コロナ禍で家にいる時間が長くなり、電気代の使用量は気になるところです。
「100wの電気代は時間当たりどのくらい?」「どうやって計算する?」「主な電気製品の電気代を知りたい!」
熱帯魚のヒーターなど、ずっと使う電気製品はランニングコストが気になりますよね?
今回は「100W 電気代」についてのお話をします。賢くムリなく節約して、お金を作りましょう!
目次
1. 100Wの電気代は1時間約2.0~2.7円
100W=100ワットの電気代は(日中使用で)大体 1時間2.0~2.7円くらいかかります。金額にばらつきが出るのは時間帯、電力会社の電気料金ほかで違いが出るからです。
消費電力が100Wならどんな電気製品でも、同じ場所、同じ時間帯に使えば料金は同じです。
以下は時間当たりの電気料金(1kWh単価27円の場合)です。※夜間電力を計算に入れていませんので、実際は時間帯によって、もう少し安くなります。
使用時間 | 電気料金 |
---|---|
1時間 | 2.7円 |
4時間 | 10.8円 |
8時間 | 21.6円 |
12時間 | 32.4円 |
24時間 | 64.8円 |
100ワット前後の消費電力の電気製品は、代表的なものに照明、パソコン、マッサージチェアなどがあります。照明は100Wだとかなり明るめで、トイレなどにはオーバースペックな光量です。
製品 | 使い方 | 料金(1日) | 料金(1か月) | 料金(1年) |
---|---|---|---|---|
照明 | 毎日4時間点灯 | 10.8円 | 324円 | 3,942円 |
パソコン | 毎日1時間使用 | 2.7円 | 81.6円 | 979円 |
マッサージチェア | 週に2回5分ずつ使用 | 0.23円 | 1.84円 | 23.92円 |
2. 100Wの電気代の計算方法
基本の計算方法は、電気代の単位が27円/kWh(キロワット毎時)として、100ワットを1時間使用した場合の計算式は、以下となります。
100(W)÷1000(K)×1(時間)×27(円:電気料金)=2.7円
2-1.深夜電力は安い
各電力会社は電力使用量の時間帯分散を狙って、深夜料金というのを設定しています。「夜の間に使うと安いですよ!」とコスト調節をはかっているわけです。
夜間の電力は一般的に夜11時から朝7時までに適用され、電力会社や料金プランにもよるのですが、昼間と比較して格安になります。
24時間の消費量を 正確に計算するなどの場合は、この深夜電力も考慮に入れる必要があるのです。
電気代がワット数で決まり、表示されている電力が100ワットならどの製品も電気代が同じになるのは昼間電力と同じです。
注意点として、夜間は気温も下がるため、サーモスタット作動で一定温度を保つしくみのものであれば、寒い地方の方が夜間の電気代はかかることになります。
3.100Wの電気代 ~ 24時間つけっぱなしにしたら?【熱帯魚・爬虫類】
温暖な地域の生き物を飼う際に、水槽や電球型・パネル型などのヒーターを要する場合がありますが、その電気料金コストはペット用品のメーカー「マルカン」や「テトラ」の名前とともによく検索されているくらい、皆さんが気にしています。
夜間から深夜の気温が下がる時間帯に使用するなら、計算は深夜電力で行いましょう。契約している電力会社の深夜電力の適用時間帯と料金単価を確認する必要があります。
以下はざっくりとした例です。
100W÷1000K×6時間×14円×30日=252円
3-1. 100W前後の電気製品の使用例
その他、100W前後の消費電力の電気製品の例は以下です。
製品 | 消費電力 |
---|---|
洗濯機(洗濯時) | 200~400ワット |
冷蔵庫 | 100~300ワット |
食器乾燥機 | 200~300ワット |
テレビ(プラズマ) | 300~500ワット |
テレビ(液晶) | 100~200ワット |
デスクトップPC | 100~300ワット |
