世の中には様々なスマホのアプリが開発されていますが、株式投資に利用できる「株の管理アプリ」があることをご存知でしょうか?
スマホのアプリなら外出先でも手軽に株の取引や情報収集、売買ができるだけでなく、いつでもどこでもリアルタイムでチャートの確認や株価のチェックができるのです。
近年では様々な証券会社が独自のアプリをリリースしており上手く活用すると投資に良い影響を及ぼします。
今回は株式投資のお役立ちツール「株 管理アプリ」について詳しく解説をしていきますので、ご興味のある方は本記事を参考にしてください。
1.株の管理アプリとは【利用メリット】
株を自分で管理している個人投資家の方は、どのような方法で管理をしているのでしょうか。
「ノートに手書きする」「パソコンのExcelやスプレッドシートを利用する」「各証券会社の顧客専用ページで管理されている」など人によって様々です。
しかし近年ではスマホやタブレットをのアプリを使用して簡単にわかりやすく管理ができます。
ここでは株 管理アプリの利用メリットについてご紹介していきましょう。
1-1.利用メリット
株の管理アプリを利用する主なメリットは以下の3つです。
- 証券口座や投資の管理が同時にできる
- 取引履歴を自動で取得し記録・分析ができる
- 無料で四季報や日経新聞が見れるものある
他にはどこでも気軽に株式投資ができる、株価チェックや情報収集ができる、データで保存できるため分析がしやすいなどの利用メリットが盛りだくさんです。
↓ 関連記事はこちら!
家計簿アプリの危険性とは?8つの対策・安全と評判のアプリを解説!
2.株の管理アプリの選び方
株の管理アプリは様々な種類のものが提供されていますが自分のデバイス環境に合うだけでなく、セキュリティ面で高い性能を保有しているものでなくてはなりません。
ここでは管理アプリを選ぶ際にチェックしたいポイントを4つご紹介していきます。
2-1.セキュリティ【安全性】
大切な資産である「株」の貴重な情報を扱うのでセキュリティ面は絶対に高いものがオススメです。
資産管理アプリには個人情報や口座番号など重要な情報を登録しますから、情報漏えいやハッキング被害などを避けるために万全のセキュリティ対策が必要になります。
第三者機関からの認証システムやデータの暗号化などが表記されているアプリは比較的安全性が高いので安心でしょう。
2-2.利用料金【無料・有料(部分課金)】
株の管理アプリは無料のものが多く提供されていますが部分的に課金されるものもあります。
中には企業向けの本格派や記録領域に制限がない有料アプリもありますので「利用するのにお金はかかるのか?」「かかるとしたら、どこからかかるのか?」などをきちんと明確にしておきましょう。
無料のアプリでも問題なく資産管理は行えますが、課金するとわずらわしい広告が非表示になるなど快適に利用できるのがメリットです。
2-3.利用可能デバイス
iOS、Android、どちらも対応してるのかなど、利用可能なデバイスも確認しておかなければなりません。
証券会社が提供しているアプリは大抵どちらも対応していますので安心です。
ただ一般的な企業が提供しているアプリはどちらかしか対応していないものもあるため、きちんと自分のデバイスに対応しているかどうかを確かめてください。
2-4.情報収集のしやすさ
「気になる銘柄は登録しておけるのか?」「チャートは見やすいか?」など情報収集がしやすいアプリがオススメです。
株取引にはチャートの分析が欠かせませんがスマホは画面が小さいので、チャートが見やすいことが重要です。
特にテクニカル指標の種類の数はアプリによって違いがあるため、自分が利用しているテクニカル指標があるかどうかを確認するようにしましょう。
他銘柄とチャートを並べて比較する機能が付いていたり、指でなぞるだけでトレンドラインを引けたりするものなど、アプリによっては分析に便利なチャートがあります。
見づらいチャートやインターフェイスだと快適に利用することができませんから、自分にぴったり合ったチャートを見つけることがポイントです。
3.株の管理アプリおすすめ11選
株式投資のためのアプリは個人投資家にとって非常に頼もしい味方です。
ここではおすすめの株の管理アプリを5選ご紹介していきます。
3-1.ロボフォリオ
