タダ活とは無料で商品をもらったり、サービスを利用したりする活動のことです。
とはいえ、次のような疑問が思い浮かぶ方もいるでしょう。
「どのような方法で商品を入手するのか?」
「本当に無料なのか?」
「デメリットはないのか?」
タダ活の方法は複数あり、想像以上に幅広い種類の物・サービスが無料で手に入ります。
もちろんデメリットがゼロというわけではありません。しかし基本的にはメリットのほうが大きいうえ、リスクも少ない合法的な活動です。
今回はタダ活が無料である理由やタダ活の方法、注意点などを紹介します。タダ活ができるアプリやサイトも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.タダ活(タダポチ)とは?
タダ活とは、クーポンやキャンペーンを利用して無料で商品・サービスを手に入れる活動のことです。
インターネット上のクーポンやキャンペーンを利用する場合が多いことから、「タダポチ」とも呼ばれます。
1-1.タダ活で手に入るもの
タダ活では、次のように幅広い種類の商品やサービスが無料で入手・体験できます。
- 食品
- 化粧品
- 衣類
- 旅行などの体験サービス
こういった無料で商品が手に入るキャンペーンは昔からありました。
しかし近年ではインターネット上から気軽に応募できることから敷居が下がり、タダ活がブームになっています。
実際にタダ活をしている人が多いことは、SNS上に流れる情報の多さからも明らかです。
たとえばTwitter上で「#タダ活」のハッシュタグで検索すると、数多くのタダ活情報がリアルタイムで投稿されています。そのため、タダ活の情報収集ツールとして参考にしている人も多くいます。
1-2.タダ活が無料である理由
タダ活で入手・体験できる商品やサービスは、それを販売する企業が提供している場合がほとんどです。
企業が無料で商品やサービスを配るのには、「マーケティング」という明確な理由があります。
無料キャンペーンなどを行うことで、自社の商品やサービスの注目度を上げられます。無料で手に入るとなれば、SNSなどで拡散されて宣伝にもなるでしょう。
また、感想やレビューをもらう代わりに商品を提供すれば、消費者からの意見を直接吸い上げることができ、商品の改善にも役立ちます。
つまり、タダ活をすることは企業側と消費者側の両方にメリットがあるのです。
1-2-1.タダ活は怪しい活動ではない
インターネット検索で「タダ活」と入力すると、「タダ活 出会い」などの関連キーワードが表示されることから怪しさを感じる方もいるかもしれません。
しかし、この記事で解説している「タダ活」と「出会い」はまったくの無関係です。
このような関連キーワードが表示されるのは、『タダカツ』と呼ばれるチャットアプリが存在することに由来します。このアプリを使って異性と出会おうという検索需要があるため、怪しげなキーワードが表示されるわけです。
この記事では商品やサービスを無料で手に入れるための「タダ活」についてのみ解説していますので、安心して読み進んで頂ければと思います。
2.タダ活のデメリット・注意点
タダ活はメリットが大きいものの、多少のデメリットや注意点は存在します。
具体的には、「時間や手間がかかる場合がある」ことや「個人情報の記載が必要な場合がある」ことです。
数多くの企業が無料キャンペーンの実施やクーポンの配布を行っているので、タダ活をするには情報収集が欠かせません。会員登録やレビューの投稿などが必要な場合も多くあります。
これらの情報収集や入力作業に時間をかけ過ぎると、「冷静に考えたら働いたほうがマシ」「かえって買ったほうが安上がりだった」ということになりかねません。
「1日のうち20分だけタダ活をする」など、一定のルールを決めて取り組んだほうが貴重な時間を浪費せずに済みます。
また、応募時には利用規約をきちんと読むことも重要です。応募や会員登録時に個人情報を入力することもあるので、個人情報の利用範囲なども確認しておきましょう。
3.タダ活のやり方・種類【サービスも紹介】
タダ活のやり方には、さまざまな種類があります。
