毎日の通勤地獄や人間関係に悩むことなく、好きなだけ寝て好きな時に起き、一日中好きなことをして暮らしながらも、お金はしっかりと毎月入ってくる。
そんな働かずに稼ぐ、いわゆる「不労所得」で生活することは多くの人にとっての憧れです。
ただほとんどの方は、「働かずに稼ぐなんてムリムリ」と最初から諦めているのではないでしょうか。
しかし、実は働かずに稼ぐ「仕組み」を知り、その仕組みを「構築」し、そしてそれを「回し」続ければ、働かずに稼ぐことは十分に可能なのです。
今回は働かずに稼ぐ方法について、具体的な仕組み作りや注意点などを交えながら、くわしくお伝えしてまいります。
目次
1.そもそも働かずに稼ぐことは可能か
1-1.状況が許せば、働かずに「暮らす」ことは割とラク
働かずに稼ぐのではなく、働かずに「暮らす」だけなら、状況さえ許せば割と簡単に実現できます。
というか、学生の方の多くはご両親に養ってもらっているはずです。
つまり、未成年の間はほとんどの方が働かずに暮らしていたわけです。
後は大人になってもそれを続けていけばいいわけで、
- 親
- お金持ちの恋人
などに養ってもらえれば生活していくことができます。
また養ってくれる人がいなくても、日本には 「生活保護」という素晴らしい仕組みが用意されているので、一定の条件はありますが、申請して認められれば、働かなくても「文化的で最低限度の生活」をすることは可能です。
1-2.働かずに稼ぐためには「仕組みを作る」ことが必要
一方、そのように養ってくれる人がいない場合、働かなくても「稼ぐ」がなくてはなりませんが、そのためには稼ぐための「仕組みを作る」ことが必要となってきます。
例えば投資をするにも元となる資金が必要ですし、ネットで稼ぐにもそれなりのスキルが必要です。
また「レンタルなんもしない人」という、何にもしないで稼いでいる人も存在しますが、その場合であってもアイデアを練り、お金が入ってくる仕組みを作る必要があることには変わりがありません。
そこでまずは 働かずに稼ぐための3ステップをご説明いたします。
2.働かずに稼ぐための3ステップ
2-1.現在の仕事で元となる資金を稼ぐorスキルを手に入れる
投資をするにしても、ネットで稼ぐにしても、それなりの準備が必要です。
投資であればまずは懸命に働いたり、親兄弟、知人でも良いので資金を借りたりして、 元手となる資金を用意します。
またネットで稼ぐ場合は、YouTubeであれば動画編集のスキル、ブログであればマーケティングやSEO、ライティングの スキルを身につける必要があります。
ただこれらのスキルは動画編集やライターの仕事をすれば身につく上にお金も稼げるため、一石二鳥でおすすめです。
※元手となる資金を貯める節約術については、「100万貯まる節約術を紹介!誰でも出来る再現性高い11個を厳選!」をご覧ください。
2-2.働かずに稼ぐための「仕組み」を作る
資金やスキルが準備できたら、 次は働かずに稼ぐための「仕組み」を作ります。
具体的な方法は後でご説明いたしますが、資金を分散させてポートフォリオを作ったり、YouTubeやブログのサイトを作り、自分の代わりに働いてくれるシステムを構築するのです。
2-3.後はひたすら「仕組み」を回す
働かずに稼ぐ仕組みができれば、 後はそれを回していくだけです。
もちろん経済や社会情勢は刻々と変化しますから、完全にメンテナンスフリーとはいきませんが、資金に余裕があれば運用を委託したり、サイト運営を業者に任せるなどして、ほとんど任せっきりで稼いでいくことも不可能ではありません。
3.働かずに稼ぐ具体的な種類・方法
3-1.【投資】で働かずに稼ぐ
働かずに稼ぐといった場合に、まず始めに頭に浮かぶのは「利息で生活する」といったイメージではないでしょうか。
ただ超低金利政策が続く現代では、預貯金の利息で生活するには莫大な資金が必要です。
ここではもう少し現実的に、お金に働いてもらって稼ぐ「投資」についてご紹介したいと思います。
※投資については「1000万円で資産運用すべき3つの理由とは?11種類の投資方法も紹介」もご覧ください。
3-1-1.株式投資
投資の中で最も身近なのが「株式投資」です。
ニュースなどで取り上げられる機会も多いですし、新聞や雑誌、また書籍などでも情報が豊富です。
資金が豊富な場合、「安定株」と言われる変動の少ない銘柄に投資すれば、一気に大きく稼ぐことはできませんが、 細く長く働かずに稼ぐことを狙えます。
3-1-2.不動産投資
不動産投資には2つの方法があります。
一つは不動産を安く買って高く売り、その 差額でもうけを生み出すというもの(キャピタルゲイン)。
もう一つはアパートやマンションを購入し、それを賃貸に出して 家賃収入を得るものです(インカムゲイン)。
不動産売買は本格的に始めるには宅地建物取引士(宅建)の資格が必要となりますし、多額の資金が必要となるため一般的ではありません。
通常はマンション経営などで家賃収入を得る インカムゲインを目指すことになります。
※不動産投資については、
