「積水ハウス」の評判や口コミをお探しでしょうか？伝統ある大メーカーで、高価格帯商品中心でありながら、当たり前に高評価だけなのではなく、2ch（現5ちゃんねる）などで悪い評判もきかれる会社ですね。

「積水ハウスの評判を知りたい」「買ってよいのか？後悔しないか？」
「実際に買ったひとの体験談を知りたい」

どんなハウスメーカーでも、両極端の評価が出るのは常です。その中身・方向性には違いがあるので、 メーカーの特質を良く知ったうえで評判を参考にするのが、良い買い物につながります。

ここでは積水ハウスの特徴・取引のメリット・デメリットについて述べていきます。施工経験者の極力公平な口コミなどを通じて、取引への総合的な判断材料としてください。

積水ハウスの公式サイトを見る

1.積水ハウスはどんな会社？

老舗かつ規模的にも巨大な積水ハウスは、鉄骨構法と木造では独自の技術「シャーウッド構法」によって木造住宅の両方を手掛けることができるハウスメーカーです。戸建て住宅は 1棟づつ自由設計で、これまでに 累積240万戸以上の住宅を販売しています。

セキスイハイムとは元は同じですが、現在まったくの別会社です。積水化学工業の住宅部門が赤字続きで切り離された後に現在の地位を築いたのが積水ハウスで、積水化学が住宅部門として新たに作ったのがセキスイハイムです。

坪単価は70万円台後半から100万円以上とお高く、ニーズと一致すればサポート体制含め末永く満足が続きますが、「無理な住宅ローン」の種になる可能性も否定はできません。

賃貸住宅の施工も同様で、坪単価が高い分利回りは厳しくなる半面、建物は丈夫で安心長持ちかつ、壁紙ひとつとっても汚れにくく交換スパンが長いなどのメリットを享受できます。

同じメロディーで様々なCMをサブリミナル的に大量に出す会社です。映像の出来は素晴らしいですが、近年サブリミナル戦略に「やりすぎ」感があり、大企業として社会的なコンプライアンスの見地から、見直しを考えた方がいいのではないでしょうか。

1-1.会社概要

事業内容は上記（かなり割愛）の他に、金融や広告代理業など、メインの住宅事業をサポートする内容を中心にさまざまな事業をグループで行っています。

賃貸の「シャーメゾン」木造の「シャーウッド」の名称は二十数年の短期間ですっかり浸透しました。

2.積水ハウスの会社の評判・口コミ

2-1.良い評判・口コミ

営業マンの対応が素晴らしかったという意見です。さすがに「就職できれば高収入の会社」という部分もあります。

施主/男性

施主/女性

女性からは赤ちゃん・子ども対応が素晴らしいという意見も多いです。

竣工後/女性

2-2.悪い評判・口コミ

実際に住んでいる人の報告です。

施主/男性

手抜き工事と思えるのに、修理が有料との印象を持つ施主も。

施工後/男性

施工時の業務トラブルに関するツイートです。

大手であり、コスパはともかく金額は安くありません。

竣工後/女性

施主/男性

2-3.実際に買った人の書いたブログ

口コミの他、ブログの中で詳細に経緯を書かれているものも、事例が具体的で参考になります。積水ハウスの場合満足感をつづる声も多数ですが、不満に関してはやはり「自分のニーズのなかで絶対的な高額がコスパに見合わなかった」「メンテも高額」という声が主体となっているようです。

【失敗した】積水ハウスのシャーウッドで後悔した5つの口コミ理由（引越し宣言）
https://hikkoshi-365days.com/sekisuihausu/

チビの家づくり 〜積水ハウスで木の平屋〜
https://chibinako.hatenablog.jp/

ジルわこハウスー積水ハウスでねこと暮らす家づくりー
https://gillwacohouse.com/

3.積水ハウスの特徴

3-1.業界No.1累計建築戸数の安心感

これまでに累計建築戸数240万戸以上と圧倒的な実績を誇り、長年培ってきたノウハウから、 「施工が間違いなければ不満も少ない。」「鉄骨ならば資材・施工のばらつきや天候による劣化の影響も極めて少ない」という、レベルの高いポジションを築いています。

坪単価の安いメーカーが予算に応じて工夫をし、高機能で耐久性の高い商品を提供していることには敬意を表しますが、到達レベルに差があるのはやむを得ません。

3-2.1人1人の要望を叶える「邸別自由設計」

強度など構造上の問題や、資材の供給コストなどに高レベルの答えを出した上で、 「邸別自由設計」を実現しています。

敷地や気候条件に適した住まいを提案できる、知識とノウハウゆたかなスタッフ（一級建築士2,919名、チーフアーキテクト279名：2020年4月1日現在）が多数在籍するのも強みでしょう。

3-3.長期30年保証のアフターサポート

住宅引き渡し後も全国各地のカスタマーズセンターを中心に生涯サポートが行われます。

積水ハウスカスタマーズセンター・積水ハウスリフォーム・積水ハウス不動産など関係各社が連携して、 定期点検・補修・アフターメンテナンス・リフォーム・増改築・住み替えなど、多角的なサポートが連携するシステムとなっています。

3-4.最先端の独自技術

商品ラインナップにはもうあまりうたわれないのですが、住宅の機能・性能面でも、大きなアドバンテージを持っています。

高強度・耐震性と圧倒的な設計の自由度を兼ね備えたオリジナル構法として、高い耐震性能の軽量鉄骨構法 「ダイナミックフレーム・システム」、通し柱なし重量鉄骨構法 「フレキシブルβシステム」、独自開発の木造軸組構法 「シャーウッド構法」は、それぞれの素材の特性もフルに活かせるようになっています。

