「給料日前だと財布に小銭しか入っていない…」
「カードの請求書が届いたけれどこんなにたくさん使っていたなんてどうしよう…」
社会人になったとはいえ、みんながお金を上手く使える人ばかりではありません。
中にはお金の使い方がルーズなばかりに年中「金欠」状態に陥っている人も多いのではないでしょうか。
今回は「金欠」と無縁になる方法について詳しく解説をしていきます。
少しでも金欠生活とはサヨナラしてお金と良い縁を結びたい方はぜひ、本記事を参考にしてください。
目次
1.金欠の乗り切り方
新型コロナウイルス感染拡大の影響で急激に収入が減ったり仕事を失ったりした人も少なくありません。
特に接客飲食業で働く人は大きな打撃を受けています。
ここでは貯蓄がほとんどゼロの状態で現在を生き抜いていくために必要な「やるべき7つのこと」を詳しくご紹介していきましょう!
1-1.固定費を下げる
家計の支出を減らすためには変動費より固定費から始めた方が節約効果が狙えます。
固定費は毎月かかるランニングコストですから一度見直しをすると持続的に効果を得られるのがメリットです。
例えば月8,000円のスマホ料金のプランを月3,000円のプランに切り替えたら毎月5,000円の節約になり、何もしなくても年間60,000円、10年では600,000円も節約できるようになります。
大手キャリアで契約している場合は格安SIMに切り替えると格段に携帯料金が下がるのでオススメです。
水道光熱費についてですが水道料金は自治体の水道局が提供しているものであり変更はできません。
しかし電気代とガス代は事業者やプランの見直しで節約ができます。光熱費はコツコツ節約しても金額的にはたかが知れていますので、効率よく削減するならばセット割りなどお得なプランを提供している事業者に乗り換えましょう。
1-2.国・地方自治体の貸付・給付金制度を利用する
「貯金がゼロで来月の家賃も払えそうにない…」そんなひっ迫したときに利用できるのが「住居確保給付金」制度です。
この制度は家賃の一部を国が補助してくれるものであり、貸付ではなく給付ですから返済の必要もありません。
住居確保給付金制度は従来、廃業や離職で職を失った人のみが対象でしたが、コロナ禍で生活が立ちいかなくなった人が急激に増えたため令和2年4月20日より失業していない人にも対象が拡大されました。
支給額や支給要件は自治体により違うので居住している市町村の自立相談支援機関に問い合わせてみてください。申し込みも同じ窓口からできます。
休業や失業で収入が減少した場合には「緊急小口資金」という貸付制度も用意されています。
貸付額は学校の休業や個人事業主等の特例の場合は20万円以内、その他の場合は10万円以内で無利子かつ保証人はいりません。1年間の据え置き期間終了後2年以内に返済することになります。
緊急小口資金でも間に合わないという場合には「総合支援資金」という貸付制度も利用可能です。
生活を立て直すための費用として単身の場合は月15万円以内、2人以上の場合は月20万円以内を原則3カ月まで無利子で借りられます。据置期間は1年で無利子、保証人不要。10年以内に返済すればよいので無理のない返済ができます。
1-3.支払い猶予申請を活用する
電気代、ガス代などはコロナの影響で猶予申請ができるようになりました。
経済産業省では2020年4月7日に緊急事態宣言が発令されたことを踏まえ同日付で、電気・ガス事業者に対し個人又は企業にかかわらず、新型コロナ感染症拡大の影響により電気・ガス料金の支払いに困難な事情がある方に対しては置かれた状況に配慮して、料金の未払いによる供給停止の猶予など電気・ガス料金の支払いの猶予について柔軟な対応を行うことを要請しています。
料金未納でこれらのライフラインが止められてしまったら、まさに命にかかわる事態になりかねません。
新型コロナ感染症の影響により電気・ガス料金の支払いに困難な事情がある人は、電気・ガスの契約をしている小売電気事業者・ガス小売事業者に問合せをして支払い猶予の申請をしてみてください。
1-4.休業手当を活用する
一般社員にはあまり周知されていませんが社員が会社による要請で休業した場合、会社は休業手当を払う義務があります。
会社側の義務として労働基準法で定められており基本的に平均賃金の6割以上が休業手当として支給されることになっているのです。
ところが社員数が少ない中小企業ではそもそも会社側が制度を把握していないことも多く、休業手当を支払っていないケースも少なくありません。
もしも休業手当が振り込まれていないことが判明したら、すぐに経理担当者に問い合わせをするようにしてください。
「うちの会社ではそういう手当はしていない」と言われても、そこであきらめてはいけません。
労働基準法に詳しい人が社内にいない場合は自分でリサーチして伝えるなど食い下がる努力も必要です。
1-5.自炊して食費を下げる
家計の中で食費が占める割合は非常に多く1ヶ月の食費は単身が約4万4,000円、2人世帯が約6万4,000円が標準的な金額です。
外食を度々すると高くつきますが、安い食材を購入して料理をする自炊なら食費を節約できます。
ネットでも安く作れるレシピがたくさん紹介されていますのでぜひ、試してみてはいかがでしょうか。
Twitterで様々な節約レシピが満載です。
外国人の金欠レシピも美味しそうなものがたくさん公開されています。お酒のおつまみとしても良さそうです。
外国人の金欠レシピはこちら!
