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一般コラム

投資初心者は何からやるべき?|失敗する人の特徴・稼ぎ方のコツは?

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投資初心者

一昔前と比べると、投資に関心を持つ人も少しずつ増えてきました。

投資の本を読んだり、ブログを眺めたりしている人もいるでしょう。

ただ、そうは言っても投資で損をすることが怖くて、行動に移せないパターンもあります。

とくに投資初心者の場合、何から始めるべきか分からず、余計行動に移せなくなる人もいます。

しかし、投資を始める前に怖がる必要はありません

なぜなら、投資初心者の状態から億万長者になった人がいるのも事実だからです。たとえば、アルバイトで貯めた資金を元に、株式投資を始め資産を200億円まで伸ばしたBNF氏です。

つまり、コツをつかめば投資初心者でも稼ぐことは可能なのです。

そこで今回は、投資初心者が何から始めるべきか見ながら、成功率を挙げるコツ、失敗する人の特徴などを見てみましょう。

1.投資に興味を持つ初心者はいるが、実行する人は少ない

投資に興味を持つ初心者はいるが、実行する人は少ない

国内で投資に興味を持つ人は、一定数います。

マイボイスコム株式会社が2017年に行った調査では、金融商品などに関する投資に興味を持っている人が、4割弱いることが分かりました(参考:マイボイスコム株式会社)。