その他高気密・断熱や、高い耐久性とデザイン性を兼ね備えた、鉄骨用・軽量コンクリート、木造用陶版の オリジナル外壁が、ヘーベルハウスと並んで「積水で建てた！」ステータスになっています。

4.積水ハウスの商品ラインナップ

4-1.鉄骨1・2階建て

鉄⾻の強靭さを活かした連窓・柱のない⼤空間。高い安全性と優れた自由設計を誇るオリジナル構法「ダイナミックフレーム・システム」
坪単価：90万円～

イズ・ステージ（切妻屋根の在感感。「日本の邸宅」）
イズ・ロイエ（ダインコンクリートの特性を生かしたデザイン・多彩な空間づくり）
ビー・サイエ（スローリビングの提唱。四季を感じ自然体で暮らす家）
ビー・モード（卓越した設計自由度と先進技術で、唯一無二のわが家を実現）
平屋の季（”ひらやのとき”　ワンフロアで庭の自然と一体に。快適さの本質を極めた平屋住まい）

4-2.鉄骨3・4階建て

都市の希少な土地に快適に住まうために吹き抜けなど開放感の演出や、店舗・賃貸併用住居に要する居住空間の工夫のための多層階。

重量鉄骨造でありながら、柱の位置を自由に変えられる「梁勝ちラーメン構造・フレキシブルβシステム」は敷地対応力に優れる。
坪単価：「レグヌムコート」90万円～

ビエナ（上階を活用した豊かな空間、敷地の有効活用を自在なプラン対応力で叶える）
ベレオ・プラス（賃貸・店舗併用など、希少な都市の土地に自由なプラン対応力で収益力をプラス）

4-3.シャーウッド（木造1〜3階建て）

モノコック構造とラーメン構造の長所を融合した「シャーウッドハイブリッド構造」が、自由な空間デザインを可能に。木造軸組住宅で唯一「型式認定」を取得。自然素材のぬくもりと、シンプルでダイナミックな空間を楽しむ木の住まい。
坪単価：70万円〜110万円　「コカゲ  ラウンジ」90万円～

グラヴィス ステージ（内外を一つにする「クリアビューデザイン」が開放感を描き出す。豊かに自然とつながる新しい日本の邸宅）
グラヴィス　ベルサ（木と陶のモダン。水平基調が美しい佇まい。モダンライフスタイルと自然の心地よさの木の住まい）
グラヴィス　ヴィラ（大きな風景をのぞむリビング。家で過ごす時間が特別なひとときになる、ヴィラスタイルの暮らし）
ザ・グラヴィス（木の家の深さを実感する「内と外」の中間領域の快適さ。庇がつくる新しい過ごし方・人と自然とつながる家）
モデラーレ（自分らしく心地よく暮らすために、外観にもインテリアにもあなただけの個性を）
マキシオ（多彩な設計手法で、敷地も空間も最大限に活用。自然を身近に感じながら都市の暮らしも楽しむ）
里楽（”りらく”自然の潤いを楽しみながら、シンプルに暮らせる快適なスタイルの平屋住まい）

5.積水ハウスをオススメする人

予算が比較的潤沢で、大手メーカーの安心感・高性能・サポート体制などのメリットを受けながら、自分だけのデザイン性の高い空間を作りたい人というのが積水ハウスのユーザー像です。

資材の大量受注・大量生産・安定供給も可能にしながら、柔軟な設計で建てられるのは、なかなか困難なことです。それを価格なりの「高次元で」実現するかわりに、他のメーカーよりは坪単価は高くなります。

賃貸や店舗併用で返済計画を考えることもできますので、投資的な見地からも検討することも良いのではないでしょうか。

「お金は出すからおまかせで建てたい」という人も、ある部分ありですが、大メーカーで地域密着性が薄い分、周辺環境やその土地のいきさつに疎い場合があります。

筆者の知るところでは、田んぼのあとで水の出やすい「地元の人は買わない」ところを地盤改良のクオリティは不明ですが、旧積和不動産が大規模開発している例や、2017年の東京五反田・地面師詐欺事件で積水ハウスが55億円5千万円を騙し取られた例など、「情報不足じゃないの？」ということがありました。

こういう点は「まかせっぱなし」でなく、別のルートでの情報集めなどの努力はした方が良い印象です。家は土地の上にしか建ちませんので「いくら家がよくても」となりませんように。

6. 積水ハウスについてのまとめ

積水ハウスは長い歴史の中、建材や工法について高みに到達し、現在も進歩を続ける会社です。

コロナ禍や不況の中で坪単価の高い建物は不利なようで、じつは富裕層は「今がチャンス」と動いている状況があり、業績上2020年は減収減益しつつもニーズは減っていないとされています。

大メーカーゆえ営業窓口の対応も「これがうちの商品です」とそっけないケースも、あるにはあるでしょう。チェック漏れで施工欠陥が出ることもあり得ますが、消費者として賢くなりながら、予算に限りがあっても「この範囲でどれだけできる？」と相談する価値が、積水ハウスにはあります。

長い経験で培われたノウハウが、あいまいさのない対応につながっている点、高いレベルが期待できるからです。

積水ハウスの公式サイトを見る