https://livejapan.com/ja/article-a0004426/
大人気のレシピ投稿サイト「クックパッド」でも「金欠」と検索すると様々なレシピが登場します。
クックパッドの金欠レシピはこちら!
https://cookpad.com/search/%E9%87%91%E6%AC%A0
1-6.ポイントを活用する
近年流行している「ポイ活」でポイントを貯めてお得に商品をゲットする方も増えています。
日常の買い物で自然に貯まっていくものも多いため使わない手はありません。
ポイントを上手に貯めるコツは自分がどんなポイントを持っているかを整理してみることです。そのうえで貯めるポイントを絞り込むようにしましょう。
効率よく貯められて使い勝手のいいポイントには「Tポイント」「楽天スーパーポイント」「Ponta」「dポイント」などのポイントで、コンビニやドラッグストアなどで買い物をするだけで自然にポイントがラクラク貯まっていきます。
ポイ活におすすめのポイントサイトには、モッピー経由で買い物をするだけでポイントがどんどん貯まる「モッピー」メジャーな他社ポイントへ交換できる「ハピタス」ポイントに利息が付いて増えていく「げん玉」などがメジャーです。
特にモッピーは高額ポイントが還元されるものも多く、例えばクレジットカードを新規発行すると約10,000ポイントもらえるケースもありますから、一度試してみてはいかがでしょうか。
1-7.お家デートを楽しむ
金欠のときにも工夫次第でデートを楽しむことができます。
外出するとしても無料で楽しめることがたくさんありますが、どちらか一方が1人暮らしの場合はお家でまったりデートというのも悪くはありません。
お家デートのおすすめプランとしては
- 映画鑑賞
- テレビやネット動画を見る
- テレビゲームをする
- 一緒に料理を作る
- お酒を飲む
など様々なプランがあります。
映画館で映画を見れば大人1人で1,800円、2人なら3,600円程度ですがレンタルビデオを借りれば1本500円もかかりません。
お酒を飲む場合でも居酒屋やレストランに行けば2人で5,000円~7,000円はかかりますが、お家で飲む場合はお酒代を抑えることができるため半額程度で収まります。
気ごころの知れた関係になれたならぜひ、お家デートで2人の関係性を深めていくのもよいでしょう。
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2.金欠になる人の特徴
お金がない人に共通して見られる傾向というものは何故か共通する特徴があります。
ここでは金欠になる人の特徴についていくつかご紹介していきましょう。
2-1.月次の収支を把握していない
まず「月次の収支を把握していない」という特徴があげられます。
家賃や光熱費、食費、携帯電話代、交際費、衣服費など様々な支出が月当たりどのくらいの金額になっているのかすぐに言えるようでなくてはなりません。
今月いくら入ってきて、いくら出ていくかというお金の流れを正確に把握できていないと、収入以上に使ってしまう場合があります。
月々の収支を確認する方法としては過去1カ月の支出を書き出して項目別に支出額を記入していきます。そうすると使った金額が明確に分かりますから、その中から削減できそうなものはないかを洗い出してみましょう。
思っていたより無駄に使っていることが把握できると節約をしようという意識が高まっていきます。
2-2.浪費・無駄遣いが多い
浪費とは、いわゆる無駄遣いのことです。
マイポットを持たずに毎日何回も缶コーヒーを買ったり、会社帰りに何となくコンビニに寄ってスイーツや雑誌などを買ったりしてはいないでしょうか。
たとえ数百円程度の無駄遣いでも、塵も積もれば山となるでかなりの金額になるもの。1日500円を無駄遣いしていると1ヵ月で約1万5,000円、年間では18万円ほどの大金になってしまいます。
少しずつ払っているため無駄遣いをしているという実感があまり感じられないかもしれませんが、何となくお金が減ってしまうという方はレシートを貯めて金額を計算してみると分かるでしょう。
また趣味に使う雑費や何かのグッズを集めるのが好きだという方も用心してください。なくても死なないようなところに無駄遣いをしすぎている可能性があります。
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2-3.クレジットカード払いに頼っている
支払いを後回しに出来るクレジットカードを気軽に使う癖がある人は特に注意が必要です。
クレジットカードは便利なものですが支払いが先延ばしになるだけなので、気を付けて利用しないと請求金額に驚いてしまうことになります。
特にネットや通販番組などで「限定品!」「先着順」などといったワードが並ぶと衝動的に欲しくなってしまう場合があるので注意しましょう。
クレジットカードを使い過ぎると当然ですが支払い金額が多くなり手元に現金があまり残りません。そうするとお金がないため買い物はクレジットカードを利用するというサイクルになり、延々とカードの支払いが続いていくようになります。
リボ払いにすると毎月一定の金額を支払うことになるため一見ラクに見えますが、リボ払いの一般的な金利は実質年率15%で(実質年率とは1年間、借入期間が継続するときの比率のこと)非常に高い金利です。