ロボフォリオは個人投資家向けの株式投資ポートフォリオ管理アプリです。
主な特徴としては
- 複数の証券会社の口座、保有銘柄を一括管理
- 保有資産( 銘柄・現金) の資産推移がすぐに分かる
- 保有銘柄のポートフォリオをビジュアル化
- 過去の保有銘柄の状況も一覧で表示可能
- 保有株やお気に入り株の適時開示を閲覧できる
- iOS・Android・PCに対応
などがあります。
対応証券会社はSBI証券、マネックス証券、楽天証券、松井証券、auカブコム証券、GMOクリック証券など多数あり対応口座も一般口座、特定口座、NISA、信用取引いずれの口座でもOKです。
適時に情報開示するのが大きな魅力で「最新・過去の適時開示が閲覧可能」「登録銘柄の適時開示をプッシュ通知でお知らせ」など便利な機能がたくさん提供されています。
3-2.Yahoo!ファイナンスアプリ
「Yahoo!ファイナンスアプリ」は、簡単登録で多彩な銘柄管理機能が魅力のアプリです。
国内株はもちろん投資信託やETF、米国株まで様々な銘柄をポートフォリオとして簡単登録できます。
多彩な表示形式が活用できるのでバランスよく資産管理したい方にオススメです。
主な特徴としては
- 市場の動きを見逃さない速報機能
- 主要証券会社のアプリと連携
- 銘柄詳細・情報を一目でチェック
- みんなの考えが見られる掲示板を設置
- 業績の推移がグラフ表示で一目瞭然
などの他、米国の株情報や企業情報も日本語でわかりやすくリサーチできます。
3-3.DMM株アプリ
「DMM株アプリ」株を初めて取引する初心者の方にやさしい「かんたんモード」と、PC取引ツールに匹敵する機能を搭載した「ノーマルモード」をアプリ内で切り替えて利用できる株取引アプリです。
主な特徴としては
- 1つのアプリで2つのモードが使える
- 「かんたんモード」は難しい用語や複雑な操作が一切なく初心者の方に最適
- 株価の値上がり率ランキングやアナリスト、個人投資家の予想もチェック
- 「ノーマルモード」は、チャートからワンタップで発注可能、板情報からもスピーディな発注が可能
- 四季報・みんかぶ・モーニングスターの投資情報が利用できる
レベルに応じて使い分けができます。
3-4.カビュウ
「カビュウ」は、簡単に株の一元管理ができ投資結果を自動で可視化できるアプリです。
主な特徴としては
- 投資結果を自動で見える化
- 主な特徴としては投資管理の時間を節約
- 投資した結果をきちんと振り返り自分の強みや弱みが分かる
証券口座のアカウントを登録しておくことで、ロボットが過去の取引履歴と現在のポジションを取得し一元管理ができます。
3-5.iClick株
「iClick株」スマートに株取引ができるアプリです。
主な特徴としては
- 自然に次の動作を選びながら注文画面へ遷移することができる
- 保有銘柄や銘柄情報を閲覧した銘柄は自動登録され、次回検索する手間が省ける
- ニュースや適時開示情報、アナリストレポートなどの更新情報がアイコンで確認
- 分析ツールでは「出来高」や「値上がり率」などをワンタップで確認できる
- PCと同等に注文可能
3-6.ポートフォリオトラッカー
「ポートフォリオトラッカー」は、iPhone や iPad 向けの洗練された株式ポートフォリオ追跡アプリです。
主な特徴としては
- 強力なポートフォリオマネージャーと株式トラッカー(追跡機能)の二つの機能を搭載
- 様々な損益項目とチャートオプションを完備
- 複数のポートフォリオと複数の通貨ポジションを追跡・分析する機能を提供
- 複数の資産クラスをすべて1か所で管理
プロのトレーダーだけでなくアマチュア投資家も利用できる完全な株式取引と保有株式ポートフォリオ管理が強みです。
3-7.Stock Master(ストックマスター)
「Stock Master(ストックマスター)」は、米国株式のポートフォリオ管理や情報管理をしたい方におすすめです。
主な特徴としては
- 基本的に英語表記
- 利用料は基本的に無料で使えるが、ある程度機能が限られる
- 有料版だと様々なテクニカル指標に従って売買した場合の収益率を確認することができる
- 米国株式の仮想取引も可能
- 銘柄の比較・分析ができる
無料でも十分利用できるので米国株式投資家はスマホに入れておいても損はありません。
3-8.Investing.com
