「せっかく給料が入ってもカードの支払いでほとんどなくなってしまう!」
「給料日前だというのに財布も口座もすっからかんでどうしよう…」
いくら真面目に働いてお金を稼いでも浪費癖がある人はいつになってもお金を貯められることはありません。
それどころかクレジットカードなどの残債がどんどん増えて、いつか身動きが取れなくなってしまうことも考えられます。
今回は浪費癖がある人の見分け方や浪費を解決する方法について詳しく解説をしていきます。
いつの間にかお金がなくなってしまう方はぜひ、本記事を参考にしてください。
目次
1.浪費癖とは?見分ける診断テスト
浪費癖のある人とは無駄なお金を使ってしまう人のことです。
欲しい!と思ったら我慢できずに買ってしまいますが買っても使わない傾向があります。したがって買っても使うのであれば無駄にはなりません。
ここでは自分ではなかなか分かりづらい浪費癖を見分ける方法についてご紹介をしていきます。
1-1.診断テスト
実は浪費癖というものは自分では無自覚な場合も多いのです。
もし「自分は浪費癖があるのではないか?」と心配な人は診断チェックをするとよいでしょう。
以下に挙げる項目にあてはまる事柄が多いほど浪費する傾向が強いと言えます。
- 購入後、一度も着たことのない服を持っている
- ブランド品が大好き
- 特売セールや期間限定だとついつい買ってしまう
- 自炊はせず外食が多い
- ギャンブルがやめられない
- スマホアプリなどへよく課金する
- 用もないのにコンビニに寄ってしまう
- 飲み会に参加することが多い
- カードローンやキャッシングの利用に抵抗がない
- 金額をあまり考えずにクレジットカードを多用する
2.浪費癖が治らない原因とは?【男女で違う?】
浪費癖が治らない人にはいくつかの原因があります。
性格的な要素もありますが、なかには心の病気が原因でなってしまう場合もあるのです。
ここでは浪費癖が治らない原因について詳しく解説をしていきましょう。
2-1.お金の管理ができていない
まず最大の原因は「お金の管理ができていない」ということです。
毎月の収支が分かっておらず、いつの間にか使いすぎている可能性があります。
お金の管理がまったくできない人というのは世の中には案外多く決して珍しいことではありません。
生活していくうえでお金は一生必要なものであり、お金の管理ができていないと生活に悪い影響を与えてしまいます。
また一人暮らしから結婚して夫婦になる、子供が生まれるなど家族の形態が変わることによって支出も変化していく点に注意してください。
面倒かもしれませんが家計簿をつけて毎月の支出を項目別に把握するとよいでしょう。
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2-2.プライドが高い
「プライドが高い」というのも浪費癖がある人にありがちな要素です。
ブランド物など、本当は必要ないのに見栄のためについ買ってしまうケースが多いでしょう。周囲に「センスがよくておしゃれ」と言われることをとても喜びますが、浪費しすぎると生活に必要なお金にまで事欠くことになりかねません。
自分を良く見せようとする意識も度を超えるとマイナス要因になってしまうため、プライドを高くするのはほどほどにしておきましょう。
2-3.流行り物好き
買い物をしょっちゅうしてしまう人に多いようですが「流行りもの好き」な人もお金を浪費するタイプと言えます。
流行はすぐに移り変わるので買い出すとキリがないものですが「今、これが流行っている!」と聞くと、流行に遅れるのは恥とばかりにすぐに買ってしまうのです。
しかし流行りのものは時期を過ぎると身につけるのが恥ずかしくなったり、興味をなくしてしまったりしてしまうもの。
流行りものを取り入れるときには値段を考えて購入するようにしましょう。
2-4.お金がかかる趣味を持っている
典型的な浪費家の特徴として挙げられるのが「お金がかかる趣味を持っている」ということです。
お金がかかる趣味の代表としては「車・旅行・ギャンブル・ゴルフ・腕時計・カメラ」などがありますが、どれか一つでも当てはまる場合は要注意と言えます。
このなかで最も生活が破綻する可能性が高いのは当然ギャンブルです。
パチンコ、競馬、競艇など様々なギャンブルがありますが、はまりすぎるとギャンブル依存症となり最悪の場合、自己破産にもなりかねません。
以前は男性の方が多いとされていましたが近年では女性でも、はまってしまうケースが増えています。
ギャンブルとは「より価値のあるものを得ることを目的に、自分にとって価値あるものを危険にさらす行為」です。
お金を浪費したくない人は、なるべく手を出さないようにしましょう。
2-5.病気の可能性
買い物をしまくってお金をどんどん浪費している人は買い物に対して依存症になっている可能性もあります。
買い物依存症とは読んで字のごとく病的なほど過剰に買い物をしてしまう人のことですが、浪費家と買い物依存症との違いがよくわからないという方も少なくありません。
買い物依存症の特徴を以下の表にまとめましたのでぜひ、ご参考にしてください。
特徴 | 内容 |
女性に多い | ・女性がなりやすい傾向がある ・依存症でなくてもストレス解消で買い物をしているうちに買い物依存症に陥ってしまうというケースも少なくない |
生真面目な性格 | ・「責任感が強い人」「真面目な人」ほどかかりやすい傾向 ・自分でストレスを発散させる方法として買い物に依存してしまう |
虚栄心が人一倍強い | ・周囲からの賞賛を求めブランドや高級車など無理をしてでも手に入れようとしがち。 ・「高級なものを持つこと」で自分に価値を感じる |
