「富士住建」の評判や口コミをお探しでしょうか？　現在関東7都県に展開するメーカーですが、 今後エリアを拡大してゆくことは既定路線と思われます。しかしその品質や評判はどうなのでしょうか？

「富士住建の評判は？」「実際に買った人の体験談を知りたい」「対応はスムーズ？」「家を買っても良い？」

富士住建は特色やユーザメリットのとてもはっきりした会社です。あなたのニーズに合うかが気になりますね？

ここでは富士住建の特徴・品質や取引のメリット・デメリットについて述べていきます。見積り・施工経験者の極力公平な口コミなどを通じて、比較検討への総合的な判断材料としてください。

1. 富士住建はどんな会社？

平成30年の持ち株会社FJホールディングス設立より、富士住建はその子会社の形をとっています。トヨタホームの例を挙げるまでもなく、より事業に専心することや連合による規模拡大を意識した動きが、ハウスメーカーの世界でも活発化しています。

1-1.企業概要

1-2.沿革

昭和62年　　株式会社富士住建　設立
平成10年　　『自由設計 完全フル装備の家』販売開始
平成18年　　本社　埼玉県上尾市に移転
平成19年　　ジャパンパラリンピック大会スポンサー契約
平成21年　　和歌山県『富士住建の森』にて植林を実施
平成22年　　企業内保育所フルまる～む開園
平成26年　　大宮アルディージャスポンサー契約　プロゴルファー葭葉ルミ選手 スポンサー契約
平成30年　　㈱富士住建を子会社として、FJホールディングス株式会社設立　SAZAIE株式会社　設立
令和元年　　株式会社カルミア　設立

首都圏一円、特に埼玉県では 「完全フル装備の家」というキャッチコピーは浸透した感があります。富士住建の施主は「浴室テレビとか、要らねぇよ」とか言いながら、なんだか嬉しそうなものです。戸建施工の「いま」を具現化したような装備の数々は、考えていなかった「暮らしの新しい面」を見せてくれるものです。

2. 富士住建の特徴

2-1.完全フル装備の家

富士住建では、他のハウスメーカーでは高額オプションとなってしまうような設備も全て標準仕様とする事で、 明朗会計を目指しているので、価格設定がわかりやすく見積もりとのズレも少ないため、予算内で理想の家を建てることがしやすくなっています。

設備メーカーと年間契約することで仕入れ単価を抑えたり、あらかじめ利益率や無駄な費用を削減することで、コスパの高い家づくりを目指しており、以下の「フル装備内容」を見ても、 「かなりのお得感」があります。

2-2.樹齢60年の4寸紀州檜を使用

木造軸組工法では「檜無垢材　4寸構造」と、耐震性を高める為に「耐震ジョイント金物工法」を組み合わせて建築します。

檜無垢材は 樹齢60年の紀州檜を使用します。（軸組工法で集成材を使用するラインもあります）

檜の香る家というのは若い世代の人にも説得力のある題材なのでしょう。和モダンのライン「紀州の風」などもありますが、年間60棟限定の純和風住宅 「檜日和」はてらいなき和風・ド演歌の世界で、現在隆盛のハウスメーカーで、こういった伝統的な建物を手がけるところがあるというのは、少々嬉しくなります。

富士住建では和歌山県で植林・環境保全の活動も行っています。

2-3.完全自由設計が可能

あらかじめパッケージ化されたラインナップから間取りやプランを選択するのではなく、理想をイチから形に
できる「完全自由設計」も、富士住建のメリットの一つです。家族の意向や理想が反映された家の方が愛着が湧くのは間違いがありません。

外観も自由設計可能なので、定番の「シンプルモダン」な家から、「和風」「南欧風」な家まで、施主の好みに合わせた家を建てる事ができます。オプションで「南欧風デザイン」や「アール階段」（これはかなり見栄えが良い）などを採用すれば、価格に上乗せとなります。

