札幌といえば、観光客がたくさん集まる場所として有名です。
札幌市の不動産を購入して、投資をしようか考え中の人もいるでしょう。
確かに札幌の物件を買って利益を挙げている人はいるものの、逆に失敗する人もいます。
その差が生まれる1つの理由が、札幌市の地理的環境を知っているかです。
これを考えずに投資用マンションを購入すると、大損失につながります。
そこで今回は、札幌市の街の状況を紹介しながら、札幌の不動産を購入して失敗する人の事例や、収益を挙げるコツを紹介します。
この記事を読むと分かること
- 札幌市の街事情・不動産事情
- 札幌市で不動産投資を成功させるコツ
目次
1.札幌市ってどんな街?
札幌市は10個の区で構成されている政令指定都市で、2019年7月1日現在、195万人以上の人口を抱えています。ちなみに、全国の市の中では4番目に人口が多いです(東京23区除く)。
中心部には、時計台や、すすきのと呼ばれる歓楽街があるため、地元の人だけではなく観光客が殺到することもあります。その他に、北海道大学や札幌医科大学などの教育機関もあるので、一人暮らしの学生も多いです。
しかも都心部を中心に、バスや地下鉄(南北線・東西線・東豊線)、路面電車が走っており公共交通機関が充実しています。よって、自動車を持っていなくても生活を送ることは可能です。
しかし、札幌の場合は「雪」に注意しなければなりません。
毎年数十センチ単位で雪が積もるため、除雪車が運行しています。冬を中心にバスや路面電車、JRなど地上を走っている公共交通機関は高確率で遅れる恐れも…。
つまり不動産の立地条件を見極めながら、物件を選ぶ必要があるといえます。
ポイント
札幌の不動産を借りるうえで、雪の事情は避けて通ることはできない!
2.札幌の不動産投資事情とは…?
かつては、札幌の不動産は不人気でした。しかし、最近は札幌市に不動産を購入する人も、少しずつ回復しているとの話を聞きます。利回り率が10%を超える不動産もあるため、利回り率が高い地域の不動産を購入したい人に、おすすめの街です。
とくに、札幌市中央区にある「円山公園」と呼ばれる地域は、札幌市内でも人気のエリアです。人気の理由は、中心部に近い場所でありながら自然を楽しめることです。
札幌中心部にある「大通駅」から、3キロ前後しか離れていないものの、山登りを楽しめる場所があります。
しかも、円山公園駅と直結でつながっている商業施設「マルヤマクラス」には、スーパーや飲食店、雑貨店などがあるため便利です。札幌市外からの転入生も多く、ファミリー層にも人気があります。
ポイント
円山公園付近は治安もいい!
3.札幌で不動産投資物件を購入して失敗する人もいる
札幌の不動産を購入した人の中には、投資に失敗する人もいます。ここからは、失敗した人の事例を見てみましょう。
3-1.駅から遠い場所の不動産を買った
駅から遠い場所に建っている不動産を購入し、失敗したパターンです。冬には雪が数十センチ積もり、気温もマイナス10度を下回ることもあります。つまり、外を長時間歩くのには厳しい街なのです。
札幌在住者の中には、冬は1秒でも早く家に帰りたいと思う人もいます。本州の気候と同じ基準で不動産を購入すると、痛い目を見てしまうのでご注意ください。
3-2.除雪の条件が悪い不動産を買ってしまった
国道など大通りに面している場所であれば、通行量が多いため除雪してもらえる確率は高いです。しかし、裏路地など交通量が少ない道路の場合は、なかなか除雪してもらえない場合もあります。
そのような立地環境の物件に住むと、ガレージから車を出庫できなかったり、外に出られなくなったりして、生活に支障をきたします。結果、入居期間が短くなって家賃収入が生まれにくい環境をつくり出すのです。
3-3.郊外なのに駐車スペースがない不動産を買ってしまった
「公共交通機関が発達していない地域の物件」であるにもかかわらず、駐車スペースがないのも致命的です。郊外だと、車を持っていないと生活を送れない場所もあります。
札幌市は人口が多いものの、自家用車を持っている人が多いです。とくに雪が降っている季節は、車がないと移動が厳しい場合もあるのでご注意ください。
4.札幌の不動産投資物件を買って収益化するにはどうしたらいい?