自分に自信がない | ・人の顔色をうかがうことがクセで満たされない孤独を抱えている ・買い物をすることで淋しさや虚しさを埋めようとしてしまう |
あくまでも傾向ですが買い物依存症は女性に多い傾向があり、生真面目な人も陥りやすいので気をつけましょう。
2-6.ストレス
ストレスも浪費癖の原因のひとつに挙げられます。
人間関係や職場、夫婦関係などでストレスを抱えている人は、お金を使うことでストレスを発散していることがあるからです。
先述した買い物依存症の例のように心の中でストレスが溜まりすぎると、はけ口として必要でないモノを過剰に購入したり何かに熱中して嫌なことを忘れようとしたりする行為に走ってしまいます。
心の中が満たされている人は無駄なことにお金を使うことはありません。
ストレスを溜め込みやすい人ほどストレスのはけ口として買い物にのめり込んでいってしまうため、くれぐれも気をつけるようにしてください。
3.浪費癖は治る?解決する具体的な方法
浪費癖は原因となっているものが解決しないと治らない可能性が高いやっかいなものです。
ただ、それさえ解決できれば改善していくことはできるともいえ実際に「治った」という人もいます。
ここでは浪費癖を治すための具体的な方法について詳しく解説をしていきましょう。
3-1.現在の収支を把握する
まずは収入に対して支出がいくらあるのかを把握することです。
現実に「どの項目でいくら出費となっているのか」を確認すると節約してお金を貯めようとする意識が芽生えてきます。
多少の手間はかかりますが家計簿をつけると収支が明確になり、無駄な出費が何に多いのかが具体的にわかります。
近年ではスマホのアプリなどで手軽に家計簿をつけられますからぜひ、試してみてはいかがでしょうか。
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3-2.断捨離する
無駄なものは一切なくすということで断捨離もオススメします。
総じて浪費家の人はモノを買いすぎる傾向がありクローゼットに入りきらないままのバッグや靴、洋服などが放置された状態のことが多いようです。
今入らないものはすべて捨ててスッキリとした部屋にするとモノの管理がしやすくなり、無駄な買い物をしないようになっていきます。
部屋の空間をスッキリさせたその時には現在の人間関係を見直してみるのも良いでしょう。
無駄な飲み会などに誘ってくるような不要な人間関係も捨てると心機一転、浪費癖が治る可能性も高くなります。
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断捨離で暮らしが良くなる
\✅貯金が出来る
物を買わない事で出費減。浪費癖も抜けてお金を使わない傾向。✅掃除がしやすい
物は家事を妨害してくる。それが無くなるとストレス減。✅人間関係改善
悪い出会い、人も断捨離できる様になる。✅痩せる
物の管理が出来る人は体型管理も出来る。 pic.twitter.com/iIVHQ4Iwlk— ゆきお@ミニマリスト (@yukio1552) 2020年5月23日
3-3.生活再建支援カウンセリングを受ける
自分ではどうにもならない場合は人に頼るのが良いかもしれません。
日本貸金業協会では生活再建支援カウンセリングを実施しており、債務問題を抱えていて再発防止を希望する本人または家族の方の相談を受け付けていますので、相談をしたい方は問い合わせをしてみてください。
生活再建支援カウンセリングでは以下のような問題の解決に向けて、本人や家族の話を伺い一緒に解決へ向けて考えていきます。
1.行動パターン改善
・依存行動の克服
・対人スキル改善
2.家族への心理的支援
・本人に対する不安の軽減
・本人との関わり方の改善
3.家計の健全性回復
・家計収支改善による返済計画構築
・生計を維持するためのスキル習得
・将来の生活設計等
相談は無料で受けられ来協による面談または電話で行います。
債務問題に関する相談窓口はこちら!
日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
3-4.その他の簡単テクニック
浪費癖を抑え込むにはいくつかの簡単なテクニックがあります。
たとえば以下のようなものが挙げられます。
- 一万円札をなるべく崩さない
- 先取り貯金する
- 必要以上に財布にお金を入れない
- 買い物をする日週2費などと決めておき、それ以外は買わない
- 欲しいものができてもすぐに買わずノートに書いて月末まで待つ
- 気の進まない飲み会はパスする
- 家から一歩も出ないオフの日をつくる
- お釣りが新札だったら使わずに貯める
どれも簡単に実行できるものばかりなのでぜひ、トライしてみてはいかがでしょうか。
4.「浪費癖」のまとめ
「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉もある通り、お金に関するトラブルは人間関係を破綻させることが多く、最悪の場合人生を破滅に導く恐ろしいものです。
お金を使えばそのときの欲求はすぐに満たされますが後には何も残りません。
残るものと言えばせいぜい借金の山ぐらいなもので、大切な家族を失ってしまうこともあり得ます。
本来お金というものは人に幸せと安心をもたらすものですが、使い方を誤ると地獄の苦しみを味わってしまうことになってしまいます。
そうならないためにもぜひ、正しいお金の使い方を身に着けて平穏で幸せな人生を歩めるようにしていきましょう!