それぞれの種類ごとに、仕組みや具体的なサイト・アプリの名前などを紹介します。
3-1.商品モニター
商品モニターとは、商品・サービスを提供してもらう代わりに、レビュー(評価)を提出するタダ活です。
実際の使用感や感想を提出することで、代金の全額または一部が報酬としてもらえる仕組みとなっています。
商品モニターが募集されている商品としては、化粧品や食品などが一般的です。最近では家電のモニター案件も人気で、高額な最新家電を無料または割安に使えます。
その他に、いわゆる「覆面調査」と呼ばれる飲食店・施設のモニター案件も存在します。
商品モニターに応募できるサイトとしては、『ファンくる』などが有名です。日本有数のモニター募集サイトで、飲食店や美容室などのモニター案件が多く掲載されています。
食品関連でいえば、マクドナルドが運営するアンケートサイト『KODO』も人気です。アンケートに回答すると、ポテトやドリンクなどの無料引換クーポンがもらえます。
3-2.コンビニアプリ
大手コンビニ各社の公式アプリをダウンロードしたうえで特定の条件を満たせば、商品のお試し引換券などがもらえます。
買い物をするとアプリにポイントが貯まったり、割引クーポンがもらえたりもするので、コンビニを頻繁に利用する人はダウンロードしておいて損はありません。
各コンビニアプリの特徴は次のとおりです。
- 『セブンイレブン』…対象商品を購入すると無料引換券が貰えるキャンペーンなどを実施
- 『ファミリーマート』…Twitterでツイートすると抽選で無料引換券がもらえるキャンペーンなどを実施
- 『ローソン』…貯まったPontaポイントやdポイントを使って、新商品のお試し引換券を発行できる
その時によってキャンペーンの内容やもらえる商品が異なるので、定期的にアプリを確認しておくと良いでしょう。
3-3.無料サンプル・試供品
無料サンプル・試供品をもらう、という分かりやすいタダ活のやり方もあります。
無料サンプル・試供品は街中で配られることもあれば、イベントに参加して手に入れたりすることが可能です。
ただ、最近では専門のサイトから応募して手に入れるケースが多くなっています。
具体的なサイト名としては、『モラタメ.net』が有名です。サンプル提供サイトとしては老舗で、送料を負担するだけで食品や化粧品などが無料でもらえる案件も掲載されています。クチコミを投稿することでもらえるポイントは、換金することも可能です。
『サンプル百貨店』もまた有名サイトです。通常の半額以下のお試し価格で食品や飲料などのサンプル品を購入できます。抽選で当選すると無料でサンプル品がもらえる「抽選サンプル」もあります。
3-4.懸賞
懸賞に応募して商品をもらう方法は、昔からおなじみです。最近は雑誌や懸賞サイトだけではなくTwitterやLINEで応募できるものが多数あります。
Twitterの場合は、企業のアカウントをフォローしてリツイートすると懸賞に応募できるのが一般的です。LINEの場合は、企業の公式アカウントと友達になって抽選に参加できるのが一般的です。
こういったネット上から応募できる懸賞の中には数千~1万名以上が当選する大量当選案件も存在します。
情報収集は、懸賞情報をまとめているサイトを利用すると効率的です。
具体的なサイト名としては、『懸賞生活』が有名です。食品から化粧品、ギフト券などさまざまな懸賞の情報がまとめられています。Twitter、LINE、InstagramなどSNSから応募できる案件も豊富です。
また、『Samwith』では化粧品・コスメ関連の試供品が当たる懸賞情報が掲載されています。
3-5.フリマサイト・通販サイト
フリマサイトや通販サイトの中には、招待コードを入力して新規会員登録するとポイントがもらえるものが存在します。
招待コードとは、すでにそのサービスに登録している人が他人に紹介するときに発行されるコードです。
たとえば『メルカリ』では、招待コードを使って登録すると300ポイントがもらえます。つまり300円分の買い物が無料になるということです。