札幌の不動産を買いたいものの、収益化するためにどんな物件を買えばいいか、分からない人もいるでしょう。ここでは、家賃収入が発生しやすい、物件の特徴を紹介します。
4-1.地下鉄の駅から徒歩圏内の物件を買う
駅から近い物件を購入する時は、JRではなく地下鉄の駅に近い物件を、購入しましょう。JRだと線路に雪が積もって、電車が遅れたり運休することがありますが、地下鉄の線路には雪が積もらないため、大雪の影響で遅れることはありません。
なお、地下鉄の駅から徒歩圏内の物件を買う場合は、駅から徒歩5分以内の物件を探しましょう。徒歩〇分と書いてあっても、路面に雪が積もっていると歩くスピードが落ちるからです。たとえば、こんな事例です。
例.円山公園駅まで徒歩10分と記載してある物件
- 路上に雪が積もっていない時・・・駅まで徒歩10分
- 路上に雪が積もっている時・・・駅まで徒歩15分
雪が積もると、上記のような状況が起こります。よって、駅までの距離が近い物件を選んだ方がいいのです。
4-2.管理人が雪かきをしてくれる物件を選ぶ
管理人が雪かきをしてくれる、物件を購入するのも方法です。住民が雪かきをする場合、雪かきの時間を確保したり、重労働だったりするため大変です。
しかし、管理人が雪かきをする物件であれば、住民が雪かきをする必要はありません。つまり、住民が雪かきの時間をとられないということです。
管理人がほぼ毎日、雪かきをしてくれる物件もあるため、探してみてはいかがでしょう。
注意
物件によっては、高額な管理費用を請求される場合もあるため気を付けよう!
4-3.購入後に大規模な修繕がないか確認する
物件によっては、大規模な修繕が発生する場合もあります。札幌市内には、札幌オリンピックが開催された1972年前後に建ったマンションで、大規模な修繕が必要な物件も建っています。
大規模な修繕が行われる物件だと、購入から間もないのに数百万円~1,000万円程度の費用が発生することも…。
そのため、大規模な修繕の予定がないか、確認してから購入することをおすすめします。
注意
改修ができずに購入後数年で、取り壊される物件もあるため要注意!
5.札幌の物件を購入できる不動産投資会社は?
札幌の物件を購入したくても、どこで購入すべきか、気になる人もいるでしょう。ここでは、札幌の物件を購入できる不動産会社を3社紹介します。
5-1.株式会社イースト
株式会社イーストは、札幌市や小樽市などのマンション、戸建て住宅などを販売している不動産会社です。投資物件の中には、利回り率が12%を超えるものもあります。
なお、販売しているマンションの間取りは、2LDKや3LDKなどファミリー層向けの物件も、そろっています。公式サイトの閲覧者も240万人を超えています。
5-2.日本地建株式会社
日本地建株式会社は、1980年9月に創業した会社です。物件の販売だけではなく、不動産投資を考えている人に対して、サポートを行っています。
たとえば、独自のマーケティングで得たデータを基に、投資に向いている物件を提案したり、自社の管理システムで入居離れが起こりにくい環境をつくったりしています。そのため、投資家視線に立って行動をとってくれる不動産会社だといえるでしょう。
5-3.アパマンプラザ
アパマンプラザは、1983年10月に設立された不動産会社です。投資用物件の販売や、賃貸仲介などを行っています。しかも自社では、不動産投資に関するセミナーを実施しているため、不動産投資について学びたい人にピッタリです。
公式サイトには、マンション投資に関するコラムが掲載してあるため、こちらのコラムを読めばより深く学べます。
なお場所も、地下鉄南北線「中島公園駅(さっぽろ駅から3駅目)」2番出口横にあるので、自家用車を持っていない人も行きやすい場所といえます。
6.札幌の不動産投資運用している投資家のブログを見て学ぼう!
札幌の不動産を購入してから、投資を成功させるには、ブログから学ぶことも大事です。
札幌の不動産を買って、収益を得ている人のブログもあります。最後の章では、札幌の不動産で投資生活を送っている人を紹介します。
6-1.札幌在住大家、怠け者でストレスの少ない生活を送っています
「札幌在住大家、怠け者でストレスの少ない生活を送っています」は、不動産投資に取り組み、34年間送っていた会社員生活を卒業した人のブログです。競馬やグルメなど、別のジャンルも載っていますが、不動産に関する内容も載っています。
入居者が退去する時の原状回復のことや、物件の売却に関すること、保有している物件で起こった事故など、あらゆる内容が投稿してあります。
6-2.食いしん坊大家の北海道 札幌を中心とした不動産投資!!
「食いしん坊大家の北海道 札幌を中心とした不動産投資!!」は、2014年2月から、不動産投資に取り組んでいる人が運営しているブログです。こちらもグルメなどの投稿が載っているものの、不動産投資に関する投稿も載っています。
不動産投資の流れが分かる投稿内容もあるため、不動産投資未経験者におすすめです。短い文章の投稿も多く、短時間で読みたい人にもいいでしょう。
6-3.札幌大家の賃貸ブログ もう楽しむしかないw
「札幌大家の賃貸ブログ もう楽しむしかないw」は、不動産投資に関する考え方などが、載っているブログです。物件の売却や購入のタイミングなど、実践できそうな内容も載っています。
投資について深く考えたい人に、読んでいただきたいブログです。
7.札幌の不動産投資事情まとめ
札幌は大都市であるものの、冬に大雪が降る街ですので、住人が少しでも生活をしやすいと感じる場所の物件を買うことが大事です。
東京や大阪、福岡と同じような感覚で不動産を買うと、大損失を被ってしまう恐れがあります。
そのため、札幌の不動産を購入する時は、不動産事情に詳しい不動産会社に話を聞いてから購入することをおすすめします。