「【初心者】不動産投資の始め方を解説!ブログや本など失敗リスクを下げる勉強方法も紹介!」
「不動産投資は少額でも可能!オススメ方法や最低額・リスク回避など解説【海外投資も】」
もご覧ください。
3-1-3.FX・仮想通貨投資
FXや仮想通貨は成功すれば利益も大きく、 投資としては効率の良い方法です。
ただ、今回の趣旨である「働かずに」という点ではちょっと外れてしまいます。
というのも、FXのトレーダーは休む暇がない方が多いのです。
為替市場はほぼ24時間休みなく動いています。
東京市場の後はロンドン市場。それが閉まるとニューヨーク市場が開くといったように常に市場が動き続けるため、例え自分が取り引きをしていなくても情報はチェックしなければならず、市場の閉まっている週末以外、相場のことを忘れて頭を空っぽにするわけにはいかないのです。
3-1-4.ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとはクラウドファンディングの一種で、「投資をしたい人」と「お金を借りたい人」をネットで結びつけ、マッチングさせる 新しい金融サービスです。
例えば投資家がソーシャルレンディング運営会社を通して借り手に年利15%で資金を融資し、運営会社が手数料として5%を差し引いた後の10%分の利息を受取るといった感じになります。
3-2.【ネット】で働かずに稼ぐ
ネットを利用して稼ぐ方法は、 投資に比べ少額の資金で始めることができるというメリットがあります。
ここでは代表的なブログ・サイト運営と、ユーチューバーをご紹介いたします。
3-2-1.ブログ・WEBサイト運営
ブログやサイト運営は、読者の興味をひく記事を掲載して集客し、バナー広告を貼ったり、アフィリエイト広告を貼ったりして収入を得るといったビジネスモデルです。
サイトを立ち上げ記事を充実させ集客するまでは大変ですが、一度大量のアクセスを集める サイトを作ってしまえばある程度継続的に集客=収入が続くため、働かずに稼ぐ仕組みとしては理想的なものの一つです。
3-2-2.ユーチューバー
ユーチューバーも基本的にはブログ・サイト運営と、同じ収益構造です。
一度再生数の多い動画を作ってしまえば放っておいても収入が続くのも似ていますが、スタート時は動画の撮影・編集をコンスタントに行わなければならず、ブログ・サイト運営に比べると難易度が高いといえるかもしれません。
3-3.【身体を張って】働かずに稼ぐ
3-3-1.治験
治験とは新しい薬や治療法を自らの身体で試し、代わりに報酬を受取るというものです。
副作用の危険性はありますが、 病院で過ごしているだけで20万円程度の報酬を受け取れるケースもあり、比較的割の良い方法といえるでしょう。
ただ長期間継続的に行うことは難しいため、ずっと働かずに稼ぐことを考えているのであれば、 治験で得た資金を投資に回すなどの工夫が必要です。
3-3-2.Timee
Timee(タイミー)は隙間時間に働きたい人と、緊急で人手が必要となった店舗・企業をつなぐサービスです。
飲食店の欠員補充待機スタッフなどに登録しておけば、欠員が出た時だけ働けばよく、欠員がでなければ 働かずに待機料という報酬を得ることが可能です。
ただし欠員が出た時は必ず働かねばならず、今回の趣旨である「働かずに稼ぐ」という目的にはあまりあてはまらないかもしれません。
4.働かずに稼ぐ方法の注意点
4-1.犯罪に手を染めない
オレオレ詐欺の受け子や出し子、危険なものの運び屋、クレジットカードの名義貸しなど、高額な収入を得られる仕事はたくさんあります。
ただし、犯罪に関わって逮捕されては、それ以降「働かずに稼ぐ」ことができなくなります。
十分に注意するようにしてください。
4-2.怪しいセミナーや高額商材に騙されない
「働かずに稼げます」「ラクをして簡単に稼げます」とうたう怪しいセミナーや高額な 情報商材には騙されないよう注意してください。
働かずに稼ぐことは可能ですが、決して楽をして簡単にできるものはありません。
甘い言葉には気を付けることが重要です。
4-3.税金に気をつける
せっかく働かずに稼ぐ仕組みを作り、どんどんお金が入ってくるようになっても、税金の対策をきちんとしておかないと、忘れた頃に税務署に入られ、多額の追徴税を徴収されてそれまでのもうけが吹っ飛んでしまう場合さえあります。
ある程度まとまった収益が入るようになったら、 税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
※税金に関しては、「不動産投資にかかる税金の種類は?計算方法や節税対策も解説【オススメ本も紹介】」も要チェック!
5.「働かずに稼ぐ」のまとめ
「働かずに稼ぐ」「悠々自適の老後を過ごす」というのは多くの人の夢であり憧れです。
しかしそのためには地道に資金やスキルを蓄えたり、長い期間中に起こる様々な変動にも耐えうるしっかりとした「稼ぐ仕組み」を作っておく必要があります。
そこに至るまでは大変ですが、 一度仕組みを固めてしまえば後は「働かずに稼ぐ」ことができるのです。
夢をかなえるため、頑張ってみてはいかがでしょうか。