2-4.住宅性能

建物の構造については、耐震性に優れたモノコック構造を採用していますが、耐震等級に関しては明確な表記はありません。断熱材は高性能グラスウールですが断熱・気密もやはり基準表記はなしです。

住宅の性能＝「壊れない」「寒くない」などの点についてこだわりを持つ人は、納得のいくように説明を受けることをお勧めします。他メーカーと比較がしづらいのは、ちょっと困った点です。（檜4寸角の場合は品確法対応となります）

2-5.プラン

全プランがすべて完全フル装備という、分かりやすいラインナップです。

完全フル装備の家

省エネ・高品質な設備・防犯システム・生活必需品を取りそろえた、長期優良住宅対応、自由設計の注文住宅
坪単価:45万～60万円

完全フル装備の家　HIRARI(平屋)

ハイグレードな設備、仕様はそのままに、平屋の利便性を追求した新世代住宅。
坪単価:45万～60万円

完全フル装備の家　ひのきの家

土台・柱には全て４寸角（120mm×120mm）の無垢檜材を使用し樹齢60年の檜は年輪が細かいのが特徴で、強さと丈夫さの証明として、 品確法（性能表示）にも対応可能。
坪単価:55万～65万円

完全フル装備の家　ZEH

完全フル装備の家に更に省エネ性能を高める設備を増加させた「ZEH対応住宅」。（ZEH：ゼッチ＝超省エネルギー住宅。国の補助金対象）
坪単価:55万～65万円

2-6.サポート体制

富士住建の施工住宅は初期保証:10年　最長延長:20年　延長条件:3年目以降の有料点検･10年目の有料補修となっており、品確法で義務付けられた「最低限」の初期保証です。

アフターサービスに関しても、6カ月、1年目点検、2年目点検までは無料で定期点検を行っていますが、3年目以降は有料点検となり、これは他社に比べていくぶん見劣りする内容です。

3. 富士住建の会社の評判・口コミ

従業員・関係するスタッフが多いため、ここにある意見は一部のものであることをお断りしておきます。

3-1.良い評判・口コミ

フル装備で機能充実。予算オーバーも心配なし。

50代/女性

スタッフの対応も良いという意見です。

40代/女性

40代/男性

室内の快適性について。

3-2.悪い評判・口コミ

不満は施工の問題と、標準装備以外のオプション追加に関してが多いようです。

施工トラブルについて。

50代/女性

60代以上/男性

フル装備の活用に難あり。

30代/女性

営業スタッフはかなり多忙のようです。

3-3.実際に買った人の体験談

購入後の施主の具体的な記録も参考にできるように、「家を買った記録」ブログを探すのをおすすめします。以下一部をご紹介します。

マックスの富士住建で家を建てるブログ
電気代比較や浴室テレビの利用法まで。
https://ameblo.jp/mwntr046/

お茶の初めての家づくり◆富士住建◆ブログ
外構や設備ネタも豊富です。
https://ameblo.jp/mihimaru1129/

Aさん夢のマイホーム記録と、その後
住み心地の記事が豊富です。
https://ameblo.jp/ara1san/

4. 富士住建をオススメする人

住宅のフル装備を家づくりに生かしたい人、在来工法の檜の家に魅力を感じる人が挙げられますね。

また、住宅性能とアフターメンテがアキレス腱の可能性もあります。耐震・断熱・アフターサービスへのこだわりが少ないか、自分で手配できる人も良いと思われます。

5. 富士住建についてのまとめ

富士住建の「フル装備」の内容は 新築の家に住む！という夢にあふれていて、魅力的です。大きな買い物ですから夢は大事。せっかくの標準装備ですからどう活かすかも、大切な判断基準になってくるでしょう。

反面、耐震や断熱気密、サポート体制などには、はっきりした打ち出しが少ないため、そこは注意が必要になります。

富士住建の購入者、筆者が知る限りでは住宅設備関係など業界のインサイダーが多いのは「特に細かく突っ込まなくても、何かあれば自分でできるし」ということかな、と思います。

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