められ、1ポイントからdポイントに交換できる便利さが好評です。
dポイントを「運用ポイント」に交換すると、運用ポイントが投資信託やETF(上場投資信託)などの値動きに連動し毎日変動。運用ポイントはいつでもdポイントに交換して引き出すことができます。
投資は損をしそうな不安もあり知識がないと難しいと思われがちですが、dポイント投資ならリスクの少ない投資体験ができるのが魅力です。
1-1.運用方法は2つ
dポイントは「おまかせ」と「テーマ」の2つのサービスが利用可能です。
おまかせ運用は「アクティブ」と「バランス」が選べます。
アクティブコースは債券よりも株式に大きく比重を置き、高いリターンを目指すコースです。
一方、バランスコースは株式よりも債券にやや比重を置き、安定したリターンを目指すコースとなっています。
コースはスタート後も変更可能ですから、とりあえず自分が興味を持ったコースから始めてみてもよいでしょう。
テーマで運用する場合は「日経平均株価(日経225)」「クリーン・エネルギー」など9つのテーマからお好きなものを選べます。
1-2.ポイント投資でできること
現在運用中のポイントが何ポイントになっているのかは、ホーム画面ですぐに確認ができます。
ポイントの追加や引き出しはスケジュールに沿って操作できるため、それほど難しくありません。
「もしもシミュレーション」を使えばロボアドバイザーで資産運用をした時の試算が簡単にできるのでオススメです。
※ロボアドバイザーとは、コンピュータプログラムでお客さまのニーズに合わせた資産運用を自動で行うサービスです
一般的に投資は大金が必要というイメージがありますが、dポイント投資はdポイントが100ポイント以上あれば誰でも始められます。
2.dポイント投資の攻略方法【具体的な方法】
dポイント投資は現金を使わずにポイントで投資が体験できる画期的なサービスです。
ここではdポイント投資の攻略方法を具体的に解説していきます。
2-1.投資計画書を作る
まずは投資計画書を作ることから始めます。
いくらのリターンを目標に、どの資産をどのように分配しているのかを決めていきましょう。その際には必ずリスクも考慮するようにしてください。
自分の人生設計全体と照らし合わせて考えられると良いでしょう。
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2-2.企業分析をおこなう
投資する先の企業の業界知識や動向を追っておくと、未来を予想できやすくなるため企業分析を行うようにしましょう。
たとえば「テーマで運用する」際のテーマには「生活必需品」や「米国大型株」などがありますが、生活必需品はP&G、コストコ、コカコーラなど生活を支えているメーカーが集まり、米国大型株はApple、Microsoft、Amazonなど世界的に有名な大企業が集まったものです。
自分が選んだテーマに分類された企業について、直近の動向や業界全体の状況を調べておくようにしましょう。
2-3.運用スケジュールを決める
dポイントの注文スケジュールは、おまかせの場合は営業日の午後2時締め切り、翌営業日午後6時に適用となります。
テーマの場合は午後8時で翌営業日午後6時に適用です。
dポイントの追加・引出・コース変更をする際には、このスケジュールに合うように調整しましょう。
公式サイトで現在運用中のポイントがチェックできるほか、スケジュールに沿って操作が簡単にできるようになっています。
2-4.おまかせ運用の場合はコースの選択を決める
おまかせ運用には「アクティブ」と「バランス」の2通りがあります。
アクティブは株式に比重を置いたハイリスク・ハイリターンタイプの投資で、バランスは債権中心のローリスク・ローリターンの投資です。
変更はできますので自分に合うと思われる投資方法を選んでください。
2-5.テーマで運用する場合はテーマを決める
「テーマで運用する」場合は以下の9つのテーマからお好きなものを選べます。
- 日経平均株価(日経225)
- 新興国
- コミュニケーション
- 生活必需品
- ヘルスケア
- 米国大型株 ※THEO+ docomoに口座開設完了している方限定
- 金(ゴールド)
- クリーン・エネルギー
- 日経インバース指数 ※直近1か月以内にd払いのご利用がある方限定
テーマを選ぶ際には長期的に伸びるかどうかで判断するとよいでしょう。
テーマごとに投資対象が異なるので、どれを選ぶかは重要です。一般的には「クリーンエネルギー」が穴場と言われており、日経225は安定感があります。
各テーマごとの特徴をまとめましたのでぜひ、参考にしてください。
テーマ | 特徴 |
日経平均株価 | ・日経225ETFで運用 ・日経平均株価(日経225)に連動 ・身近な日本企業に投資ができる |
米国大型株 | ・iシェアーズ・コア S&P 500 ETFで運用 ・米国の大型株で構成される指数と同等の投資成果が目標 ・Apple、Microsoft、Amazonなどが対象企業 ・比較的安定し大きなリターンが見込める |
新興国 | ・iシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット ETFで運用 ・新興国の大型、中型および小型株式で構成される指数と同等の投資成果が目標 ・他のテーマ以上に大きなリターンを狙える可能性はあるがリスクも高い |