リボ払いを使い続けると利用残高の増加や支払期間の長期化にもつながりやすいため、なるべく利用は避けるようにしましょう。
3.金欠の時に即金で収入得る方法
社会人になっても何かと金欠になってしまう場合があります。
「友達の結婚式が続いてご祝儀ビンボーになった…」「最近飲み会が続いて金欠気味」など社会人ならではの出費が続くときはあるものです。
ここでは即金で収入を得られる方法を解説していきます。
3-1.日払いバイトをする
急にお金が必要なときや給料日前に金欠になってしまったときは、働いたらすぐにお金が入る日払いバイトがおすすめです。
すぐ現金が手に入る日払い高収入バイトには以下のようなものがあります。
- PRイベントスタッフ
- 宅配ドライバー
- 引っ越し
PRイベントスタッフは大型ショッピングモールのイベントや家電量販店のキャンペーン、携帯電話や自動車、住宅などの展示会など様々なPRイベントのお手伝いをします。
会場設営や資材の運搬、片付けなど力仕事もありますが、女性の場合はグッズの販売など接客メインの仕事もあり日給は高めです。
宅配ドライバーも短期・日払いOKという条件も多く自由な働き方でしっかり稼げます。運送・送迎業界は慢性的な人手不足にあり特にお歳暮やお中元などの季節には猫の手も借りたいほどの忙しさです。
引っ越しのバイトもスタッフは登録制が多く自分の好きな時間に入れます。体力は必要ですが仕事は多く、常に募集されている職種であり日払いでもらえるところも多いです。
3-2.不用品を売る
要らなくなった不用品をリサイクルショップやメルカリなどのフリマアプリで売るのも即金性が高い方法です。
特にフリマアプリなどの場合は自分で好きな値段を付けられるため思い通りの金額で取引ができます。
不用品を売ることで使わなかったものが減るため整理整頓できるのもメリット。
また宅配買取という方法もあり段ボール箱のキットを自分で用意または業者に送ってもらって、そこに品物を入れて送り買取をしてもらいます。自宅に居ながら不用品が売れるので店頭まで行く必要もありません。
本来ならば捨てるものだった不用品が意外なお宝である場合もありますからぜひ、試してはいかがでしょうか。
3-3.親や親戚に相談する
社会人となったらなるべく自立しなくてはなりませんが、急な失業で収入を失うなど自分の力だけでは解決できない非常時には親や親戚に頼るのも致し方ないことです。
最後に頼れるのは親や親戚であり、とりあえず生活の目途が立つまでの間は実家に戻って衣食住だけは確保するしかありません。
とはいえ長期間頼るというわけではなく早めに生活を立て直せるように自ら努力もしていきましょう。
4.これから金欠にならないための対策
ここでは金欠にならないための対策について詳しく解説をしていきます。
4-1.現在の収支を把握する
先述した金欠になる人の特徴として「月次の収支を把握していない」というものがありました。
したがってこれから金欠にならないための対策としては「現在の収支を把握する」ということが大変重要になります。
食費、光熱費、通信費、交際費、家賃など自分が毎月「何に対してどのくらいお金を使っているのか」をしっかりと把握するようにしてください。
少し面倒かもしれませんが家計簿をつけるのが良いでしょう。
項目別に使った金額を記入することでお金の流れが手に取るように分かっていき、月々に使う金額が明確になるため計画的にお金を使えるようになっていきます。
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4-2.人生の目標を決める
人生の目標を決めると、生きたお金の使い方ができるようになります。
何の目的もなく生きている場合つい浪費しがちになりますから、しっかりと目標を決めることが重要です。
たとえば「40歳になったらセミリタイアをして投資用マンションのオーナーになりたい」など具体的な将来像を描けば、その夢が実現するように行動していくことになります。
最初は少額の投資から始めてだんだん投資ジャンルや投資資金を増やして行くなどの行動へとつながっていくのです。
目標を持って生活していると張り合いのある日々を送れるので充実した人生を過ごせるようになります。
小さな目標からでも結構ですので将来の自分の姿を思い浮かべながら人生の目標を決めてみましょう。
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5.「金欠」のまとめ
今回はなるべくなら避けていきたい「金欠」について詳しく解説をしていきました。
金欠の恐ろしいところは徐々に進行していき気が付くと手に負えない状態になっていることです。
たとえ緊急時の場合でも本来でしたら生活資金として給料の半年分は貯金しているのが理想とされています。
特に近年では災害やウイルスの流行など想定外の様々な出来事が起こっているため決して油断はできません。
いざというときに頼りになるものはズバリ「お金」です。
「今まで何となく浪費をしてしまって貯金がない…」という方は今からでも遅くはありません。
金欠とは無縁の「お金が貯まりやすい性質」になるために今回ご紹介したことをぜひ、実践してみてください!