しかし、投資に興味を持っていても実践する全員が投資をしているかといえば、そうではありません

資産を失うのが怖い投資をするのが面倒という理由で、実行できない人がいるからです。

そのため投資を始める人は、興味を持っている人数の一部しかいないのが現状です。

2..初心者が投資を始める理由

初心者が投資を始める理由

ここからは、投資初心者が投資を始める理由を見てみましょう。

2-1.老後が不安になった

老後資金を貯めようと思い、投資で資産を増やそうとするパターンです。

年収の伸び悩みや生活費・教育費の圧迫で、現状のままでは老後を送れないと感じる人に見られます。

現役世代の間に投資を始めて、老後に向けて資産を貯めようとするのです。

なかには、終業後にスクールへ通って投資のイロハを学ぶ人もいます。

2-2.投資=リスクだと思わなくなった

「投資=リスク」と思わなくなり、投資を始める人もいます。

日本では「投資=リスク」という考えが根強いものの、一方で「投資をしない方がリスク」と考える人も出てきました

現在の収入で生活を送るのが厳しいと思った人は、このような考えを持ちやすいでしょう。

2-3.銀行にお金を預けても、低金利で稼げない

「銀行にお金を預けるよりも、資産運用した方が稼げそう」と思って、投資を始める人もいます。

たとえば、ゆうちょ銀行の普通預金にお金を預けた時の金利は0.001%です(参考:ゆうちょ銀行、2019年9月24日現在)。

つまり100万円預けても、1年間で利息は10円しか付きません。この状況に不満を持って、投資で稼ぐ人もいるのです。

2-4.本屋で偶然見つけて始めた

投資に対して難しい印象を持っていた人も、自身に合う本を見つけたことで投資に対するイメージが変わり、始めるケースも存在します。

投資のイメージが変わる本や、投資をしなければならないと思える本と巡り合えるかが、カギとなるでしょう。

2-5.投資のアプリを見つけて挑戦した

投資のアプリを発見して、挑戦する人もいます。不動産投資や株式投資など、スマホのみで投資に参加できるアプリも、たくさん存在します。

人によっては、投資アプリを紹介している記事をインターネット上で見つけて、取り組みます

低資金で始められるアプリもあるため、数年前と比べると初心者も投資に参加しやすい状況といえるでしょう。

3.投資初心者は何から始めるかで結果は変わる

投資初心者は、何から始めるかで結果は変わる

投資初心者でも収益を挙げられますが、何から始めるかで結果は変わります。ここでは、投資を始める前に何をすべきか見てみましょう。

3-1.投資の種類を知る

投資といっても、さまざまな種類があります。まずは、どのような投資があるか把握しましょう。代表的な投資の種類は、ご覧の通りです。

  • 株式投資
  • FX投資
  • 先物投資
  • 現物投資(例.金の売買など)
  • 不動産投資

投資の種類で、資金額は異なります。これらの内容を分析して、投資の方法を選ぶことが大事なのです。

※「あなたに向いてる不労所得とは?タイプ別におすすめをご紹介」でも、いろいろな投資を解説してありますので、参考にしてみてください。

3-2.投資で使える資金額を把握する

投資に使える資金額が、どのぐらいあるか把握するのも大事。「収入-支出(生活費や固定費など)」を計算した後に、投資に回せる資金額を調べるとラクです。

毎月家計簿を付けておけば、日頃の収支も把握できるため便利です。

3-3.生活スタイルに合った投資を選ぶ

生活スタイルに応じて、投資を選ぶのも重要です。ひと口に投資といっても、売買が行われる時間帯や頻度は異なります

自身の生活スタイルに合っている投資か考えた上で、投資方法を選びましょう。

4.投資初心者で失敗する特徴

投資初心者で失敗する特徴

投資初心者で失敗する人には、いくつかの特徴があります。ここでは、失敗する人の特徴を5つ見てみましょう。

4-1.投資で一攫千金を狙っている

投資で一攫千金を狙おうと思っている人は、宝くじで一等を当てようとしている人と同じパターンです。確かに巨額の資金を投じれば、大金をGETできるかもしれません。

しかし、投資では数カ月・数年間かけて、利益を増やすのが一般的です。よって短期間で大きな利益を挙げようとすると、失敗するのです。

4-2.自分の負けを認めない

自分の負けを認めない人は、感情的になって利益が発生するまで資金をつぎ込もうとする場合があるため、投資は向いていません。投資で100%利益を挙げることは不可能です。

投資の基本は、損失を最小限に抑えることです。そのため、自分の負けを認めて頭の中を切り替えられない人は、失敗しやすいといえます。

4-3.借金をしてまで投資に取り組む

投資は借金をしてまで、行うものではありません。投資家の中には「〇〇万円借金をすれば、絶対に勝てる」という人もいます。しかし、絶対に勝てる保証はありません

仮に有力な情報を得ても、最後まで何が起こるか分からないのが投資です。そのため、情報を真に受けて投資で借金をする人も、負ける人の典型例といえます。

4-4.何も投資の勉強をしていない

投資の勉強をせずに、運任せにするのも良くありません。確かに運のみで勝てることもありますが、それは単発的に利益が発生しているだけです(ビギナーズラック)。

投資初心者の中には、ビギナーズラックを真に受けて、勉強せずに投資を続ける人もいます。結果、資金が底をつきて投資ができなくなるのです。

投資には、金融のプロも参加しています。プロの罠にハマって大損失をする恐れもあるため、投資の勉強は必須といえるでしょう。

4-5.レバレッジをかけすぎる

元の資金額以上の資産を運用することを、レバレッジと呼びます。レバレッジの倍率が高くなれば、少額資金で大きな利益を獲得することが可能です。

しかし、損をした時も巨額の損失が発生します。実際に、3パターンのレバレッジで見てみましょう。

例.資金額10万円を「1ドル=100円」の時に日本円を全てドルに両替したが、その後、1ドルにつき10円の損失が発生

1.レバレッジ1倍(レバレッジがない状態)
(10万円÷100円)×10=1万円の損失

2.レバレッジ10倍
(10万円÷100円×10倍)×10=10万円の損失

3.レバレッジ25倍
(10万円÷100円×25倍)×10=25万円の損失

つまりレバレッジの倍率が上がれば、損をした時の損失額も増えるのです。

「レバレッジ=大きな利益を狙える」というイメージが先行する人もいますが、その一方で巨額な損失が生まれる恐れもあるため、気を付けましょう。

 

5.投資初心者で始める人が多いのは株式投資

投資初心者で始める人が多いのは株式投資

投資初心者は、投資の中でも株式に手を付けることが多いです。

株式投資は、数万円程度から始められます。銘柄によっては株主優待が手に入るため、お得に感じるでしょう。また、株の知識を身に付けたい人にもピッタリな投資といえます。

しかし、そうは言っても株式投資に割く時間がない人もいるでしょう。

その場合は「投資信託」を利用する手があります。投資信託とは、証券会社に株の運用を任せる投資のことです。

証券会社への運用手数料は発生するものの、プロに運用を任せられるため、自身で株式の売買をする時間がない人や株式投資の知識がない人も、利用しやすいでしょう。

さまざまな投資信託商品がございますので、気になる人は証券会社に問い合わせてみてください。

なお、こちらの記事では投資信託について、詳しく説明してあります。

関連記事>>インデックス投資のやり方を解説!|失敗しにくい理由も紹介

6.株式投資を始めるとき初心者が覚えておきたいNISA(少額投資非課税制度)

株式投資を始めるとき初心者が覚えておきたいNISA(少額投資非課税制度)