生活必需品 | ・iシェアーズ グローバル生活必需品 ETFで運用。 ・生活必需品セクターのグローバル株式で構成される指数と同等の投資成果が目標 ・P&G、コストコ、コカコーラなどが対象企業 ・株価暴落時でも他テーマより打撃が弱く安定的に成長を見込める |
コミュニケーション | ・iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETFで運用 ・コミュニケーションサービスセクターのグローバル株式で構成される指数と同等の投資成果が目標 ・対象企業はFacebook、Alphabet(Google)、Disneyなど |
ヘルスケア | ・iシェアーズ グローバル・ヘルスケア ETFで運用 ・ヘルスケアセクターのグローバル株式で構成される指数と同等の投資成果が目標 ・今後も画期的な薬が出てくることを考えるとおすすめ |
ゴールド(金) | ・iシェアーズ ゴールド・トラストで運用 ・金地金価格の変動に概ね連動することを目標 ・金はインフレ(物価上昇)に強く、株価暴落時には価格が高騰する傾向 ・リスクを抑えた安全資産として人気 |
クリーン・エネルギー | ・iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETFで運用 ・クリーンエネルギーセクターのグローバル株式で構成される指数と同等の投資成果が目標 ・最近の株式市場は環境関連が注目されている |
日経インバース指数 | ・d払い利用者限定のテーマ ・日経平均株価と逆の値動きをする ・日経平均株価が下がりそうなときに買うとよい |
2-6.為替レートを確認する
円安になるほどdポイントは上昇するので為替レートを確認するようにしましょう。
その他にも外国株価格、外国債券価格などもチェックしておくのをオススメします。
2-7.メリットを理解する
dポイントでの投資方法は投資初心者でもリスクが少ないため安心して利用できるのがメリットです。
運用ポイントはいつでもdポイントに戻せますし100ポイントの少額から気軽に始められます。ポイントを利用するので現金を損失するリスクはありません。
また投資を行っていくうちに自然と投資リテラシーも高められるようになります。
手数料がかからないのも大きな魅力です。
2-8.dポイントを貯める攻略方法【投資】
まずは投資をする際に必要なdポイントを貯める方法をご紹介していきましょう。
一般的な方法としては下記の方法があります。
- dカードを使う
- ポイント広場を使う
- 簡単アンケートやクイズに回答する
- コンビニやマクドナルドなど利用可能な実店舗で貯める
- メルカリなどWebサービスでも利用する
- キャンペーンを利用する
- THEO+ docomoを使う
- ドコモ光などのユーザーになる
上記の他にもドコモの公式サイトで様々な貯め方が紹介されていますのでぜひ、ご覧になってください。
dポイントの貯め方はこちら!
dポイントクラブ「ポイントの貯め方」
3.dポイントの効果的な使い方【攻略方法】
dポイントは様々な商品やサービスに交換できる便利なポイントです。
ここではdポイントの効果的な使い方についてご紹介していきましょう。
3-1.ローソンで商品券と交換
dポイントはローソンにある店頭のLoppi、またはローソンアプリでお試し引換券(商品券)として交換が可能です。
まずLoppiまたはローソンアプリにて引換券を発行してから、商品と引換券またはスマートフォンをレジまで持っていきます。
お菓子やドリンクなどが定価の半値ほどのポイントで引き換えられるので、新商品などを試してみたい方にぴったりです。
3-2.電子マネーiDに交換
かざして支払うだけの便利な電子マネーiDに交換ができます。
100ポイント単位で交換でき、100ポイントにつき100円分のiDキャッシュバック(dカード)としてdカードのiD利用代金に充当します。(dカード/DCMXのiD利用代金が対象 ※dカード/DCMXの契約が必要)
交換可能なポイントの上限数は1か月あたり40,000ポイント(400口)です。
dカード・DCMX(iD一体型カード)・DCMX(iD専用カード)・iD対応機種・おサイフケータイジャケットをお持ちでない場合や、2in1のBナンバー契約では利用できませんのでご注意ください。
3-3.dカードプリペイドにチャージ
年会費無料で審査不要のdカードプリペイドにチャージもできます。
現金をチャージして利用できるdカードプリペイドは、財布がなくても手軽にショッピングや支払いができる便利なアイテム。
dポイントをdカードプリペイドにチャージすることによって得られるメリットは以下の通りです。
- 審査、年会費、発行手数料無料
- iD、MasterCard加盟店ならどこでも使える
- dカードプリペイドで支払うと0.5%分の還元
- マツモトキヨシグループで3.5%還元
- 高島屋で2.5%還元
- チャージ方法が簡単
- インターネットショッピングでも利用できる
- iDやMasterCard加盟店なら使えるため、海外でも利用できる