炊飯器 | 100~300ワット |
ミキサー | 100~400ワット |
ノートPC | 50~100ワット |
コンポ | 50~100ワット |
Blu-ray・DVDレコーダー | 20~50ワット |
HDDレコーダー | 10~30ワット |
ビデオデッキ | 5~30ワット |
ラジカセ | 10~50ワット |
インクジェット プリンタ/複合機 | 10~30ワット |
加湿器 | 10~40ワット |
電気毛布 | 50~80ワット |
空気清浄機 | 10~70ワット |
部屋によっては、照明を除いても常時100W程度の電力を消費している場合があります。「つけっぱなし」などを細かく見直しをしてみるのも良いでしょう。
ちなみにパソコンは最近よく言われるエアコン同様、起動時に大量に電力消費する関係上、お昼休憩などではスリープ状態のままの方が電力を消費しません。
さらにノートPCの場合は基本的な設定やデータをBIOS(バイオス)が電池を用いて維持しており、コンセントを抜くと内蔵された電池を使います。
コンセントを抜いたままにしておくと1~3年で完全放電してしまい、内部データを維持できなくなり、起動しなくなり修理、ということもあります。
※こういう感覚、大事ですよね? エコにもつながります
自分の部屋の電気製品が常に100Wくらいの電力消費をしていて、何だか罪深いものを感じる(通信機器もココに集まってるから仕方が無いといえば仕方が無いんだけど…(ってか、100Wに収まってる気がしない(((
— R-00[よくしんじゃないほう] (@recu01) 2014年11月2日
※節電エコチェッカー
コンセントの間にかまして電気製品個別の消費電力がリアルタイムモニター可能です。
カーボンヒーターは電気代が安い?性能比較・一人暮らしにオススメ製品も紹介!
4. 100Wの電気代 節電できる上手な使い方
夜間電力の活用
使う時間帯を工夫して夜間電力を利用するようにすると、昼間の半分以下で済むことが多いのでおすすめです。食器洗い乾燥機などは夜間タイマー運転が推奨されています。
こまめに消す・コンセントを抜く
必要ない時はこまめに消して節約するのも大事です。使わない部屋の電気のつけっぱなしなどのチェックをします。
待機の方がいい場合にも注意
例外的に、短時間なら待機電力を継続、もしくは弱い運転を継続した方が消費電力が少なくて済むものに注意しましょう。エアコンやPCなどが代表例です。
ワット数を下げる
同じ機能で消費電力の少ないもの、照明ならばLEDに交換するなどです。大型家電でも冷蔵庫などは、最新のものに買い替えると、数年で元が取れる場合があります。
断熱の工夫
冷暖房の効率を上げるために、窓や部屋間の断熱を工夫してみると、料金が下がるだけでなく快適になる場合がありますので、工夫してみましょう。
契約区分の見直し
契約アンペア数を見直して、低い区分に下げることができれば、基本料金に違いが出ます(そんなに大きくは違いませんが)
電力会社の比較
電力会社を乗り換えて、ベースになる電気代の基本を下げるのも有効な方法になります。比較をしてみましょう。
5.「100W 電気代」のまとめ
以上、「100W 電気代」というテーマでのお話をしました。100W家電の電気料金、使い方等など、理解をいただけたでしょうか?
同じように電気製品を利用して、使い方の問題だけで高い料金を払うのもバカらしくはあります。
家の中に家電製品はどんどん増えてゆき、在宅時間が長くなって使用機会も増えている今、改めて色々な角度から見直すのにいいタイミングかも知れませんね。
- 100Wの電気代は1時間2.0~2.7円。100Wはどんな製品も同じ。
- 電灯やパソコン、水槽のヒーターなど、100W家電には意外に長時間に利用するものも多い。
- 待機電力維持の方が、こまめに消すより安い場合に注意。
- 契約を見直したり夜間電力を利用するなど、節電の工夫を!