その他、招待特典がある通販サイトは多数あるので、新しく通販サイトを利用するときは知人や友人に利用している人がいないか聞いておくと良いでしょう。
3-6.レシート情報提供サイト・アプリ
レシート情報提供サイト・アプリでは、指定の商品を買い物したレシートを撮影して送るだけでポイントが貯まります。
スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、どのようなお店のレシートでも送ることが可能です。
貯まったポイントは規定のお店でお金の代わりに使えます。頻繁にポイントを貯めていれば買い物や飲食が無料になるという点で、タダ活の一種と言えるでしょう。
有名なサイトとしては、『Itsumon(いつもん)』があげられます。
ポイントが貯められる商品は、その時によって異なります。特定の商品の場合もあれば、お菓子なら何でもOK、野菜なら何でもOKといった条件の場合もあります。
特定の商品が指定されている場合はとくに還元率が高く、中には半額近くのポイントがもらえる場合も珍しくありません。
3-7.ポイントサイト
ポイントサイトとは、掲載されているサービスや商品を購入することで、ポイントがもらえるサイトのことです。貯まったポイントは一定額になると換金できます。
商品購入時の支払いには、実費負担が必要となる場合もあります。しかし、その分以上のポイントが還元されて実質的に無料となる場合もあるので、タダ活の一種とされています。
その他、ポイントサイトのお得な使い方として、ポイントの二重取りは有名です。
たとえばポイントサイトを経由して楽天市場などの通販サイトで買い物をすると、楽天とポイントサイト、両方のポイントを獲得できるのです。
このようにポイントサイトを利用してポイントを貯める方法は「ポイ活」とも呼ばれ、人気があります。
ポイントサイトは多数ありますが、タダ活でよく利用されているのは『チャンスイット』です。商品を購入する案件だけではなく、懸賞やモニター案件も掲載されています。
その他、『moppy(モッピー)』なども大手ポイントサイトとして有名です。
3-8.クレジットカード発行
先ほど紹介したポイントサイトには、出費なし(無料)で高ポイントがもらえる案件も存在します。
その代表格とも言えるのが、クレジットカードの発行です。中にはカードを発行するだけで5千円分以上のポイントがもらえる案件も存在します。
もちろんポイントサイト以外でも、大手通販サイトや大手スーパーなどが独自にクレジットカード発行キャンペーンを行っていることもあります。この場合、そのお店で使えるポイントが数千円分もらえるのが一般的です。
いずれにしてもクレジットカードの発行は高還元率の案件が多く、割の良いお小遣い稼ぎになります。
ただしカード会社同士で信用情報を共有している場合が多いので、短期間に複数のカードを作ることは避けたほうが無難でしょう。一定期間内に多数のカードを作ると、多重申し込みとなり審査に通りにくくなる可能性があります。
3-9.無料見積り・資料請求
ポイントサイトで出費なし(無料)でポイントを貯められる案件は他にもあります。たとえば無料見積り・資料請求などです。
ポイントサイトを経由して引越し業者や自動車保険、リフォーム工事などの見積もりをすれば数百円~数千円分のポイントが貯まります。
また、不動産投資会社や保険会社などへの資料請求も、無料でできるうえに数百円~数千円分のポイントが貯まります。
何かのサービスの利用を検討したときは、ポイントサイトで資料請求や見積もりができないか確認するとお金が稼げるかもしれません。
4.「タダ活」のまとめ
タダ活は、消費者・企業の両方にとってメリットのある活動です。私たち消費者は無料で商品やサービスを手に入れ、企業にとっては良いマーケティング活動となります。
欲しい商品・サービスがあれば、無料で手に入らないか調べてみましょう。効率良くタダ活を実践すれば、生活費や娯楽費を浮かせることも可能です。
浮いたお金は貯金するも自由、趣味に使うも自由です。投資・運用して増やしてみても面白いかもしれません。
タダ活を未体験の方は、これを機会に実践してみはいかがでしょうか。