このようにdポイントとしてそのまま使用するよりもポイント還元といううれしいオマケもつくので、さらにポイントを貯められるのがメリットです。
3-4.株・ETF(上場投資信託)を買う
dポイントで100ポイントから株が買えるのが「日興フロッギー」。
期間・用途限定ポイントも使えるうえに、dポイントがもらえるお得なキャンペーンや特典がたくさん用意されています。
100万円まで買い手数料は0円です。
日興フロッギー+docomoをはじめるにはSMBC日興証券の口座が必要です。(ダイレクトコース限定)
ポイントを使って気軽に投資家デビューをしてみてはいかがでしょうか。
3-5.JALマイルに交換する
dポイントはJALマイルに交換もできます。
通常は5,000ポイント単位で交換でき、5,000ポイントにつき2,500マイルに交換可能です。
交換可能なポイントの上限数は、1か月あたり40,000ポイント(8口:20,000マイル)になります。
旅行や仕事などで飛行機を使う機会が多い方にオススメです。
3-6.商品に交換する
貯まったdポイントは食べ物などの商品と交換ができます。
スターバックスやドトールなどのカードにチャージして美味しいコーヒーを楽しむことも可能です。
4.dポイント攻略の方法を解説しているサイト
dポイントを上手く使う方法を解説しているサイトをご紹介していきます。
4-1.ブログ
dポイントを使った投資について詳しく解説をしているブログです。
対象としている投資方法は日興フロッギー+docomoのサービスで、SMBC日興証券のダイレクト口座(ネット取引口座)とdアカウント(ドコモのID)を連携することで、日興フロッギーというサービス内でdポイントを使って株式投資ができるようになりました。
口座開設の流れから分かりやすく説明されているので、株は全くの初心者という方でも理解しやすいブログです。
dポイントを使った投資について解説しているブログはこちら!
dポイント投資の攻略ブログ
4-2.Twitter
Twitterには攻略法だけでなく、実際に使ってみた感想や口コミなど実態も書かれているのでオススメです。
もう更新していませんが「dの神」と呼ばれている人もいました。
いいか、久々にdポイント投資の経過だ。
今、テーマ7つに100ずつ投入している。
後出しジャンケンが終わってからだ。結果は増えている。俺がすごいわけではない。dポイント投資がすごいわけでもない。ただ、市場にマネーがジャブジャブなだけだ。
予想も何もやることはないぞ。入れておくだけ。 pic.twitter.com/MLYGNeI4v0
— Dの神 (@DpointGOD) 2020年11月16日
5.dポイント投資攻略の注意点【デメリット】
ここではdポイント投資攻略の注意点をいくつかご紹介していきます。
5-1.元本割れのリスクあり
dポイントはリスクが少ない投資方法とはいえ元本100%保証ではありません。
そのため景気の動向など経済状況によっては元本割れのリスクがあります。
したがって経済状況によっては運用しているポイントが減ってしまうことがあるということを念頭に置いてください。
ただ無料でもらえるポイントを使って投資するわけですから、実際の現金などが減ることはないため安心して始められる投資方法です。
5-2.税金がかかる
dポイント投資では利益が現金ではなくポイントが増えるので「税金はかからないのでは?」と思う人も少なくありません。
しかしポイントであっても獲得した利益は「一時所得扱い」となり税金がかかってしまうのです。
たとえポイントであっても、50万円以上の利益は一時所得になって税金がかかるという点に注意してください。
一時所得の場合は利益の50万円までは非課税となり、50万円を超えた分の2分の1の金額に対して税金が課されることになります。
ただ、ポイント投資だけで50万円を超えることはあまりありません。
実際にはdポイント投資で税金がかかるケースはそれほどないでしょう。
5-3.アプリはない
dポイント投資単体でのアプリは今のところ提供されておりません。
dPOINT CLUB内の「たまるコンテンツ」の項目にある「ふやせるサービス」項目にリンクが貼られています。
現状ではアプリで気軽に投資できる環境ではありません。
5-4.大きな利益は期待できない
dポイントはポイントを利用するため、たいていの方の方はそれほど元手は大きくありません。
投資金額が小さい分、リターンも少ないという事ですから大きな利益は期待できないでしょう。
ただ、逆に言うと損するリスクも少ないので、どなたでも気軽に投資を楽しめます。
6.「dポイント投資 攻略」のまとめ
今回はどなたでも気軽に始めやすい「dポイント投資の攻略」について詳しく解説をしていきました。
dポイントは現金ではなく貯まったポイントを使用するため、実際にある資産が減ることはない投資方法です。
投資方法としてはリスクが少ないため、今まで投資に不安を感じてチャレンジできなかった方でも安心して始められます。
dポイント投資で実際に投資の体験ができるため投資に対する知識やスキルが向上するのもメリットです。
無料でもらえるdポイントを活用して本物の投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。