さらに、株式投資を始める時に覚えておきたいのがNISA(少額投資非課税制度)です。

通常、株式投資で利益を得ると、利益の約20%分の金額が税金で徴収されます。

しかし、NISAを利用すれば株式投資で利益が発生しても、一定額は税金が免除になるため、節税を考えている人にお得です。

なおNISAには、これらの種類があります。

  • (一般的な)NISA
    →年間120万円までの投資額は非課税。申込から5年間有効。
  • つみたてNISA
    →年間40万円までの投資額は非課税。申込から20年間有効。

年間の節税額が大きい方を選ぶか、それとも長期間適用される方を選ぶかは、人それぞれです。

また、NISAを利用して株式投資をする時は、このようなステップを踏みます。

1.証券会社・金融機関へ問い合わせる
2.NISA専用の口座を登録する
3.NISA専用の口座を使用して株式投資をする

なおNISA専用口座は、1人1口座までと決まっています。詳しい内容は、金融庁のサイトに載っていますので、そちらをご覧ください。

7.株式投資で稼いだ利益を別の投資に回すと更に稼げる可能性がある

株式投資で稼いだ利益を別の投資に回すと、さらに稼げる可能性がある

株式投資で稼いだ利益を、別の投資に回して資産を増やす人もいます。おすすめは、不動産投資です。

なぜなら、大きな収益を狙えるからです。投資家の中には、年間で数百万円の収益を挙げる人もいます。

しかも、株式投資で稼いだ利益を不動産投資に回せば、自己資金のみでは購入できなかった物件を買えるチャンスがあります。よって、大きな利益を生み出す高額物件を手に入れやすくなるのです

一方、FXや先物取引の資金に回すのは、おすすめしません。理由は、高レバレッジで取引できる投資だからです。

レバレッジ1倍で投資することも可能ですが、多くの人はレバレッジをかけて大きな利益を狙います。

儲かれば良いですが、損をすると悲惨です。なかには高レバレッジをかけたことで、一度に数百万円~数千万円の損をする人もいます。

よって、FXや先物取引など高レバレッジをかけられる投資は、控えた方が良いでしょう。

8.不動産投資が初心者向けの理由

不動産投資が初心者向けの理由

最後に、不動産投資が良い理由を3つ紹介します。

8-1.不動産価格の変動が頻繁に起こらない

不動産は株式と違い、1日に何度も売買されません。つまり、価格の変動が頻繁に起こらないということです。

不動産価格は一般的に数週間・数カ月間かけて変動するため、値動きをコマメに見られない人にもピッタリな投資ですので、投資に時間を割けない人にも向いています。

8-2.いろいろな用途で不動産を利用できる

不動産の活用方法は多いです。賃貸物件で貸し出す以外に、民泊物件としての購入も可能です。

さらに、入居者や利用者がいない時は、自身のセカンドハウスや客人のゲストハウスとしての活用できます

収益の有無にかかわらず、物件を活用できるのも不動産投資のメリットといえるでしょう。

8-3.節税がしやすい

多額のキャッシュを持っている場合は、不動産を購入すると相続税対策になります。キャッシュを相続するよりも、同金額の不動産を相続した方が、相続税の額が安くなるからです。

場合によっては、キャッシュを相続する時と比べて、相続税が3割程度に抑えられます。ただし、物件の価値によって節税度合いは異なりますので、ご注意ください。

こちらの記事にも、不動産投資のメリットが載っています。

関連記事>>不動産投資をサラリーマンが副業として行うメリットを紹介!

9.投資初心者のまとめ

投資初心者が資産を増やしたいのであれば、NISAを活用しながら株式投資を行って利益が膨れたところで、不動産投資に回すのが最適な方法といえるでしょう。

ただ投資初心者も、生活に差し支えない程度の資金が貯まっていれば、いきなり不動産投資で利益を狙うのもアリです。

会社員の中でも、初心者の状態から不動産投資で副収入を作る人もいるため、不可能ではありません

ただし、投資の知識を付けずに行うと大損失を生み出す恐れがあります。

必ず不動産会社など業界のプロに話を聞いてから、物件を購入しましょうね。

  • この記事を書いた人
松崎サブロー

松崎サブロー

イエベストの編集長です。宅地建物取引士。不動産会社では不動産投資、不動産売却、不動産賃貸、不動産管理など幅広く担当。 不動産に関わる難しい知識を初心者にもわかりやすい正しい情報として提供することを心がけています。

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