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ケリーバックスの評判・口コミ|ガイアの夜明けで不正発覚・被害者が続出した?

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ケリーバックスの評判・口コミ|ガイアの夜明けで不正発覚・被害者が続出した?

不動産投資をめぐっての不正取引について調べると「ケリーバックス」という社名が出てきます。それもまだほんの2年ほど前の話です。

「ケリーバックスとはどんな会社?」「今も営業はしている?」「詐欺をした会社?」「ガイアの夜明けで何が放送された?」

調べてみると他に何社か名前が挙がってきますが、真偽の確認ができないので、そちらには触れることができませんが、2年前のそういった不正融資を中心とした動きがケリーバックスだけであったとも言い切れません。

こちらではケリーバックスの不正について述べていきます。事件の概要を通じて、投資取引への教訓、参考となればと思います。

1.ケリーバックスはどんな会社?【営業終了】

1.ケリーバックスはどんな会社?【営業終了】

ケリーバックスとは、すでに営業をしていない会社なのですが、東京・港区に本拠を置き、弱冠30代半ばの蒲谷康登氏が率いて2012年から2019年まで不動産投資サポートを主な事業としていました。

プロパティマネジメントや個人向けの不動産投資セミナーなども行ない、売上・利益ともに大きく成長。ビットコインで物件が買える試みなど、「若さ」で不動産スキームの現行化にも注力する会社でした。

投資家向けの取引にいくつも不正問題があり、 テレビ東京の「ガイアの夜明け」で指摘されて大問題になり、会社は失速・終息しました。

1-1.レオパレス21のケース

不動産投資家が食い物にされた事例で、「ガイアの夜明け」といえば、 レオパレス21も悪事を指摘されて、問題が表面化しました。こちらは手抜き施工による不正な収益を中心とする問題でした。レオパレスは今も営業を続けていますが、苦境と言われています。

 

2.ケリーバックスとスルガ銀行の不正融資問題について

2.ケリーバックスとスルガ銀行の不正融資問題について

多数のライバルがひしめく不動産投資サポート業の中で、信用や体力のない会社が競争力を持つには、「お客ではないはずの人をお客にする」「物件価値に見合わない利ザヤを取る」などの不正が手っ取り早いです。

ケリーバックスが起こした不正とは、資力に乏しい投資家に 「買える」と錯覚させて、スルガ銀行とも結託した不正融資を起こさせ、売買後の賃貸経営が破綻するのを承知で売ったことです。

スルガ銀行も「属性のヤバいお客に高利で貸してくれる」存在として不動産業界内では有名で、この事件を機に、客付けが困難になって経営が難しくなった業者が多数いるようです。

セミナーで勧誘した投資客に入居者がいると偽装し、当初の説明と違うアパートを購入させ、また、融資を申し込みの際に、銀行の融資担当者と結託して 預金残高を改ざんしてローンを通すなどしました。さらに、購入後のサブリースで約束だった家賃保証を行っていませんでした。

物件価値を偽るために、いくつものウソを重ねることとなったわけですが、確信犯的に当初から仕掛けたのは、 三為(さんため)業者であったことです。

2-1.三為(さんため)業者とは

いわゆる転売業者で、三為は 「第三者の為にする契約」の略です。最初から売主買主がいる場合、媒介契約でもいいのですが、それでは不動産業者は仲介手数料しか手にできないため、一度売主になります。

最初から第三者の売主に売る前提で「第三者の為にする契約」を結べば、最初の売主から買った値段に大量の利益を載せていることを悟られずに販売ができます。

このようにして不正な利ザヤをとるために契約を結ぶのですが、この「第三者の為にする契約」は3者の売買でかかる登記費用などの諸費用を浮かせ、売価を安くするためにも用いられるため、いちがいにそれ自体が悪いわけではありません。

3.ケリーバックスに関する評判・口コミ

3.ケリーバックスに関する評判・口コミ

口コミの部分は、不正発覚する前の投稿です。今になると「なるほど」という感じです。商品力を強引さでカバーせざるを得ない点が浮き彫りになります。

30代 / 男性

”私が想定していた物件の基準が高かったのか、なかなかそれに合うような物件の提示はできていませんでした。物件の地域性については少し偏っていると感じました。なかなか都心の物件というのは数が少ないみたいで、私への際は都内以外の静岡県の物件が多かったと思います。”

出典:不動産投資のミカタ

50代 / 男性

不動産投資会社の営業はとにかく出入りが激しく、ちょっと経つとすぐ営業がいなくなり、こちらとしても困ってしまいました。まだ区分も持ってない段階でいきなり一棟買いはちょっとリスクが高いのではと今では思っております。”

出典:不動産投資のミカタ

勧誘の電話がしつこくかかってくることは初期段階からあったようです。

 

さすがに「アパートが酷すぎる」という意見が多数です。何でこのような物件の売買が8000万円で承諾され成立してしまったのか、怖くなります。

当初の約定ではあったはずの家賃保証も、受けることができませんでした。

不動産投資は、ちゃんと信頼できる会社かを確認して、自分に合ったパートナーとして選ぶ事が必須となります。

これまで、数々の不動産投資会社の評判記事を書いてきた イエベスト編集部が、全国の不動産投資会社を徹底調査した結果がこちらの記事「不動産投資おすすめ会社ランキング【2021年最新版】です!ぜひ参考にしてみてください!

 

4.ケリーバックスについてのまとめ

ケリーバックスの評判・口コミ|ガイアの夜明けで不正発覚・被害者が続出した?

以上、ケリーバックス の事件に関する概要です。不動産投資家を食い物にする事例が、現代の法の網をかいくぐって起きていた事例としてご紹介をしました。

このようなことは許されていいはずがありません。ただ金銭的な損害をさせるだけでなくお客さまを悪者にしてしまうのですから。レオパレスの事例もですが、賃貸物件には賃借人がいて、その人たちまでがなにがしかの被害を被るのです。

しかし、です。「騙される方も悪い」という視点も持つべきと言わざるを得ません。特に経験の浅い初心者の人こそです。

「かぼちゃの馬車」という、建築費を大幅に上乗せしていた事例でもそうですが、購入の際に、ちょっと近隣の相場と比較するなどしていれば「高過ぎる」「なんでこんな好利回り?」「おかしい!」などとなるはずです。

そんなにうまい話があれば、あなたの担当営業マンが自分で買うはずなのです。

ここまで悪質な業者はそういないにせよ、勉強や下調べもしないで「ちょっとお金ができたから投資しよう」という感覚はきわめて危険です。

  • この記事を書いた人
松崎サブロー

松崎サブロー

イエベストの編集長です。宅地建物取引士。不動産会社では不動産投資、不動産売却、不動産賃貸、不動産管理など幅広く担当。 不動産に関わる難しい知識を初心者にもわかりやすい正しい情報として提供することを心がけています。

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