「Investing.com」は、世界の100以上の証券会社で取引されている50,000以上の金融商品のリアルタイムデータを参照できます。
主な特徴としては
- 経済指標カレンダーが搭載、世界中の経済指標と最新ニュースを見逃さない
- ニュースやマーケットアラートは、即座に手元の携帯に配信される
- ポートフォリオのカスタマイズが簡単にできる
海外の株式投資を行っている方にオススメです。
3-9.My Stocks Portfolio
「My Stocks Portfolio」は、米国株ポートフォリオ管理アプリを探している方にオススメです。
保有銘柄の管理もできますが、ポートフォリオをひと目で情報を見るための機能が優れています。
主な特徴としては
- 時間外株価や先物価格が表示できる
- リアルタイムで株価が更新される
- 銘柄情報が詳しい
- 円換算での現在価値がわかる
必要であれば証券コードで検索することで日本株式も表示することができますが、投資信託については表示できません。
3-10.iSPEED – 楽天証券の株アプリ
「iSPEED」は、最短3タップで注文できるシンプルな操作、約定をリアルタイムで通知する約定アラート機能を新たに搭載したアプリです。
主な特徴としては
- オリジナルの投資情報画面を作成
- 各種指数や為替レート、ニュース、ランキングなどの情報を閲覧可能
- 最大2,000銘柄を「お気に入り」登録
- 15種類、カスタマイズ可能な「チャート」
- 現物取引、信用取引に対応
株価が設定した値段になったり、気になる銘柄のニュースが届いたりしたら、リアルタイムに通知してくれる便利な機能も搭載しています。
3-11.野村株アプリ
「野村株アプリ」は、スマートフォンやタブレット端末で利用できる多機能株式取引アプリです。
マーケット情報チェックから株価ウォッチ、チャート分析、取引、資産情報の確認まで多彩な機能を無料で利用できます。
主な特徴としては
- 気になる銘柄を一元管理・売買チャンスを逃さない
- 気になる銘柄を600銘柄まで登録可能
- 豊富なチャートをフル活用・スムーズ導線で注文画面へ
- マーケット情報をウォッチ・自分好みにカスタマイズ
チャート画面から注文画面への導線もスムーズでストレスなく株の取引ができます。
4.株の管理アプリを利用する注意点
スマホでの株取引で注意すべきポイントは以下の通りです。
4-1.セキュリティ面に注意
株の管理アプリを利用する際には貴重な情報が入っているので、情報漏洩には気をつけなくてはなりません。
そのため個人情報漏洩防止のためにセキュリティソフトなどの導入が必要です。
パスワードが未設定のスマホを紛失したりすると、アプリ自体のセキュリティに問題はなくても、流出する可能性を高めてしまうのでくれぐれも注意しましょう。
4-2.通信環境が悪化すると取引に支障が出やすい
スマホは手軽に利用できる便利なものですが通信環境上のトラブルも起こる場合があります。
最悪の場合、取引の失敗につながる可能性もあるため取引場所や通信環境は十分にチェックをするようにしてください。
4-3.パソコンより機能が劣る場合もある
パソコンと比べると多くのスマホアプリは内容が簡略化されており、初心者にとっては使いやすいものですが慣れてくると足りない機能がある場合もあります。
多くの株取引アプリでは機能に制限があり「単元未満株の取引」はできません。これらの取引がしたい場合は、パソコンと併用して利用しましょう。
↓ 関連記事はこちら!
1000万円で資産運用すべき3つの理由とは?11種類の投資方法も紹介
5.「株 管理アプリ」まとめ
今回は株式投資で活用できる「株 管理アプリ」について詳しく解説をしていきました。
スマホなどのデバイスを利用して「いつでも」「どこでも」株式の取引ができる管理アプリは、外出先でも取引ができるだけでなく自宅にいるときでも手軽に株式を確認できる大変便利なツールです。
プッシュ通知が搭載されているものが多いので売買のタイミングなどを逃すこともありません。
パソコンを立ち上げなくてもソファに座ってくつろぎながら株式の情報もチェックできます。
株式投資をしている方はぜひ、便利な「株 管理アプリ」を利用してみてはいかがでしょうか。
きっとあなたの投資ライフに欠かせないツールの一つとなるでしょう。